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◆フレンチブルドッグのシニア期に注意したいこと
フレンチブルドッグが7歳くらいになったら、日々の活動レベル、食欲、ウンチの状態を今まで以上にチェックしましょう。
同じフレンチブルドッグでも個体差があります。
体力があり活発で、食欲もあるフレンチブルドッグにシニア用のドライフードは栄養が足りなくなる場合があります。
ご自身のフレンチブルドッグに成犬用・シニア用、どちらのドッグフードが適切か判断に悩む場合、かかりつけの獣医さんに相談してみるのが1番です。
シニア期からは私たち飼い主が、フレンチブルドッグがいかに健康でいられるか腕の見せ所になります。
些細な体重変化も見逃さないようにしたいですね。
フレンチブルドックの成長には個体差があります
フレンチブルドックは1年ほどで成犬になりますが、中には1歳数ヶ月まで成長を続ける犬もいます。
成長には個体差があるので、太り過ぎ等の問題がなければ大丈夫です。
肥満に注意しながら適量の食事と適度な運動をさせることで適正体重をキープしてあげましょう。
歳をとったフレンチブルドックの体重
フレンチブルドックの高齢犬は太る?
歳をとったフレンチブルドックでも、食欲はあるのに運動量が減れば太っていきます。
若い頃と同じように食事を与えていても、年齢を重ねることによる生活スタイルの変化により太ってしまうこともあるのです。
高齢になると肥満による病気のリスクは若いフレンチブルドックよりも高まります。
長生きしてもらうためにも、生活や体の状態に応じて食事内容を考えてあげることが大切です。
フレンチブルドッグの肥満による病気
肥満が病気の原因になるのは人間だけではありません。
フレンチブルドッグにも肥満による健康被害は起こります。
とても怖い病気2つをご紹介します。
◆鼻腔狭窄
フレンチブルドッグのような鼻ぺちゃ犬(短頭種)に多い病気になります。
呼吸をするときに、空気の通り道である鼻腔が狭くなってしまう病気です。
上手に呼吸ができないことで、器官や肺に負担がかかり、常に酸素不足ということになりかねません。
またこの症状が発展することで、違う病気を併発することもあります。
肥満だと必ずなる病気ではありませんが、要因の1つといわれているのと、万が一既にこの病気を患っている場合、肥満は病気の悪化につながります。
◆椎間板ヘルニア
フレンチブルドッグは、見た目では足腰が強そうに見えますが、実は軟骨の変性を起こしやすいのです。
(軟骨異栄養症…椎間板ヘルニアを起こしやすい要素を生まれつき持ち、脊椎神経に異常が起こりやすい犬種)
そのため、適切な体重のフレンチブルドッグでもなり得る病気ですが、そこに肥満が加わると高リスクになります。
フレンチブルドックの体重管理のための食事
高齢のフレンチブルドックはシニア用の食事に変える等、年齢に合った管理が必要です。
若い頃のようには動かなくなったのに食事内容が変わらなければ肥満になり、足腰に負担がかかる上に太り過ぎが原因となる病気にもかかりやすくなります。
一言で体重管理の食事といっても、フレンチブルドッグは食べるのが大好きです。
ただただ食事の量を減らしてしまうのは、飼い主としても心苦しいでしょう。
普段ドライのドッグフードをメインであげているのなら、そこにチキンの茹で汁を混ぜてカサ増ししてあげるのも方法です。
あげるおやつもカロリーにこだわり、クッキー類よりジャーキーなど低カロリーで時間をかけて食べられる物に替えていったり、少量のおやつを複数回に分けてあげたりと、少しでもフレンチブルドッグに満足させてあげながら、太らせない努力をしましょう。
うちのフレンチブルドッグは肥満!?チェック項目4つ
フレンチブルドッグの適正体重は8〜13kg以下とされていますが、当然個体差があるので、全てのフレンチブルドッグに当てはまるとは言い切れません。
フレンチブルドッグ自身、骨格がしっかりしていたり、体格が他の個体より大きかったりする場合、体重もそれなりに増えてきます。
まずはご自身のフレンチブルドッグの体重が適切かどうか判断するチェック項目が4つあります。
- フレンチブルドッグのウェストが極端ではないが、ゆるくウェストとわかるくびれがある
- 皮膚をつまんだとき、薄い脂肪を感じることができる
- 体を撫でたとき、骨格に触れることができる
- 被毛に艶がある
これらに当てはまらない場合、肥満もしくはやせすぎの可能性があります。
動物病院で詳しく調べることもできますので、心配な時には獣医さんに相談するようにしましょう。
この記事のまとめ
- 体重8〜13kg以下の中型犬。ダブルコートで短毛種
- 毛色:クリーム、フォーン、パイド、ブリンドル
- 性格は明るく表情豊かでフレンドリー。多少頑固なところがあるので、しつけトレーニングは褒めて伸ばすのがポイント
- フレンチブルドッグの哺乳・離乳期:生後2ヶ月まで。体重:数百gほどで生まれる
- フレンチブルドッグの子犬期:生後2〜12ヶ月まで。体重:3ヶ月で3kg、8ヶ月でおよそ成犬のサイズになる
- フレンチブルドッグの成犬期:生後8〜12ヶ月から始まる。体重:8〜13kgになるが個体差あり
- フレンチブルドッグのシニア期:7歳頃から 体重:増減がないことが理想
- フレンチブルドッグの肥満による病気:鼻腔狭窄、椎間板ヘルニア
- フレンチブルドッグの体重管理のための食事工夫:カサ増し、低カロリーの食品を小分けにあげる、食べるのに時間がかかるものをあげる
フレンチブルドッグの成長過程は?気になる体重推移について さいごに
フレンチブルドッグは個体差がある犬種になるので、一概に体重だけでご自身のフレンチブルドッグが標準かどうか、順調に成長しているか不安になるかもしれません。
正しい量の食事をあげられているかどうか不安な時は、ぜひ獣医さんにご相談してみてください。
なんでもおいしそうに食べてくれるフレンチブルドッグには大変癒されますが、肥満になってからのダイエットは、大変かわいそうな思いをさせることになるので、十分注意しましょう。
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