外が怖い?フレンチブルドッグの社会化不足の原因とは

そもそも犬の社会化とは

犬の社会化とは子犬の時期に養っておくべき、外界とのコミュニケーション方法を学ぶことを言います。
本来犬は群れで生活しており、その群れの中で社会性を身につけ、自身の立ち位置を理解していきます。
しかしペットショップなどではショーケースに子犬を一頭ずつにしていることが多く、他の犬との接触がないために社会性を身につけることができません。
子犬を家に迎え入れワクチンも済ませ、初めて散歩に行こうという時になって玄関から一歩も外に出ようとしない、そんなことにもなりかねません。
特に臆病な性格の子に多く見られるといわれています。
フレンチブルドッグは元々臆病な性格の個体が多いので、どうしても飼い始めは苦労することが多いようです。

社会化不足で起こる問題

社会化不足によって引き出される問題として、分離不安というものが挙げられます。
分離不安とは極度の緊張とストレス、また飼い主に対する異常な執着から生まれるものです。
この症状も臆病で特にフレンチブルドッグのように甘えん坊な性格の子が陥りやすいものです。
分離不安に陥ってしまうと、様々な問題行動を起こすようになります。
例えば無駄吠えや食糞、破壊行動などです。
犬に対して大きなストレスを与えてしまうだけでなく、飼い主にとっても大きなストレスとなる原因になります。
そういった問題を起こさないためにも、社会化を養うというのは非常に重要なものになってきます。

社会化を養っていくにはどうするのか

社会化を養っていくには、とにかく慣れさせるということが重要になってきます。
他の犬、人はもちろん、外部の音や子どもたちの声、犬にとっては何もかもが初めてのことだらけで不安を多く抱えています。
いきなり散歩に連れ出すのではなく、家の中からでもまずはこの様々な音に慣れさせましょう。
そして散歩をどうしても怖がってしまう場合は、抱っこして外に連れて行ってあげましょう。
そもそもワクチン前に散歩はできませんが、外に出てはいけないということではないので積極的に上記の方法で外に連れ出してあげてください。
また犬に社会化を身につけさせるための教室なども開かれています。
感染症の予防などもしっかりとされているので、安心して連れていくことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
犬にとっても飼い主にとっても、外の世界というものはとても大事なキーポイントになってきます。
犬を飼ったからには楽しく散歩をして、同じように犬を飼っている方々と交流を持ちたいものです。
そのためには何よりも犬の精神状態をしっかりと見ていてあげなければなりません。
社会化をどうしても養えない、そんな時は教室に行くも良し、中には宿泊合宿を行ってくれるところもあるようです。
犬にとって外部の刺激は犬自身の成長にもつながります。
今後の快適な生活のためにも飼い犬と共に頑張りましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です