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基本的には噛んではいけない物は犬に届く場所に置かず、噛んでいい物を与えてあげるようにしましょう。
噛み癖のしつけは子犬のうちに
犬にとっては噛むことが自然な行為ではあっても、家族の一員として人間と共に生活をする以上は、やはり噛む行為がいけない事であるとしっかり教えていかなければなりません。
家族を噛む事はもちろんダメですが、もし他人を噛んでケガさせてしまうなどという事があっては大騒動です。
そんなことにならない為にも、子犬のうちにしっかりと教えていきましょう。
まず、子犬の噛み癖については、子犬の頃に噛まない子はまずいないと言っても過言ではないでしょう。
まだ何も分からない状態ですから加減も分かっておらず、甘噛みをしていると思ったら急にガブリと強めに噛んでくることもあります。
大変手のかかる時期ではありますが、これから噛むことがいけない事だと知る大切な時期になります。
今がしつけの絶好のチャンスだ!と捉え、噛み癖を治すしつけを始めていきましょう!
やってはいけないNG対処法
対処方法を紹介しましたが、間違った対処をすることで返って噛み癖を助長してしまうことになるでしょう。
NG対処法① 噛む原因を間違えて対処すること
噛み癖には、愛犬をよく観察し原因を考え、その原因に合ったしつけや対処法を行っていく必要があります。
その対処法を誤ることは噛み癖を助長させたり、愛犬からの信頼を損なうことに繋がってしまうでしょう。
例えば、遊びの最中に噛んだ時で紹介した対処法「痛い」などの言葉で中断する方法。
この対処法をブラッシング中に噛まれた時に取り入れてしまったら、「噛んだらやめてくれる。また噛もう」と理解させてしまうことになるでしょう。
また、ストレスからの噛み癖に叱るといった対処を取ってしまうと、可愛そうですし信頼を損なってしまうかもしれませんよね。
噛む原因を正しく見極め、適切な対処方法を瞬時に判断して行っていくことが大切なのです。
NG対処法② オーバーすぎるリアクション
子犬が噛んではいけないものを噛んでしまった時、ショックのあまり「あ~!!噛んだらダメでしょ~。○○ちゃん悪い子!!」などと、オーバーなリアクションを取ってしまう気持ちも分かりますが、実はこれNGです。
犬はいくつかの単語を覚えることはできても、言葉を理解することはできません。
飼い主さんのオーバーなテンションを見て、「かまってくれた」「飼い主も共感している」と勘違いしてしまいより興奮させてしまうことになります。
叱るときは、短く低く声で叱りましょう。
「あ!!」「痛い!!」など端的な言葉を低い声で使うようにしましょう。
無視することが効果的なこともあります。
飼い主さんは感情的にならず冷静に対処していくことが大切です。
NG対処法③ 叩く・マズルコントロールなどの体罰
噛まれたからと言って感情的に怒鳴りつけたり、叩いたりする体罰は効果がありません。
叩いたりしてしまうと、飼い主さんの手にトラウマを抱いてしまうようになり、触ろうとするだけでまた噛んでしまうようになってしまう可能性もあります。
また、犬のしつけ方法で、犬のマズルをきゅっとつかむマズルコントロールや、ひと昔前は噛まれた時に手を下げるのではなく逆に喉に突っ込む方法などが紹介されていたことがありましたが、こういった方法も手に対しての恐怖心が生まれてしまい、さらに攻撃性が増す可能性があります。
犬にとって人の手には良い印象を持ってもらわなければなりません。
噛み癖をつけないために日頃からできることは?
遊び方を工夫しよう
愛犬と遊ぶときに手を甘噛みさせて遊んでいると、犬にとって『手=噛んでもいいもの』と認識してしまうようになることがあります。
子犬のうちはそれほどの噛む力はないのでさほど痛いものではありませんが、成犬になればたとえ超小型犬のポメラニアンでも噛む力はそれなりにあります。
特に遊んでいる時は夢中になって徐々に興奮度もあがりますので、じゃれているうちについ強く噛まれて流血してしまったという事も少なくはありません。
噛まれてケガなどしないためにも、愛犬と遊ぶ時は手や足を使って遊ばず、おもちゃやロープなどの噛んでもいいものを使って遊ぶようにしましょう。
全身を触ってスキンシップを
犬にとって人の手は、おやつがもらえたり、体を優しく撫でてもらえるような良いものであるべきです。
そう印象付けてもらえるよう普段から、口の中や足先・足裏、お腹、尻尾など身体のいたるところまで触ってスキンシップをとっておくようにすると、歯磨きを行う時や薬を飲ませなければならない時、シャンプーする時などもスムーズに行えるようになるでしょう。
これを怠ってしまうと何かと問題が生じてきます。
お手入れができない、動物病院で先生に噛みつく、トリミングサロンに拒否されるなどのことも想定されることです。
日頃からの遊びやスキンシップの中で、体に触れられることを慣れさせながら同時に信頼関係を築いていきましょう。
この記事のまとめ
- ポメラニアンの「噛み癖」は少なくない
- 噛み癖の原因5つ
「遊びの延長」
「やめて!の意思表示」
「本能的な反応」
「ストレス」
「子犬期の歯の生え変わり」 - 叱る時は、正しいタイミングに端的な言葉で。
- ブラッシングなど特定の原因がある場合はその事に対処を。
- 噛んではいけない物は犬に届く場所に置かず、噛んでいい物を与える。
- 普段から手を噛ませて遊ばないこと
- 全身触れるよう日常的にスキンシップをとろう
ポメラニアンが噛む原因と噛み癖の直し方について さいごに
ポメラニアンは、元々気が強い気質を持っているため、正しくしつけていかないと噛む子に育ってしまう可能性が充分にあります。
ポメラニアンは知能も高いですので、愛情をいっぱい与えながらしつけをすることによって、きっと伝わるはずです。
根気よく教えていきましょう!
それでも、噛み癖が直らない、正しい対処方法が分からないなどと言った場合には、しつけ教室やトレーナーなどの専門家に頼る事も積極的に検討すると良いでしょう。
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