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特にポメラニアンは警戒心が強く繊細、かつ強気な一面を持った性格をしていますので、こういった理由から噛み癖がついてしまう可能性があるでしょう。
しかし、このままにしておくとコミュニケーションやお手入れがスムーズにできなくなってしまうため対処が必要となってきます。
原因③ 本能的な反応
本能的に噛んでしまうという事もあります。
寝ている時に触れられてびっくりして噛むといったケースなどです。
急に触れられた事に驚いて反射的に防衛、攻撃行動として噛んでしまうのです。
また、未去勢の男の子同士の喧嘩などは本能的な順位付けからの場合が多いです。
いずれにしても本能行動が原因の場合、根本的に治らない場合もあるため動物病院やトレーナーなど専門家などに相談してみるのも良いでしょう。
原因④ ストレス
ポメラニアンも環境の変化や些細な事でストレスを感じてしまうことがあります。
そんな時噛むことでストレスを発散しようとすることがあります。
物を噛んで破壊する噛み方もあれば、自分の手足を噛んで自傷してしまうことも。
ストレスの原因となっているものを探り、取り除いてあげるか、ストレス発散方法を試してみる必要があるでしょう。
原因⑤ 歯が生え代わりの時期でむずがゆい
犬は生後3カ月~半年頃までに歯の生え変わりがあります。
この時期は、口の中に違和感がや痒みがありますので、何かを噛むことで痒みを発散させようとするのです。
スリッパやテーブルの脚、いすなどのありとあらゆるものを手当たり次第に噛んでしまいます。
人間の赤ちゃんも歯が生える頃は過剰によだれが出たり何でも噛んだりするため、歯固め用のおもちゃを与えたりしますよね。
人間の赤ちゃんと一緒で、子犬にとっての噛む行為はそのむずがゆさの解消が目的の場合があります。
子犬といっても歯はケンケンに尖っていますので、ちょっと目を離したすきに大切な物が見るも無残な姿になってしまったという事も珍しくはありません。
噛み癖への対処法
噛み癖への対処法はいくつかありますが、大切なのは、ポメラニアンがどんな時に噛んでいるのか噛む原因を知る事です。
噛んだ原因が分かった場合は、その原因を取り除いてあげるか、原因にあった対策をしてあげましょう。
やみくもにしつけを強行するのではなく、犬の気持ちに寄り添ったしつけを行っていくことによって、飼い主に対しての信頼度も高まります。
噛む原因が特定できない場合には、原因かもしれないということをやめたり、遠ざけたりして様子をみてみましょう。
同じ状況になった時噛むこと自体が癖になってしまう場合もあるので、噛む機会を与えない工夫も必要となってくるでしょう。
対処法① 叱る場合は正しいタイミングで端的に
叱ると言っても飼い主さんが感情的になって叱るということではありません。
噛まれた時に『痛い!』『あっ!!』などと端的な言葉を使って叱ります。
それでも愛犬が落ち着かない場合には、目を合わさずその場を離れるといった方法をとります。
遊んでいる間に興奮度が上がりつい噛んでしまった場合には、伏せやお座りをさせたりするのも良いでしょう。
一旦おもちゃを回収して落ち着かせてあげましょう。
叱る際の注意点としては、感情任せに厳しく怒ったり、時間がたってもねちねちと叱る、体罰を与えるというようなことはやめましょう。
これらの叱り方は恐怖の記憶を植え付けてしまいますし、恐怖が上塗りされることによってさらに防衛反応から噛むようになってしまう恐れがあります。
対処法② 噛む原因自体に対処す
ブラッシングなど特定の原因がある場合は、その原因自体に工夫をしていかなければなりません。
例えば、ブラッシングしていたら噛むといった場合には、ブラッシングに嫌悪感を抱いているということになります。
それを必要だからと強引に続けてしまうと、余計に嫌がるようになってしまう可能性があるでしょう。
ブラッシングは楽しいと思ってもらえることが大切です。
たくさん褒めたり、おやつなどを使っても良いので、ブラッシングの時間を犬にとって楽しい時間にしてあげるよう工夫してみましょう。
他にも飼い主以外の人に触られそうになると噛むといった場合も、危険なので直接触れないようにしてもらうことを前提となりますが、おやつを与えてもらったりすることで、知らない人への恐怖心や不信感が和らいでいくでしょう。
対処法③ 噛むおもちゃを与える
ストレスなどから噛み癖がある場合には、ストレス発散になりそうな噛むおもちゃを与えてあげると良いでしょう。
また、噛んではいけない物を噛んでいる時などにも、おもちゃを差し出してあげると良いです。
犬は噛んでもいい物と噛んではいけない物なのか判断することはできません。
飼い主さんが教えてあげなければならないのです。
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