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吠えるのをやめたからご褒美におやつをあげるのは、効果的で結構やりがちな方法です。
ただトイプードルは大変賢い犬種なので、どういうシチュエーションでおやつをもらえるかを覚えてしまうので、褒めるタイミングがズレておやつをあげてしまうと、吠えるとおやつがもらえると判断します。
ご褒美をあげるタイミングを誤らないことが重要になります。
クレートやケージに長時間入れる
吠えるのを止めるまでクレートやケージに入れるのは、あまりいい方法ではありません。
本来クレートやケージは犬にとって居心地が良く、安全な場所と思ってもらわないといけないスペースです。
お仕置きのために利用してしまうと、いざクレートやケージに入れて移動するときなど、トイプードルは大嫌いな場所に入らないといけないこととなり、ストレスになってしまいます。
またクレートやケージに長時間入れるというのもNG行為になります。
吠えるのを止めるまで無視するというトレーニングもありますが、無視する時間はせいぜい5分前後です。
あまりに長い拘束は、トイプードルにとって精神的な虐待になるのでしないようにしてください。
撫でたり優しく声をかけてやり過ごす
吠えるトイプードルをなだめようと、抱き抱えて優しく声をかけたり、落ち着かせるために撫でながら「静かにしてね~」などと優しく声をかけたりもしない方がいい方法になります。
吠えるのをやめさせたくてした対応でも、トイプードルにしたら、吠えたら優しく甘やかしてくれたと別の要求を聞いてもらえたと学習してしまいます。
要求吠え対策にはトイプードルの合図に気づくこと
要求を聞いてあげる=いうことを聞いてしまうではありません。
トイプードルが飼い主さんになにかを要求するには、必ず理由があります。
- 散歩に行きたい
- お腹が空いた
- 構ってほしい
- おもちゃが欲しい
- など、どれをとってもトイプードルだけで解決することはできません。
飼い主さんの助けが必要なことばかりです。
そして、1番信頼している飼い主さんにお願いしようとします。
でもよくトイプードルを観察してみてください。
要求があるときって、吠える前にトイプードルは合図を送っていませんか?
やたらと飼い主さんの周りにまとわりついてきたり、アイコンタクトを取ってきたり…
そしてそのサインに私たちが気づかず、しびれを切らしたトイプードルは「おい!」と吠え出すことが多々あります。
この吠え出す前に飼い主さんが、トイプードルの要求に気づいてあげられれば、無駄吠えは起きません。
わざわざ吠えなくても飼い主さんは気づいてくれるという環境を作ることも大変重要です。
シニアになったトイプードルが吠える
シニアになってから、性格が変わったように吠えるようになったという話を聞くことがあります。
今までなんの問題もなかったのに、突然吠えるようになることはあり得ます。
これはしつけなどとは一切関係ありません。
原因として多いのは、
- 体のどこかが痛む
- 視覚や嗅覚の衰えで神経質になっている
- 認知症
などがあります。
体力の低下により、思うように体を動かせなかったり、疲れやすくなったりして、トイプードルにストレスが溜まってきても、吠えやすくなるでしょう。
対策としては健康管理をしっかりし、不調がないかどうか定期的に検診を受けるようしましょう。
そして少しでもストレスを溜めないために、以前のような距離をお散歩できなかったとしても、抱っこと歩き繰り返し、少しでも外の空気に触れさせ、楽しい時間を過ごさせてあげます。
また視覚や嗅覚の衰えで、夜間トイプードルが不安がって吠えるようであれば、同じ部屋で就寝することも検討してみてください。
飼い主さんの匂いがする同じ場所で寝るだけで、トイプードルも安心できるでしょう。
シニアのトイプードルの吠えには…
今までお利口さんだったのに、すごく要求吠えが多くなったり、ちょっとしたことで吠えるようになったとお悩みの飼い主さんは多くいます。
ご近所の手前、吠えまくられたり夜間に吠えるという具合では、困ってしまいますよね。
わがままし放題にさせるのは良くありませんが、シニアになっても元気でいてくれることに感謝をし、とにかく愛犬が吠えるときの状況を観察し、不安要素を取り除いてあげることをしてみてください。
また特に夜吠えて寝ないという場合、認知症も考えられるので獣医さんに相談してみましょう。
シニアになると、昼間も寝ることが多くなりますが、夜ぐっすり寝てもらうために、昼間外に連れ出して太陽の光を浴びさせるのもいい方法になります。
この記事のまとめ
- 体重3.2〜4.5kgの小型犬。巻き毛のシングルコート
- 毛色:ブラック、ホワイト、レッド、アプリコット、クリーム、ブラウン、ブルーなど
- 性格:賢く物覚えが早い、フレンドリー、好奇心旺盛、活発で楽しいことが大好き、甘えん坊、献身的
- トイプードルは吠えにくいといわれるが、個体による
- 子犬期の頃からのしつけと社会化が重要
- 成犬になってからも無駄吠えのしつけはできるが長期戦になる
- トイプードルが吠える原因:嬉しくて興奮、要求、ストレス、不安、恐怖
- 無駄吠えの対策・要求吠え:ルーティンにしない、要求に答えず無視
- 無駄吠えの対策・ストレス:散歩時間を増やしたり、室内遊びを取り入れる
- 無駄吠えの対策・吠える前に見せる要求の合図を見逃さない
- 無駄吠えのしつけでNG行動:大声で怒鳴る、最終的に根負け、おやつで釣る、クレートやケージ
- に長時間入れる、撫でたり優しく声をかけてやり過ごす
- シニアのトイプードルが吠える原因:体のどこかが痛む、視覚や嗅覚の衰えで神経質になっている、認知症
トイプードルの無駄吠えの原因は?直せるの? さいごに
トイプードルは、決して意味なく吠えることはありません。
吠えるには必ず理由があります。
みなさんのトイプードルが吠えるとき、よく観察してみてください。
なにに対してどうして吠えるのかがわかれば、それに合わせて対策もできるでしょう。
また要求吠えの場合は、吠え出す前にサインを送っている場合があります。
ご自身のトイプードルのサインをキャッチし、以心伝心を目指してみてください!
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