パピヨンの激安販売店やブリーダーは避けたほうがよいの?

したがって、飼い主がミスカラーをどのように捉えるかによって購入もありなのか、もしくは避けたほうがよいのか、考え方が分かれるのではないでしょうか。

先天性の疾患があるときは慎重に考える

たとえ激安で販売されていても、よく考えてから決めたほうがよいのは、先天性の疾患がある場合です。

もし長期間の治療が必要な疾患の場合は、看病などから日々のお世話も大変に、さらに高額な医療費がかかってくるでしょう。

迎える場合は相当の覚悟と責任、そしてお金が必要となってくることを念頭に検討するようにしましょう。

悪質な販売店・ブリーダーからは購入しないこと!!

パピヨンは人気犬種のため、全国的に繁殖・販売を行っているブリーダーや販売店がありますが、安易な気持ちからお店・ブリーダーを選ばないようにしましょう。

中には、ずさんな環境、ずさんな飼育、無理な繁殖をさせている悪質な販売店・ブリーダーがあるからです。
そういった悪質販売店やブリーダーからは子犬を購入しないようにしてください。

子犬が先天性疾患を持っているなど健康面で問題があることが多いことも理由の1つではありますが、何よりも悪質ブリーダーに利益をもたらすことになるからです。

悪質ブリーダーであるかどうかを見極めるのは安易な事ではないかもしれませんが、せめて信頼できるブリーダーかどうかを慎重に見極めてから購入するようにしましょう。

悪質ブリーダーの特徴例

  • 悪環境下での飼育
    (衛生面・狭いスペース・飼育頭数過多など)
  • ずさんな飼育方法
    (病気でも病院へ連れて行かない・散歩に連れて行かない・不適切な食事内容)
  • 犬の知識、繁殖に関する知識が十分でない
  • 母犬の負担も考えずに無理な交配をさせている
  • 近親交配(インブリーディング)や避けるべき交配(遺伝性の病気が疑われる)を行っている

信頼できるブリーダーの見極め方

見極めポイント① 見学をさせてくれるか

良いブリーダーほど犬舎などの見学を推奨していらっしゃいます。
親犬の健康状態などの事情から見学を断られることもありますが、犬舎や親犬の見学を何の理由もなく見学を断るようなブリーダーはお勧めできません。
悪質である可能性があります。

見極めポイント② 適切な環境で飼育しているか

見学に行った際には、飼育環境や犬への接し方をチェックしてみましょう。
充分な飼育スペースがあるか、清潔にしているか、犬への接し方に愛情は見られるか、適切であるか、第一印象も判断の基準となるでしょう。

見極めポイント③ 母犬や子犬の健康状態は良さそうか

母犬や子犬、また他の犬たちの様子や健康状態も可能であればみてみましょう。
親犬や他犬たちが生き生きした様子であるか、毛艶やお尻まわりが汚れていないか(下痢)等、ブリーダーが犬の健康にきちんと配慮しているのかを組み取ってみましょう。

実際迎え入れを検討している子犬との面会時は、生後浅い子犬の場合免疫力も低いため見学に行った際でも直接触れさせてもらうことはできないでしょう。
逆に生後間もないに関らず簡単に触れさせてくれるような場合は要注意です。

見極めポイント④ 親切かつ適切な対応であるか

ブリーダーに様々な質問を投げかけてみましょう。
犬種の特徴や性質などの疑問、飼い方などの質問を事前にメモしていくと良いかもしれません。
それに対して丁寧に答えてくれるブリーダーが好ましいです。

良いブリーダーさんは愛情込めて育てて生まれた子犬ですから、幸せに育ててほしいと色々アドバイスをくれるものですよね。
良いブリーダーほど子犬の良い点だけではなく悪い点も説明してくれます。

また、引き渡し後にしつけや育て方に関する相談にのってくれそうかも併せて確認しておきましょう。
良いブリーダーさんは、犬を迎える前でも後でも相談にのってくれることが多いです。

見極めポイント⑤ 子犬の引き渡しの流れを確認

実際に引取ることになった場合の流れを確認しておきましょう。
特に、引き渡しの時期は重要です。

生後56日(8週間)を経過しない犬の販売は動物愛護法によって禁止されています。

その日数に足らず、あるいは生後56日直ぐに引き渡そうとするようなブリーダーには不安が残ります。

良いブリーダーほど、できるだけ母犬・兄弟犬と過ごさせてあげたいと考えるものです。
直ぐに引き渡したがるようなブリーダーは好ましくないでしょう。

この記事のまとめ

パピヨン,犬,畳
パピヨンの激安販売店やブリーダーは避けたほうがよいの?
  • パピヨン子犬の価格相場は30万円前後。
    場合によっては100万円近い金額が付くことも
  • パピヨンはペットショップやブリーダー、里親として迎える方法がある
  • パピヨン子犬が激安になる理由
    「月齢が経過している」月齢が経過するほど安くなる傾向に
    「健康上に問題がある」遺伝的疾患や先天性疾患などの可能性が
    「外見・流行から」スタンダード(犬種標準)から外れている、流行外、ミスカラーなど
  • 激安パピヨンでもなぜ安くなっているのか、その理由をしっかり把握することが大切。
  • 信頼できる販売店・ブリーダーから迎え入れよう

パピヨンの激安販売店やブリーダーは避けたほうがよいの? さいごに

パピヨンの激安販売店やブリーダーは避けるべきではありませんが、価格だけで判断せず、どうして安くなっているかを知り、健康状態などもしっかりと確認するようにしましょう。

信頼できる販売店であるかブリーダーであるかは大切な判断基準です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です