小さな子どもさんがいるご家庭や多頭飼いにも向いている犬種です。
トイプードルの性格・気質②
賢く聡明な犬。しつけは大切!!
トイプードルは小型犬の中で最も高い知能を持つ犬種と言われています。
学習意欲も高いため、しつけやすい犬種です。
ただし、その賢さ故に甘やかして育ててしまうとイタズラをしたり、手がつけられないわがまま犬になってしまうことも。
また、警戒心の強さや興奮しやすい気質もあるため、来客時には吠えてしまう事も。
トイプードルの長所を活かすためには、愛情をかけつつも甘やかしすぎないこと、そしてしつけを行う事が大切です。
トイプードルのトイレ事情
室内トイレが基本
トイプードルは室内で飼育する犬種のため、トイレのしつけが必須です。
散歩のときなどに排泄をさせている飼い主さんもいらっしゃいますが、散歩まで我慢させることになってしまいます。
我慢することによって膀胱炎や尿毒症、尿結石といった病気になってしまう可能性もあります。
また、悪天候であっても、飼い主さんの体調がすぐれない時であっても排泄のため外に連れて行かなければならなくなってしまうため、室内でも排泄できるようにしておくことが理想的です。
成犬のトレーニング・「再」トレーニングは可能?
トイレトレーニングは、成犬になってからも可能です。
ただし、子犬期と比べると時間がかかってしまう可能性は否定できません。
それでも、トイプードルは学習意欲が高く、とても賢い犬種ですので、根気よく取り組むことによって習得してくれるでしょう。
トイレができなくなる原因
トイレを覚えていた愛犬がトイレを失敗するようになった…、散歩(外)でしか排泄しなくなった…という話はよく聞く話です。
一度覚えていたトイレを忘れてしまう原因は、大きく分けて「トイレ環境」「精神的」「身体的」の3つに分けられます。
それではその原因を詳しく見ていきましょう。
原因① トイレ環境に問題がある
◆模様替えや引っ越し等によってトイレの場所が変わった
部屋の模様替えや引っ越しなどによって生活環境が変わった時、トイレの場所が分からなくなることが考えられます。
◆落ち着かない場所(人通りや音など)にトイレが設置してある
人通りの多い廊下やリビング入口付近、犬にとって騒音となるTV近くなど、トイレを設置している環境が犬にとって落ち着かない場所であると、トイレで排泄したがらなくなることがあります。
◆トイレが遠い・行きにくい場所にある
普段過ごすスペースと別の部屋にトイレを設置していたり、トイレまでの動線上にソファや家具などの障害物がありトイレに行きにくい場合、その辺で排泄してしまうということが起きます。
また、老犬の場合、体力の衰え等によってトイレまで行きたがらなくなることがあります。
◆トイレが不衛生
犬はきれい好きな動物なため、トイレが汚れているとトイレで排泄したがらなくなることがあります。
シーツ交換の頻度が少ない、トイレの周辺が汚れているなどの他にも、多頭飼いの場合には他の犬が排泄した後に排泄したがらなくなることが考えられます。
原因② 精神的な問題
◆飼い主の気を引きたい
飼い主さんの気を引きたい時、わざとトイレを失敗することがあります。
単に構って欲しい、遊んでほしいという気持ちの時もありますが、飼い主さんの様子がいつもと違う時にも失敗することがあります。
犬は飼い主さんの気持ちを敏感に感じ取るため、飼い主さんの様子を確認しようと気を引くことが考えられます。
◆ストレス
家族が増えた、引越しをした等の生活環境の変化などがストレスとなり、トイレを失敗するようになることもあります。
◆トラウマ(叱られた・怖い思いをした経験)
以前、トイレを失敗した時に叱られた経験があると、排泄すること自体がいけないことだと勘違いさせてしまうことがあります。
そうなると、トイレではない場所で隠れて排泄するようになることがあります。
また、犬の排泄は、犬自身かなり無防備になる瞬間です。
本来、リラックスした状態でしなければならないところ、例えばタイミング悪く、大きな音がしたとか雷がなったとかがあった場合、犬によってはそれがトラウマになり、しばらく怖がってしまうことがあります。
原因③ 身体的な問題
◆老化
認知症など脳の老化が原因でトイレを失敗するようになることがあります。
もしくはトイレをどこか覚えていても、トイレの場所まで間に合わず粗相をしてしまうということもあります。
シニア犬になってからのトイレの失敗は、仕方がないことで、どうしようもありません。
絶対に叱ることがないように注意してください。
◆ケガや痛みがある
体のどこかをケガしていたり、痛みがある場合、粗相する場合があります。
特に様子に変化が見て取れなくても、痛みなり違和感を抱えていることもありますので注意が必要です。
◆膀胱炎や結石症などの病気
膀胱炎や結石症といった病気の場合、排尿コントロールができなくなることがあります。
トイレができなくなった時の対処法
対処法① トイレ環境を見直そう
トイレ環境の問題から失敗が続くようであればトイレ環境の見直しを行いましょう。
いつでも排泄できるよう行きやすい場所、できるだけ落ち着いて排泄できる場所にトイレを設置し、トイレとその周辺は清潔にすることを心掛けましょう。
対処法② 再トレーニングしよう
模様替えや引越し等によってトイレの場所が変わった場合には、トイレの再トレーニングを行いましょう。
もう一度トイレの場所さえ再認識できれば、割と簡単にちゃんとしてくれるようになります。
方法とすれば、最初のトイレトレーニングと同じ方法をします。
基本的には、犬に排泄のサインが見られたら、トイレに行くように促し、排泄するまでは出さない。排泄するのを見届けた上、できたら思い切り褒めてあげることです。
◆犬の排泄のタイミングやサインとは?
犬が排泄をするタイミングは、寝起きや食後、遊んだ後などに排泄をする傾向があります。
排泄をする前には、落ち着きがなくなり、床のにおいを嗅いだりクルクルと回ったりするなどの行動(サイン)が見られます。
対処法③ コミュニケーションを十分に取ろう
精神的な問題から失敗する場合には、愛犬にストレスが溜まっていないか、コミュニケーションは十分に取れているか見直してみると良いでしょう。
その上で再トレーニングを行えば、改善するはずです。
対処法④ 身体的な原因は動物病院へ
身体的な原因による失敗は、仕方のないことです。
獣医師に診察してもらい適切な治療を受けるようにしましょう。
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