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毎年9月の第3月曜日は「敬老の日」です。
2021年は9月20日が敬老の日になります。
犬を「シニア」と呼ぶのは何歳からかご存知ですか?
いつまでも愛らしく、かわいい姿を日々見せてくれる愛犬ですが、犬の年を取るスピードは人と比べて5倍早いといわれています。
今回は敬老の日にちなんで、犬は何歳からシニア犬なのか、愛犬がシニアになったときに気をつけることについてご紹介します。
愛犬の変化を知ることは、健康で長生きしてもらうことに直結します。
ぜひ参考になさってください。
犬のシニアは何歳から?
一般的には、犬の平均寿命の14歳の半分、7歳からシニア期と言われています。
10歳前後からは高齢期とされています。
しかし、明確に定義があるわけではありません。
犬も人間同様、体力や健康状態には個体差があります。
同じ10歳でも、まだまだ体力があり元気に動いている個体もいれば、若い頃に比べたら歩き方が遅くなったり、持病があって薬の服用をしていたりする個体もいます。
愛犬はまだまだ元気で、たくさん食べられるのに、「今日からシニア犬だから、ご飯を減らす。お散歩を短くする」と、年齢だけで判断しないようにしましょう。
特にシニア用のドッグフードは、カロリーが低く作られているため、まだまだ体力があり活動的な場合、逆に栄養不足を招いてしまうので注意が必要になります。
また、運動ができるのに控えるということもしないようにしましょう。
運動をすることで、足腰の強さをキープできます。
決して無理をさせてはいけませんが、現在の愛犬の様子を見ながら、判断してあげることが大切です。
不安なときは、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。
どうなったらシニア期?
年齢にとらわれず、ご自身の愛犬の変化に気づいてあげるには、どういうことをチェックしたらいいでしょうか?
シニア期に現れる変化をまとめました。
この中で当てはまるものが増えるほど、愛犬はシニアに近づいているかもしれません。
シニア期に現れる見た目の変化
- 白髪が増えてくる
- 被毛のツヤがなくなってくる
- 皮膚にハリがなくなってくる
- イボができてくる
- 抜け毛が増えてくる
- ヒゲが白くなってくる
- 目の奥が白っぽくなってくる
- 目ヤニが増える
- 口臭がキツくなる
見た目の変化で1番わかりやすいのは、被毛の変化になります。
新陳代謝が低下していくことで、被毛に影響を及ぼします。
また、目の奥が白っぽくなってきたりするのは、目の老化のサインになります。
目の変化に関しては、白内障やその他の問題がある場合があるので、気づいたときには、動物病院にかかりましょう。
それと、皮膚にイボのようなものを見つけたときには、老化からくるものなのか病的な原因があるのかを判別するためにも、獣医さんに診てもらうことをおすすめします。
シニア期に現れる行動の変化
- 睡眠時間が増える
- 階段や段差を嫌がる・避ける・動きが遅くなる
- 食欲減退・食の好みが変わる
- 食事のスピードが遅くなる
- 排泄中にふらつくことがある
- 散歩に行きたがらない(途中で帰りたがる)
- 遊びたがらなくなる
- 壁つたいに歩いたり、ものにぶつかる
シニア期になると、明らかに睡眠時間が増え、以前のようにはしゃいで遊ぶということがすくなります。
それは、体力の低下からくるもので、場合によっては老化により、関節痛があることもあります。
そのため、関節を使う動きである、段差の登り降りを嫌がるようになることがあります。
また、筋力や活動量の低下が進むことで、大好きだった散歩も行きたがらなかったり、行ってもすぐに帰りたがるようになる犬もいます。
*これらの変化は、あくまで一例になります。大切なのは犬それぞれ個体差があるので、今までと違う愛犬の変化に、いち早く気づいてあげることになります。
変わりゆく愛犬のライフステージに合わせ、愛犬が快適に生活できるよう、家の環境を整えたり工夫したりして、過ごしやすい優しい場所を作ってあげましょう。
愛犬がシニア期に入ったら気をつけたいこと
それでは具体的に、愛犬がシニア期に入ったらどんなことをして、何に気をつけたらいいかをご紹介していきます。
定期健診の頻度を増やす
今まで年に1回だった定期検診を、半年に1回に増やすようにしましょう。
ご紹介したように、犬の年を取るスピードは早く、犬にとっての1年は人の数年に値します。