獣医師が解説するトイプードルにかかりやすい病気 Vol.2

注射

・レントゲン検査:初期では、関節腔の拡大、骨端部の骨密度の減少、大腿骨頭頸の硬化と肥厚が認められます。
後期になると、大腿骨頭にX線透過性の部位が認められ、大腿骨頭の平坦化、著しい変形がみられ、重度の変形性関節症となります。

治療

外科的治療が第一選択とされます。
具体的には、大腿骨頭と頸部の切除、つまり変形、壊死部位を取り除く手法がとられます。
この病気にかかる犬がほぼ小型犬であるため、大腿骨頭と骨頸部を切除してしまっても、術後の患肢の予後は良好です。

ポイント

トイプードルの子犬が後ろ足をびっこ引く場合は、レッグ・ペルテス病と膝蓋骨脱臼を併発していることもありますので、動物病院できちんと診断をしてもらいましょう。

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