ラブラドールレトリバーの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

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ラブラドールレトリバーの基本情報

ラブラドールレトリバーは、カナダ生まれのイギリスで発展した犬種です。
別名では「king of water fowl(水鳥回収の王)」と呼ばれ、水辺で捕獲した獲物の回収作業に優れていて水猟犬として活躍していました。

現在では、盲導犬や警察犬などの使役犬として活躍しているほかに、多くの家庭で愛玩犬として飼育されている大変人気の高い犬種です。

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6月 30th 2018

ラブラドールレトリバーの歴史

ラブラドールレトリバーの歴史
~ルーツ~

ラブラドールレトリバーの祖先犬は、カナダの東海岸に位置するニューファンドランド・ラブラドール州にあるニューファンドランド島が原産とする犬種です。

16世紀にニューファンドランド島に入植した人が連れていた「セントジョンズレトリバー」が祖先犬だと言われています。
1820年頃、カナダを訪れていたイギリス貴族が猟師と共に働くセントジョンズレトリバーの姿を見て、イギリスで水鳥猟の猟犬とするためイギリスに持ち込みました。
そしてイギリス国内で選択交配が進められ、19世紀末頃に現在のラブラドールレトリバーに近い犬種が生まれることになります。

その後1903年に、イギリスケンネルクラブに「ラブラドールレトリバー」として登録され、それから14年後の1917年には、アメリカでも認定されることになります。

ラブラドールレトリバーの歴史
~毛色のバリエーションが生まれるまで~

当初のラブラドールレトリバーには、ブラックの毛色が主流でした

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これは、ラブラドールレトリバーの祖先犬セントジョンズウォータードッグの毛色がブラックであったためです。
現在のラブラドールレトリバーの毛色にはブラックの他に、イエローやチョコレートがありますが、記録に残る最初のイエローのラブラドールレトリバーは1899年、チョコレートは1892年に生まれたと記録にあり、いずれも比較的新しい毛色であることが分かります。
ラブラドールレトリバー,,茶色,首輪
実際には、それ以前にもブラック以外の毛色は生まれていたと考えられていますが、当時はブラックを理想としていたため、選択繁殖によって除外されてきました。
ケンネルクラブにブラック以外の毛色が正式に認められたのは、犬種が認定されてから30年以上もの年月が経ってからでした。

ラブラドールレトリバーの特徴

身体的特徴
  • 大型犬(海外では中型犬に分類されていることも多い)
  • ラブラドールレトリバーには2種類ある
  • 筋肉質で運動能力が高い
  • 毛色はブラック・イエロー・チョコレートの3種類

ラブラドールレトリバーの特徴
~大きさと身体的特徴~

ラブラドールレトリバーは、体高54~62cm体重25~36kgの大型犬に分類されます。
いずれも体高よりも体調がやや長く、骨太で筋肉質な体付きで高い運動能力も持ち合わせています。
足には水かきがついていて、泳ぎを得意とする個体が多いのも特徴の1つです。

ラブラドールレトリバーの特徴
~種類~

ラブラドールレトリバーは犬種としては区分されていませんが、イングリッシュタイプとアメリカンタイプの2つのタイプがあります。

  • イングリッシュタイプ:全体的に太くがっしりとした体型をしていてドッグショーに求められる美しさが追及されたショータイプとも呼ばれています。
  • アメリカンタイプ:足が長く全体的にすらっとしている印象を受け、運動能力や作業能力に優れている「フィールドタイプ」とも呼ばれています。

中には、どちらにも偏らない見た目と運動能力を兼ねそろえたバランスの良いラブラドールレトリバーもいるようです。

ラブラドールレトリバーの特徴
~被毛と毛色~

ラブラドールレトリバー,,鎖の首輪,クリーム色
ラブラドールレトリバーの被毛は、短い直毛で撥水性のあるオーバーコートと柔らかい綿毛が密生したアンダーコートの二重構造になったダブルコートの犬種です。
ラブラドールレトリバーの毛色には、大きく分けてブラック、イエロー、チョコレートの3色があります。
イエローは、ホワイトに近いクリームから赤っぽいレッドフォックと呼ばれる毛色まであります。
ブラックやチョコレートには胸に白の斑が入ることもあり、「メダル」とも呼ばれ、ドッグショーでも高く評価されています。

ラブラドールレトリバーの価格相場

ラブラドールレトリバーの子犬の価格

ラブラドールレトリバーの子犬の販売価格はだいたい20万円前後です。

前述でも紹介した通り、ラブラドールレトリバーには、大きく分けて2つのタイプが存在します。

「ガイド系」・・・ドッグショーや盲導犬・介助犬などで活躍するタイプで、前述で紹介したイングリッシュタイプです。ガイド系は、体の大きさが比較的大きめサイズです。

「フィールド系」・・・アメリカンタイプとして知られ警察犬や狩猟犬として活躍するタイプです。ガイド系よりもサイズがやや小さく、気性が荒い面を持っています。

一般的に、フィールドタイプが出回ることは珍しくガイド系が主流となります。
しかし、日本ではこの2つの系統の混血が多いとも言われています。
そのため、フィールドタイプの気性の荒さが表に出ることもあるため、子犬を選ぶ際にはしっかりと性格を見極めなければなりません。

子犬を迎えるならペットショップやブリーダーから。里親制度も

ラブラドールの子犬を迎える手段として一般的な方法は、ペットショップやブリーダーから購入することです。
ペットショップで購入するメリットとしては、身近にあることから気軽に利用できる点があります。
一方でブリーダーから購入するメリットは、どんな親犬なのか、どんな環境で育ってきたのか確認することができるといった大きなメリットがあります。
いずれにしても、信頼できる購入先かどうかを見極めることが大切です。

また他にもラブラドールを迎える方法として、里親制度があります。
ラブラドールレトリバーは人気の高い大型犬のため、その分飼い主の元を離れ新しい飼い主を探しているラブラドールレトリバーも残念ながら少なくありません。
里親募集の情報はインターネットでも簡単に検索することができるため、興味がある方はぜひ一度覗いてみてください。

価格相場の違いについて

ラブラドールレトリバーの子犬は、主に「タイプ」「毛色」「検査済」であるかで価格が異なるようです。

◆タイプ

先述の「ガイド系」のラブラドールレトリバーの中でも、家庭犬タイプとショータイプかで価格が異なります。
ショータイプの子犬は価格が高くなり、特に親犬がドッグショーで入賞している場合にはその価格はかなり高額となることもあります。
中には100万円を超えることもあるようです。

◆毛色

ラブラドールレトリバーの毛色は主にブラック・イエロー・チョコレートがありますが、1番人気のあるチョコレートに高めの金額が設定されることが多いようです。

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