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むしろ、一度カットしてしまうと、以前の長さまで伸びないこともあるので、注意してください。
むやみやたらにカットすると、せっかくのパピヨンの美しいシルエットが、台無しになってしまうことも。
ただし、肛門まわりや肉球に被さった毛はカットする必要があります。
肛門まわりの毛は短くしておいたほうが、汚れが付きにくく清潔に保てるでしょう。
また、肉球のまわりの毛も短くしておけば、滑ってケガをする心配もありません。
耳の飾り毛のブラッシング
意外に思うかもしれませんが、パピヨンの被毛は絡まりづらいため、ほかの長毛種の犬のように、こまめにブラッシングをする必要はありません。
週2回ぐらいブラッシングをすれば、被毛についた汚れも落とせますので、清潔に保てるでしょう。
しかし、耳の飾り毛の部分は毛玉ができやすいので、毎日のブラッシングが必要です。
毛玉は一度できてしまうとほどくのが大変ですので、怠らずにしっかりとやるようにしましょう。
もし、絡まってしまったときは、被毛の根本を引っ張らないように気をつけて、やさしくブラッシングをしてほどくようにしましょう。
パピヨンにドッグサロンはいらない!?
パピヨンは全身をカットするトリミングは必要ありません。
ただ、全身のカットは必要ありませんが、飾り毛を整えるようなトリミングはしてあげてOKです。
それは自宅でしてあげることも可能ですが、プロのトリマーさんにやってもらうことで、毛並みを整え、セルフカットよりもキレイなスタイルにしてもらえます。
また、ドッグサロンはトリミングするだけの場所ではありません。
最近では犬専用のパックや入浴、サロンによっては、マッサージなどのオプションがあるところもあります。
普段とは違うお手入れをすることで、パピヨンの被毛に艶が出ますので、トリミング以外でもご利用してみることをおすすめします。
パピヨンの季節限定のお手入れについて
普段のお手入れ方法についてご紹介してきましたが、それと並行し、季節ごとに意識して欲しいこともあります。
ぜひご自身のパピヨンに合わせ、必要に応じてお手入れをしてみてください。
花粉が舞う春には花粉対策を
春になると暖かくて気持ちいい反面、花粉が飛び不快な日々が続きます。
飼い主さん自身の花粉対策も必要ですが、最近では犬でも花粉症になるケースがあります。
飼い主さん自身のためにも、パピヨンのためにも花粉を自宅に持ち込まないということが大切になります。
そのために、
- 散歩時は洋服を着せる
- 外から帰ったら体を拭く
などをするだけでも、花粉対策になります。
乾燥する冬はパピヨンも保湿が必要
冬は大変乾燥する季節ですよね。
室内で暖房をつけていると、さらに乾燥は進みます。
私たちが乾燥を気にして保湿をするように、パピヨンにも保湿が必要になります。
方法としてまず、ブラッシングのときの静電気防止にスプレーをしてみましょう。
ブラッシング用のスプレーを使うことで、カッサカサに乾燥したパピヨンの被毛が、ベタベタすることなく潤います。
もう1つ気にしてもらいたいのが、肉球です。
寒い外を散歩していると、冷たい地面を歩いている肉球は硬くなっていることが多く、ひどいとひび割れを起こすこともあります。
肉球のケアでおすすめなのは、肉球クリームを塗りながら、優しくマッサージすることになります。
特に寒い冬は、パピヨンの体は血行が悪くなりがちなので、肉球マッサージと共に、全身マッサージしてあげるのもいいでしょう。
この記事のまとめ
- 体重3.2〜4.5kgの小型犬。長毛種のシングルコート(スウェーデン系はダブルコート)
- 毛色:ブラック&ブラウンのトライカラー、ホワイト&ブラウン、ホワイト&ブラック、ホワイト&レッド&ホワイトのパーティーカラー
- 性格:賢く物覚えが早い、好奇心旺盛、自己主張がはっきりしている、プライドが高い、警戒心が強く繊細、甘えん坊
- パピヨンのお手入れ:お手入れを怠ると毛玉ができてしまったり、長く美しいはずの被毛が切れ毛になってしまったりする
- 毎日のお手入れ:ブラッシング、歯磨き
- 月単位でのお手入れ:シャンプー(2週間に1回)、爪切り(基本的に月に1回)、部分的なトリミング(必要なときに)、肛門腺絞り
- パピヨンのブラッシングにはコームやピンブラシを使う
- パピヨンのシャンプーは2週間に1回くらい
- パピヨンのシャンプーデビュー:1回目のワクチン後1〜2週間後
- パピヨンの歯磨きはできれば毎日
- パピヨンの耳は毎週、中をチェック
- パピヨンの爪切り・肛門腺絞り:月に1回
手間がかからず簡単!? パピヨンのお手入れの仕方 さいごに
定期的なお手入れは、犬の健康維持には欠かせません。
パピヨンのお手入れは手間がかからないほうですので、家にいる時間が長く取れない飼い主や、初めて犬を飼う方などには負担が少なくて済むのではないでしょうか。
パピヨンの美しさと健康がいつまでも保っていられるように、お手入れは丁寧にしてあげてくださいね。
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