ヨークシャーテリアの子犬への餌の与え方は?子犬のときからしつけを大切に

タンパク質には「植物性」と「動物性」があります。
小麦・トウモロコシ・米などの穀物は、植物性たんぱく質が豊富でドッグフードで良く使われる材料ではありますが、アレルギーを起こしやすい材料でもあり、やはり動物性タンパク質が多いものが理想的でしょう。
お肉やお魚の割合が多いフードを選んであげることをおすすめします。

◆新鮮で良質なフード

一般的に販売されているドッグフードの中には粗悪な材料が含まれているドッグフードが存在ます。

「4Dミート」とも呼ばれていて、「Dead(死んだ動物)」「Dying(死にかけていた動物)」「Disabled(障害のある動物)」「Diseased(病気の動物)」など人間が食べることのない肉が使われている可能性があるものです。
原材料に「〇〇副産物」・「ミートミール」「○○肉パウダー・エキス」などと書かれているものは品質的に不安があるため、原材料をしっかりチェックするようにしましょう。

たんぱく質は子犬の急激な成長に役立ち、日々活発に活動するために必要とするものです。
「鶏肉」や「〇〇生肉」など、何の肉かがはっきりと分かるものを選ぶとより安心です。

また、保存料や酸化防止剤、着色料、香料などの「添加物」について、一般的に「添加物」というと「体に悪いもの」と思ってしまいますが、実は、一概には言い切れません。
添加物は消化がしずらく内臓に負担がかかることで、アレルギーを起こす原因になったり、体調不良を起こす原因にもなってしまうものです。
しかし、一方でビタミン類やミネラル類など必要な栄養素を加えたり品質を保持するために加えられている添加物もあります。

そこで大切なのは、添加物が何からできているのかということです。
できるだけ人工的に作られた添加物ではなく、自然素材の添加物が使われているものを選ぶことをおすすめします。

◆消化がよいもの

子犬はまだ消化器官が発育途中であるため、栄養の吸収能力もまだまだ未熟です。
どんなに栄養バランスが良いフードだったとしても、消化されにくいと栄養の吸収量が低くなってしまうのです。

食事中の栄養の吸収量を高めるためには、消化によいものを選んであげると良いでしょう。
消化吸収力が高いフードは便の量や嫌な臭いも減ります。
便の様子を伺いながらフードを選んであげると良いでしょう。

ヨークシャーテリア子犬の食事 与え方

1日に与える量

1日に与える食事量は、愛犬の体重とドッグフードのパッケージ表示を参考に与えるようにしましょう。
それでもパッケージに記載されている量はあくまでも参考です。
子犬の食いつきや便の様子を見ながら微調整してあげるようにすると良いでしょう。

生後5~6ヶ月頃まではとくに肥満に注意する必要はありません。
体が成犬へと成長するための大切な時期ですので、必要量をしっかりと摂取させてあげるようにしましょう。

1日の食事回数

生後5~6ヶ月くらいまでは1日に与える食事量を朝昼晩の3回に分けて与えるようにすると良いでしょう。

生後5~6ヶ月頃までの子犬はまだ消化機能も未熟で、胃も小さく1度に多くの食事を摂取することができません。
生後半年頃を目安に1日2回の食事に切り換えていくと良いでしょう。

食事中の様子や便の様子を伺いながら、昼の食事量を徐々に減らしいき、最終的には朝晩1日2回の食事にしていきましょう。

1日2回の食事に慣れるまでは、お昼におやつとしてドッグフードを数粒与えてあげながら少しずつ慣れさせていくと良いでしょう。

与え方

生後6ヵ月に満たない子犬にはドッグフードをお湯でふやかしたものを与えるようにしましょう。

フードをふやかすことで、歯が生えそろっていない子犬にとって食べやすく口内を傷つけないといったメリットや消化吸収を手助けするメリットに繋がります。

成長につれて徐々に水分量を減らし芯が残るくらいふやかしたものから、少しずつドライフードに変えていきます。
この時に、便の状態を合わせて確認して様子を見ながら焦らず切り替えていくようにしましょう。

ヨークシャーテリア子犬の食事で行うしつけ

犬のしつけは単なる芸ではありません。
興奮している愛犬を落ち着かせたり、危険から身を守る手段ともなるものです。
子犬の時からしっかりしつけを行っていくことが必要となります。

食事の時にできるしつけ

子犬の食事時はしつけに非常に有効なタイミングになります。
食事が何よりのご褒美になるためしつけがしやすいのです。
食事の時を利用して子犬の時からしっかりしつけを行っていきましょう。
毎日繰り返すことによってしっかり身に付くようになるでしょう。

①おすわり

フード皿を持ったまま子犬の前に立ちます。(子犬から届かないよう座ってもOK)
この時子犬は食事を前にそわそわしたり大騒ぎするかと思いますが、落ち着くまでとにかく待ちましょう。
子犬は常にフード皿を見上げる状態となるため、次第に落ち着いてお座りの体勢になります。
なかなかお座りの体勢にならない場合は、食事を持った手を、犬の鼻先からおでこのほうへとゆっくりと移動させてみましょう。
子犬が腰を下ろす瞬間に「おすわり」と掛け声をして、上手におすわりできたら褒めて食事を与えてあげましょう。

②まて

まずは、フード皿を持った状態のままおすわりの指示を出しおすわりさせます。
次に「待て」の指示を出します。
飼い主さんの声に反応し、顔を見る事(アイコンタクト)ができたら、食事をあげて褒めましょう。
徐々にフード皿を食事台においた状態でもできるようしていきましょう。

③よし

飼い主さんの指示で「まて」が出来るようになったら、吠えるタイミングの掛け声を「よし!」と声をかけてご飯をあげるようにしましょう。

食事の時間は飼い主さんが決める

犬は習慣を好む動物です。
そのため、決まった時間に食事を与える習慣をつけてしまうと、その時間になると食事をねだるようになってしまうでしょう。

子犬にねだられてご飯を与えるようにしてしまうと、要求吠えをするようになり、わがままな子になってしまいかねません。

食事の時間を決めるのは飼い主さんであるべきで、「どんなに遅くなっても必ずごはんを食べさせてくれる」と分かってもらえれば、飼い主さんが食事を用意するまで大人しく待てるようになるでしょう。

食事前の「待て」はさせ過ぎないこと

食事前の「待て」は、食事前の愛犬の興奮を抑えたり、外での拾い食い対策などにも有効になってくるしつけではありますが、食事前に「待て」をさせ過ぎるとフードアグレッシブの原因となってしまうことがあります。

フードアグレッシブとは、食物に関連する攻撃行動のことで、食事中の犬に近付く、食器に近づく・片付ける時などに、唸ったり噛んだりすることを指します。

「目の前に食べ物があるのに食べられない」という不安が強くなることで、フードアグレッシブが助長します。
また、待てができなかったことで飼い主さんに叱られた経験もフードアグレッシブに繋がりかねません。

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