犬の14歳 人間で言うと
犬の14歳は、人間と年齢で言うと、小・中型犬で72~83歳、大型犬で103歳に当たります。
犬が年を取るスピードは人よりも圧倒的に早く、小・中型犬だと約4倍、大型犬だと約7倍もの速さで年を取ると言われているのです。
その他にも犬の年の取り方は、体の大きさや犬種によっても異なると言われており、さらに食生活や環境などによっても個体差が出てくるようです。
犬の14歳 老犬の介護について
犬の介護とは?
犬の14歳となると、ほとんどの犬に老いの症状が現れているかと思います。
症状にはそれぞれありますが、主に、
- 段差や散歩を嫌がる
- 食欲がなくなった・水を飲まなくなった
- 寝る時間が増えた
- 夜泣きする
- 目が見えなくなった
- トイレの失敗が増えた・自力でできなくなった
- 持病を持った
などです。
若いころとは違って、飼い主さんのサポートを必要とすることが増えてしまうのです。
愛犬の食事や睡眠、生活の面で、愛犬が少しでも快適で健康的に過ごせるようサポートしてあげましょう。
犬の介護 ①食事
老犬になると食欲不振などが見られ、栄養バランスが崩れることにより健康状態が悪化してしまいます。
愛犬の状態に合わせて、適切な回数と量の食事を与えてあげましょう。
老犬になると運動量が減り基礎代謝が低下します。そのため、低カロリーフードを与えてあげましょう。
また、消化機能も衰えてきているので、便の様子を見ながら1回の食事量を減らし食事回数を2回~3回へ、3回~4回へと変えてあげましょう。
- シニア用フードを与える
- 食事台などを使って楽な姿勢で食事できるようにする
- トッピングなど工夫をして嗜好性を高める
- 飲水量も減っている場合は、ドライフードをふやかして与え水分補給させる
- 自力で食べられない場合には、獣医師に相談の元、流動食を与える
犬の介護 ②睡眠
老犬になると、耳が遠くなったり嗅覚も鈍くなったり、周りへの関心も薄れてきます。
そのため、寝ていることも多くなっているでしょう。
自力で起き上がれない・歩けないケースもあります。
愛犬が安心できる快適な寝床を準備してあげましょう。