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栄養面からでいうと、メインの食事として「総合栄養食」のドッグフードをあげている場合、「総合栄養食」は毎日の食事として与えられるよう健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であるため、栄養の面ではおやつは不要となります。
おやつを与えるメリット
栄養面では不要のおやつとなりますが、愛犬との生活の上でおやつを活用している方は多いでしょう。
最も多いケースはしつけの際のご褒美として与えられることです。
犬を飼うのが初めての方や特別なテクニックがなくても、ご褒美として与えることで簡単に犬にしつけを教えていくことができ、コミュニケーションの一環としても役立ちます。
また、デンタルガムなどのおやつであればデンタルケアも期待できたり、特定の栄養素が含まれたおやつなどはサプリメント替わりに与えることもできます。
おやつにはデメリットも
おやつを与えるメリットは大きいですが、与えすぎることで出てくるデメリットとして「肥満」があります。
一般的に市販のおやつは犬の嗜好性を重視して作られているものが多いため、カロリーが高く与え過ぎることで肥満になってしまうリスクがあります。
肥満は、糖尿病、尿路結石、循環器や呼吸器の病気、免疫力の低下、骨・関節疾患など様々な病気の原因となってしまうため十分に気を付けてあげなければなりません。
また、トイプードルは元々偏食の子が多いと言われることもあり、おやつの美味しさを覚えることで普段の食事やドッグフードへの好き嫌いが出てくる可能性もあるでしょう。
他にも、おやつに使われている素材によってはアレルギーを起こすことがあったり、おやつに含まれる添加物や保存料、着色料を摂取することで肝臓への負担になってしまうなどのリスクがあることを理解しておきましょう。
トイプードルにおやつはいつ頃からあげてもいいの?
おやつデビューのタイミング
子犬を迎え入れると始めるべき犬のしつけ。
そんなしつけの際のご褒美として役立つおやつではありますが、生後半年にも満たない子犬期に与えるにはまだ早いでしょう。
ペットショップやホームセンターへ行くと、犬用おやつが沢山並んでいて、中には“生後3カ月から与えてもOK”としているものもありますができれば生後半年ぐらいまではおやつを与えないに越したことはありません。
その理由について詳しく見ていきましょう。
◆消化器官の発達が十分でない
子犬期は消化器官もまだ未熟です。
そんな子犬におやつを与えると、消化不良を起こして体に負担がかかってしまう可能性があります。
◆ご飯を食べなくなる
トイプードルは知能が高いため、一度おやつのおいしさを知ってしまうとご飯を食べなくなってしまい偏食になってしまう可能性があります。
ご飯を食べなくなってしまうと成長に必要な栄養素が摂取できなくなってしまい、偏った栄養になってしまうでしょう。
◆アレルギーの原因特定がしにくい
色々なおやつを食べてしまうと、もしもアレルギー症状や湿疹が出た場合に何が原因で症状が出ているのかの特定がしにくくなってしまいます。
また、その原因を探るためにおやつを一気にやめるなど極端な事をしてしまうと、おやつを貰えない事によってストレスがかかってしまいます。
子犬期はドッグフード(数粒)をおやつとして与えよう
生後半年頃までは一般的な市販のおやつは避けるべきですが、子犬期は学習期でもあり、しつけを行う上でご褒美が多いに役立ってきます。
そんなしつけのご褒美として、おやつをあげる代わりにドッグフードを与えると良いでしょう。
ドッグフードをおやつとして与える場合は一日の食事の必要摂取量からおやつの分を少し取り分けて、一粒づつあげればいいのです。
もし食事の時にふやかしたドッグフードを食べているのであれば、おやつの時はふやかす時間を短くして食感を変えてあげるなど、工夫するのもいいですね。
おやつデビュー。与え方は?
おやつデビューは生後半年を過ぎてから
生後半年頃から、おやつを徐々に試してみるとよいでしょう。
初めてのおやつは消化のしやすい原料のものか、柔らかめのおやつを選んで与えるようにしましょう。
市販のおやつには子犬用と表記されているものもあるのでパッケージを見て選んであげると安心ですね。
便の様子や原材料によるアレルギー反応が出ていないか様子を見ながら、試してみると良いでしょう。
また、火を通してやわらかくした野菜や果物をおやつをあげてみるのも良いでしょう。
ただし、与えてはいけない食べ物に注意することと、食べ過ぎることで下痢を起こすことがあるので与える量には気を付けてくださいね。
アレルギー症状が特定できるよう、できれば1つの食材を数日間与えて様子を見た方がいいでしょう。
どんな時にあげればいいの?
飼い主なら誰でも、可愛い愛犬が喜んでおやつを食べる姿を見たいですよね。
可愛い瞳で訴えかけられると、ついコロッと心奪われておやつをあげてしまいそうになりますが、できれば何もしていない時にあげたり、3時のおやつ時間などを作って与えるのは止めましょう。
おやつの時間になったらもらえる、吠えたり目で訴えればもらえると間違った認識してしまうと、後々訴えが酷くなってしまったり、もらえないとストレスを感じてわがままになる可能性があります。
おやつを与えるタイミングとしては、何か指示を出してできた時など、ご褒美として与えるのがいでしょう。
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