子犬にしつけが必要な理由


では子犬時代に身につけておくべきこととはどんなことでしょうか。

トイレトレーニング

仔犬を初めて迎えたときにまず教えなければならないのがトイレトレーニングでしょう。

トイレトレーニングは、焦らず叱らず根気よくが基本です。

まずは用意した適度な広さのサークルの中にベッドとトイレトレーをセットします。

仔犬は睡眠から目覚めた時や食餌の後に排泄することが多いので、その時を見計らってトイレトレーに誘導してやります。

また、遊んでいても排泄を催したときは、その場でくるくると回ったり、匂いを嗅いだりし始めます。

そのような仕草が見られたらすぐにトイレトレーに連れて行き、「ワンツー、ワンツー」や「シーシー」などの言葉かけをしながら排泄を促してやりましょう。

トイレトレーの上で上手に排泄ができたら大げさにほめてやり、ご褒美をあげます。

失敗しても決して大きな声で叱ったりせず、黙って後始末をしましょう。

排泄を失敗したことを叱られると、排泄することがいけないのだと思い隠れてするようになります。

社会性を身につけさせる

仔犬のしつけとしてトイレの次に必要なものは社会化の習得です。

最終のワクチンを終えるまでは、抱っこをして外の風景を見せてやったり、家に友人などを呼んで家族以外の人と触れ合わせるなどして、少しずついろいろな物や人に慣らして行く必要があります。

散歩ができるようになったら、毎日外に連れ出して、見知らぬ人や他の犬、走る車や賑やかな町の音などに触れさせましょう。

おやつを持って散歩に行き、知らない人から貰ったり、他犬と一緒に仲良く食べることができるようになればベストです。

仔犬のころに社会化の時期を逃してしまうと、成犬になってから身に付けるのは容易なことではありません。

警戒心からの無駄吠えや噛み付き、外界の音や物に対する恐怖から外を歩けなくなることもあります。

アイコンタクトと呼び戻し

アイコンタクトはすべてのしつけの基礎といえるものです。

犬にとってのアイコンタクトは飼い主と目を合わせるというだけではなく、飼い主の言動に注目するという目的があります。

飼い主に注目できるということは、飼い主を自分の仲間あるいはリーダーとして認めていることでもあります。

犬は飼い主と目と目をしっかりと合わすことで指示をや命令を聞く体勢になり、アイコンタクトができて初めて飼い主はしつけができるようになるのです。

アイコンタクトをとることで犬の興奮状態を鎮めることができ、危険な行為を止めさせたりすることができます。

・名前を覚えさせる

アイコンタクトはすぐにできるようにはなりません。

アイコンタクトは名前を呼ぶと反応することが基本になります。

まずは名前を覚えさせることからはじめましょう。

初めて仔犬を家に迎えたらまず名前を決めますが、名前を決めたら事あるごとに名前を呼ぶようにします。

散歩に行くときや、ご飯をあげる時など犬が喜ぶことをするときには必ず名前を呼ぶようにすると、犬は名前を呼ばれることが嬉しいことだと認識するようになります。

・アイコンタクトを覚えさせる

何もないときに突然名前を呼んで、犬がこっちを向いたらすぐに誉めてやりましょう。

単純な練習ですが、あらゆる場所で練習する必要があり、どんなところでも名前を呼べばすぐに反応してアイコンタクトをとれるようにする必要があります。

<近づいて呼ぶ> まずは近くにいる状態で呼びます。

犬が視線を外しているときに突然呼びかけてみましょう。

こちらに振り向いたらOKなので、最初はおやつなどをあげて褒めてやります。

振り向いても目を合わさず、落ち着きなく動き回るときは、叱られていると勘違いすることがありますので、立て続けに呼んだりしないようにしましょう。

<気を散らした状態で呼ぶ> 手におやつを持ったまま名前を呼んでみます。

おやつに気をとられているときに大きな声で名前を呼んでみましょう。

飼い主の声に気がついて目をることができたらほめておやつをあげます。

<さまざまな状況で呼ぶ> 気を散らしてもアイコンタクトをとれるようになったら、さまざまな状況のときに名前を呼んでみましょう。

散歩中やおもちゃで遊んでいるとき、知らない人や犬がそばにいるときなど、どんな時でも名前を呼べば目を合わせることができるようになれば合格です。

どんな状況でもアイコンタクトができれば誉めておやつをあげますが、名前を呼ばれるといいことがあるという反射条件が身につくようになればおやつは必要なくなります。

・呼び戻し

呼び戻しは「おいで」というコマンドを使うことが多いのですが、この「おいで」は簡単なようでとても難度の高いトレーニングです。

一般の飼い主は散歩などの外出中は必ずリードをつけるので、呼び戻しの必要性はあまり感じませんが、ドックトレーナーは必ず呼び戻しのトレーニングをします。

散歩中にリードが外れたり、首輪やハーネスが抜けて犬が遁走してしまうことは少なくありあせん。

そんな時に呼び戻しのコマンドが入っていると、犬が迷子なることや道路への飛び出し事故などを未然に防ぐことができます。

また、ドックランなどで他犬とのケンカなどのトラブルを避けるためにも呼び戻しのコマンドが役にたちます。

<呼んでもこないのは・・> 犬を呼んでも来ない一番の理由は、呼ばれた時に嫌なことがあった経験があることです。

・捕まえられてハウスに閉じ込められた・抱かれて無理やり歯磨きやブラッシングされた・咥えていたおもちゃや遊んでいたスリッパやティッシュなどを取り上げられた等。

それ以前に「おいで」というコマンドを理解していなければ呼び戻しは成功しません。

まずは「おいで」と呼ばれたら飼い主のそばに行くということを理解させることが必要です。

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