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シーズーは骨格の良いがっちり体型をしているため、太りやすい体質の持ち主です。
そのため、肥満を防止するためにも毎日散歩をして運動をさせてあげる必要があります。
また、シーズーは性格的にも散歩を必要とします。
友好的な愛玩犬としての性格を持っていることも確かですが、それは社会性を身に付けてこその性格です。
保守的でプライド高い性格から家族以外の人や犬とのコミュニケーションが足りないまま育つと、排他的な性格に、時に飼い主家族以外の人に吠えてかかったり番犬のような振る舞いをするようになるでしょう。
愛玩犬らしい人懐こく可愛い性格のシーズーに育てるためには散歩に連れて行き、たくさんの人や犬と接する機会を作ってあげましょう。
シーズーの散歩の仕方
シーズーに必要な散歩の時間や回数
シーズーは体重が4kg~7kgと個体差が大きい特徴があります。
そのため、個体の持つ体力に合わせて時間を調整してあげることが必要です。
散歩から帰った後にも元気が有り余っているようであれば、散歩の時間を増やしてあげてください。
一般的なシーズーの散歩の目安は、1日2回、それぞれ30分程度です。
距離よりも時間を優先して、他の人や犬と触れ合えるようなコースを選んであげることをおすすめします。
散歩でコミュニケーション能力を学び社会性が身に着く機会となるでしょう。
また、犬は散歩中に外の匂いを嗅いで様々な情報を得ます。
シーズーが心身ともにリフレッシュできる時間にもなりますので、シーズーに合わせてあげることも必要です。
散歩の時間は決めないこと
シーズーの毎日の「日課」ともなる散歩ではありますが、散歩をする時間帯は決めない方が良いでしょう。
また、散歩コースも決めない方が良いでしょう。
毎日同じ時間帯、同じコースばかり歩いていると、どうしても同じ光景、同じ人や犬と出会うだけとなってしまい犬も飽きてしまうことがあります。
また、散歩の時間になると散歩を催促してくるようにもなるでしょう。
気温や天気などで決まった時間に行けない場合もあるため、普段から散歩の時間を決めないようにしておくと良いでしょう。
散歩前にトイレを済ませる
散歩中にシーズーに排泄させている飼い主さんは少なくないかもしれません。
しかし、道路や電柱、壁などの外の世界は犬のトイレではありません。
犬の排泄を不快に思う人もいます。
そのため、基本的には室内でのトイレをしつけておくこと、また散歩前には排泄を済ませてから連れ出すようにしましょう。
それでも動物の生理現象を完全にコントロールすることは難しいでしょう。
万が一外で排泄してしまった時のために、トイレグッズは必ず持ち歩くようにしましょう。
リーダーウォークのすすめ
リーダーウォークとは、犬が飼い主の横に寄り添って歩き、飼い主が先導して散歩させることです。
リーダーウォークというと中型犬以上の犬に必要があると思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、小型犬であるシーズーにとってもとても有益なものです。
車や自転車へ飛び出してしまうようなことがないようシーズーの危険管理もしやすく、上下関係を明確にすることもでき、しつけで役立ってきます。
リーダーウォークを習得させず飼い主さんをグイグイ引っ張りながら歩く犬も少なくはないようですが、短頭犬種であるシーズーは気管が弱い特徴を持っており、リードを引っ張ることによって呼吸器に負担をかけてしまいます。
そういった理由からも、シーズーにはリーダーウォークを習得させておくことをおすすめします。
リーダーウォークの練習方法
正しいリーダーウォークでは、基本的にシーズーは人間の左側に付け、同じ歩調で歩きます。
犬とのコミュニケーションが取りやすい位置です。
- ステップ1:まずは「ツケ」の練習。
おやつを左手に持ち左側へ誘導しながら「ツケ」と指示を出す。
この時、犬と飼い主が同じ方向を向いた状態にするためには、おやつを持った手を反時計回りに回して正面を向かせるように。
正しい向きで左側に付くことができたら、ご褒美を与えて褒めてあげる。 - ステップ2:「ツケ」が出来るようになれば「リーダーウォーク」の練習にうつる。
室内で首輪とリードをつけて「ツケ」をさせる。 - ステップ3:リードは腕を降ろした状態で少し余裕がある程度の長さで持ち、一緒に歩かせる。
- ステップ4:犬がリードを引いた瞬間に方向転換をして歩く。
これで犬はびっくりしたり不快に感じていきます。
方向転換して犬が左側に付いてくればご褒美をあげる。こうすることで「引っ張る=不快=左側に付く=ご褒美」と覚えていくようにします。 - ステップ5:新しい場所や実際の散歩でツケの状態でついて来られるようにする。
歩く速度やジグザグに歩いたり、実際の散歩で練習する。 - ステップ6:リーダーウォークができるようになれば、ご褒美を与える回数を減らしていき、最終的にご褒美なしでもできるようにする。
シーズーの散歩の注意点
注意点① 首輪かハーネスどちらにするかは個体に合わせて
前述でも紹介しましたが、シーズーは呼吸器が比較的弱い体の作りをしています。
そのためリードをぐいぐい引っ張ってしまうような子には首輪よりもハーネスがおすすめです。
ハーネスは首輪と違い、犬の上半身を広範囲でホールドしてつなぐことができるため、呼吸器への負担が首輪よりも軽減することができます。
ただし、リーダーウォークを習得させることができれば首輪でも問題はありません。
むしろリーダーウォークでは首輪の方が飼い主の意思がリードを通して伝わりやすいことから適しています。
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