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愛犬が亡くなったらまずすること
愛犬が亡くなったら、とにかく悲しみに暮れ、頭が真っ白になってしまうかもしれません。
でも、最後に見送ってあげるのが飼い主の役目です。
犬の体は約2時間ほどで、死後硬直が始まります。
そうなる前に、手足を優しく折り曲げてあげ、目を優しく閉じさせ、プラスチックやダンボールなどの中にタオルを敷き、寝かせてあげましょう。
遺体の腐敗を防ぐために、保冷剤、ドライアイスなどが必要になります。
そして、亡くなった愛犬の亡骸をどうするかを決めます。
- 自分が所有する家の庭に埋葬…穴を深く掘って、そこに埋葬することになりますが、衛生上の問題で、住んでいる地域によっては禁止されていることもあるので、確認が必要です。
- 火葬…一般的に火葬をすることがほとんどです。
方法も様々あるので、次に詳しくご紹介していきます。
愛犬が亡くなったら忘れずにすること
犬を飼ったときに、お住いの市区町村に登録をしましたよね?
今度は同じように、死亡届を出さなければなりません。
大体は30日以内ということが多いですが、自治体によって違いますので、確認が必要です。
犬の火葬とは
犬の火葬は人と同じで、亡骸を焼いて骨にすることをいいます。
方法は、
民間のペット霊園で立会い個別火葬
直接飼い主さんが愛犬の棺を持って出向くか、ペット霊園のスタッフが送迎してくれる場合もあります。
立会いのもと個別で火葬してもらえ、愛犬の遺骨は持ち帰るかそのままペット霊園に納骨するか選べます。
セレモニー会社に任せる一任個別火葬
民間のペット霊園での火葬になりますが、こちらはスタッフに一任して火葬をやってもらう方法になります。
ただこの場合、立会いはできません。
火葬後、遺骨を納骨するか、自宅に届けてもらうか選べます。
合同火葬
愛犬の亡骸を持ち込み、スタッフに預ける時点でお別れになります。
何体かの遺体を一緒に火葬になり、遺骨は受け取ることができません。
訪問ペット火葬
火葬の設備がある専用の移動火葬車が自宅、もしくは指定場所まできてくれ、そこで火葬してもらえます。
匂いや煙は一切漏れない作りになっているので、ご近所へ迷惑がかかる心配もありません。
遺骨もきちんと受け取ることができます。
自治体
自治体によっては、愛犬の遺体を引き取ってもらえるところがありますが、民間のペット霊園などと違い、有料ごみという扱いです。
また、専用の火葬ではなく、焼却炉での処理になります。
犬の火葬までの時間
愛犬が亡くなったことにショックで、どのタイミングで火葬を依頼すればいいか悩むところです。
季節にもよりますが、遺体の腐敗を防ぐためにも、通常は亡くなった翌日には火葬することが一般的です。
霊園によっては、遺体の安置を行ってくれるところもあるので、必要であれば確認をしてみてください。
犬の火葬にかかる時間について
犬の火葬にかかる時間は、その犬のサイズによって違います。
およその目安が、
- 小型犬(3kgくらいまで)…50分前後
- 中型犬(7〜10kgくらいまで)…1時間〜1時間15分
- 大型犬(15〜25kgくらいまで)…1時間半〜
- 超大型犬(25kg以上)…2時間〜3時間前後
になります。
夏の暑い時期は、火葬炉の冷却に時間がかかるため、上記の時間以上に時間がかかることも考えられます。
犬の火葬が終わるのまでどこで待てる?
犬の火葬には時間がかかります。
立会い個別火葬を選んだ場合のみ、火葬をしている施設内で待つことができ、お骨を拾うことまでできます。
一任個別火葬を選んだ場合、施設内で待つことはできず、お見送りまでになります。
以降に行う、火葬、お骨拾い、納骨などに関しては一任してスタッフに任せるようになります。
ちなみに合同火葬の場合は、スタッフに預けてお見送りするまでとなり、それ以降は関わることができません。
そして、愛犬の遺骨も受け取ることはできませんので、愛犬が亡くなり、火葬を依頼する際には、飼い主さんの都合や遺骨をどうしたいのかなど、後々後悔しないように選択することが重要になります。
訪問ペット火葬のメリットとデメリット
犬の火葬の方法で訪問ペット火葬についてご紹介しました。
移動火葬車が来てくれるのは、火葬場まで行けない事情があるけど、ちゃんと自分が立会い、最期を見届けたいという人には利用したいサービスではないでしょうか。
それでは具体的に訪問ペット火葬のメリットとデメリットを見ていきましょう。
訪問ペット火葬のメリット
- 火葬場まで遠く行くことができない
- 火葬場に行く時間がない
- 最期まで見届けたい
- 愛犬が慣れ親しんだ場所でお別れができる
- 家族以外、友人や親戚も参列可能
訪問ペット火葬のデメリット
- 大型犬の場合、対応外の場合がある
- 住まいによっては、近所の手前難しく場所を選ぶ
- 天候により火葬ができないことがある
- 火葬の加減ミスでお骨が真っ黒になるトラブルが稀にある
それぞれどの火葬方法を選んでも、メリット・デメリットはあるでしょう。
どれが自分に合っているか、よく考えて選んでください。
火葬の際棺に入れて良いもの・悪いもの
どういう火葬を選ぶかは、飼い主さんの思い1つですね。
立会いをするかしないかが、ポイントになります。
そして、火葬前に愛犬に最後のお別れをしましょう。
虹の橋を渡る前、綺麗に棺を飾り立ててあげたいですよね。
棺に入れて良いもの、悪いものには何があるでしょうか。
棺に入れて良いもの
- 写真
- 手紙やメッセージカード
- 少量であれば、好きだったご飯やオヤツ
- 淡い色の花
棺に入れて悪いもの
- おもちゃ(燃やした時、黒煙や臭いが出る原因になるため)
- 使っていたご飯のお皿など(おもちゃと同じ理由)
- 洋服やリード、お気に入りのクッション(金具は燃やすのにNG、繊維質は遺骨を取り上げるときに悪影響があります)
- 濃い色の花(遺骨に色が移ることがあります)
犬の火葬の料金
犬の火葬には種類があることをご紹介いたしました。
そして、それぞれの火葬方法によって、料金も変わって来ます。
また、愛犬の大きさによっても料金が違います。
ご利用になるペット霊園の会社によっても料金は変わって来ますが、だいたいの金額をご紹介いたします。
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