噛み癖の原因とは
犬の主な噛み癖の原因としては歯の生え変わりで歯茎が痒い、運動不足などによるストレス、じゃれついて噛んでしまう、などが挙げられます。
今回は上記の3つを例として、1つずつ改善方法をご紹介します。
歯の生え変わり
歯が生え変わるとき、なんともむず痒くなってしまうようです。
その痒さを解消しようと、歯茎を擦り付けるようにして何にでも噛みつきます。
しつけをして直るようなものではないので、何か代わりに噛んでもいいものを用意してあげましょう。
この時に固いものを与えてしまうと犬自身の歯を削ってしまうことがあるので、適度に柔らかいものを与えましょう。
例えば毛糸のおもちゃやぬいぐるみ、特に毛糸は噛むことによって歯を磨いてくれる効果もあるので特にお勧めです。
運動不足などのストレス
運動不足や飼い主の行動によってストレスを感じ、そのストレスを発散しようとして噛みつくことがあります。
この場合そのストレスの元を改善することから始まります。
運動不足の場合は散歩の時間や距離を見直し、また自宅でもおもちゃなどで遊んであげるようにしましょう。
しつけの際に叱ったり、手を上げてはいないでしょうか。
フレンチブルドッグは繊細な子が多いのでそれらのこともストレスに繋がります。
しつけの際は叱るばかりではなく、褒めて伸ばすということを心掛けましょう。
じゃれついて噛んでしまう
じゃれついて噛まれてしまった場合には、噛まれた瞬間に大きく声を上げることが大切です。
犬は驚いて噛むのを止め、同時にどうして大きな声を上げたのか考えます。
その後はしばらくの間犬を無視します。
無視をすることによって悪いことをしてしまったのだと認識させることができます。
犬は子犬の頃、母犬にじゃれつくことによって良いことと悪いことについて学びます。
本来噛みつくなどの行動は、母犬を噛み、噛み返されることによって痛いからしてはいけないことなのだと学びます。
しかしペットショップに並ぶ子犬たちは母犬から学ぶことができないため、人が学ばせてあげなければならないのです。
成犬になってからでは中々噛み癖を治すことは難しいので、子犬のうちにしっかりとしつけておきましょう。
どうしても噛み癖が治らない時
何度しつけてもしつけても、方法がよくないのか中々噛み癖が治らないことがあります。
基本は丁寧に根気よくですが、噛み癖に関しては改善を促す商品が開発されています。
犬が噛んだ瞬間に苦い味がして、それがトラウマになり噛まなくなるというものです。
楽にしつけができるので、早く改善を望む方は利用してみてはいかがでしょうか。
また歯の生え変わりの時期でもないのに歯茎を擦り付けるような噛み癖が治らない場合は、歯や歯茎に何かしらの異常が起きている場合もあるので病院に連れていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
噛み癖は共に暮らしていくうえでとても困った問題です。
小さい子どもがいるご家庭では、より大変な思いをされるかもしれません。
犬自身も飼い主を困らせたり、痛い目に合わせてやろうと思って噛んでいるわけではありません。
なぜ噛んでしまうのか、犬の普段の行動を見ながらしっかりと考えてあげましょう。
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