ニューファンドランドの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ニューファンドランドの基本情報

ニューファンドランドは、名前の通りニューファンドランド島を原産地とする犬種です。

作業犬や海難救助犬として活躍し、現在では愛玩犬としても人気ある犬種です。

日本では希少な犬種ですが、「ニューファン」の愛称で親しまれています。

ニューファンドランドの歴史

ニューファンドランド

ニューファンドランドの歴史
~ルーツ~

ニューファンドランドはカナダのニューファンドランド島で発展してきた犬種です。

起源については諸説あり、一説では西暦1000年頃に北方ゲルマン族が連れてきたグレートピレニーズが祖先犬で、マスティフやフレンチハウンドなどと交配されて誕生したと言われたという説や、黒く大きなマスティフ系の犬が祖先犬だという説などがありますが、どの説も定かとはなっておりません。

ニューファンドランドの原種は、ニューファンドランド島で猟師の手伝いで重い荷物を引く作業犬としてや、溺れた船乗りを救出する救助犬として活躍していました。
18世紀ごろにイギリスに持ち込まれ、現在のような姿に改良されてドッグショーへも参加するようになります。

しかし一方で、ニューファンドランド島ではニューファンドランドの輸出が増え続け、数が減少しているという事態が起こっていました。
そこで、イギリスで改良されたニューファンドランドを逆輸入して絶滅を免れた歴史を持っています。

ニューファンドランドの歴史
~「ランドシーア」の由来~

ニューファンドランドは、宮廷画家である「エドウィン・ランドシーア」が、ホワイト&ブラックの毛色をしたニューファンドランドを好んで描いたことからヨーロッパ全土に知れ渡ることになりました。

そして、ホワイト&ブラックのニューファンドランドを画家の名前にちなんだ「ランドシーア」という名前で正式に認定されることになります。

現在のランドシーアは、ニューファンドランドの一種として扱われていることが多いですが、国際畜犬連盟では独立犬種として認定されています。

ニューファンドランドの特徴

  • 巨体の超大型犬
  • 水かきのような膜がある
  • よく水を弾く毛質のダブルコート
  • 毛色は、「ホワイト&ブラック」「ブラック」「ブラウン」「グレー」ニューファンドランド

ニューファンドランドの特徴
~大きくて愛嬌ある犬~

ニューファンドランドは体高63~74cm、体重45~70kgの超大型犬です。
巨体で全体的にがっちりとした体格からは力強さを感じます。

大きな頭には、小さめの垂れ耳と目がついていて、愛嬌ある顔が印象的です。

ニューファンドランドは泳ぎが得意なことでも知られており、脚には水かきのような膜があるのが特徴です。

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ニューファンドランドの特徴
~毛質や毛色~

体全体を豊富な毛に覆われていて、太い尻尾にも飾り毛が生えています。

被毛は、長く滑らかなオーバーコートと、柔らかく油脂分を含んだアンダーコートを持つダブルコートです。
アンダーコートは水分をはじくため、厳寒の海での作業にも耐えられるようになっています。

毛色は、ランドシーアと呼ばれる「ホワイト&ブラック」の他に、「ブラック」「ブラウン」「グレー」があります。

ニューファンドランドの相場価格

ニューファンドランドの子犬の価格

温厚な性格をしたニューファンドランドは、大型犬の中でも比較的飼いやすい性格をしていて、希少ながらも人気のあるです。

そんなニューファンドランドの子犬の価格は、だいたい25~40万円です。

日本では繁殖を行っているブリーダーの数も少なく希少なため、高額な価格になっているようです。

子犬を迎えるならブリーダーから

ニューファンドランドは、超大型犬なうえ希少犬種でもあるため、ペットショップではほとんど扱われていません。

そのため子犬を探される場合には、ブリーダーからの購入が一般的となります。

子犬の数も決して多くはないので、事前にブリーダーに連絡して子犬が産まれたら連絡してもらえるよう予約しておくことをおすすめします。

その他に子犬を迎える手段として、海外輸入などもあります。
ペットショップなどで代行輸入を行っている店舗もあるため、相談してみると良いでしょう。

個人で輸入することもできますが、輸入に必要な手続きや諸費用も異なってくるため、事前に下調べしておきましょう。

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価格相場の違いについて

一般的な犬種と比べても高額な金額が付けられることの多いニューファンドランドですが、中には25万円を下回ることや、反対に50万円を超えるほど高額な金額付けられることもあります。

その価格幅の要因には「月齢」「性別」「血統」」「大きさ」「容姿」「毛色」など様々な要因が関係しています。

◆「血統」

親犬がドッグショーでチャンピオンを獲得している子犬の場合には、優良血統としてその子犬の価格に影響し価格が高額となります。
中には60万円近い子犬もいるようです。

◆「大きさや容姿」

ニューファンドランドは超大型犬なだけに、体の大きな個体ほど価格がやや高くなっているようです。
また、メスよりもオスの方が体が大きくなるため、価格が高くなる傾向もあるようです。
その他にも、人気カラーや犬種標準(スタンダード)に近い容姿を持っているほど高い金額が設定されます。

◆「健康状態」

ニューファンドランドは、体重が重く関節への負荷も大きい犬種なので関節系の疾患にかかりやすいと言われる犬種です。
そのため、「股関節形成不全」や「肘関節形成不全」などの検査が行われている場合などには、その分価格が高くなるようです。

ニューファンドランドの性格・気質

  • 気が優しく温厚
  • 飼い主への依存性が高い
  • 誰にでも友好的
  • 学習能力が高くしつけやすい

ニューファンドランドの性格・気質
~巨体の甘えん坊~

ニューファンドランドは、温厚でとても優しい性格の持ち主です。

飼い主家族に対して愛情深いことはもちろん、見知らぬ人や他の動物とも仲良くなろうとします。

甘えん坊で人のことが大好きです。
その分、依存性が高い傾向があるため、独立心を持たせるよう育てていくようにしましょう。

ニューファンドランドの性格・気質
~いざという時に頼れる存在~

友好的で誰にでも懐いてしまうため番犬としては向いていません。

それでも救助犬として活躍していただけのことはあり、家族に危険が迫ると衝動的に家族を守ろうとする護衛本能があります。

普段は甘えん坊の子どものようですが、いざという時にはとても頼れる存在になってくれるでしょう。

救助犬としても訓練されていたため、物覚えも良くしつけやすい犬種です。

オスとメスによる性格の違い

◆オスの性格

ニューファンドランドのオスは、メスよりも比較的活発で甘えん坊な子が多いようです。

◆メスの性格

穏やかな性格を持ったニューファンドランドではありますが、オスよりもメスの方が穏やかさが増しているようです。
しつけのしやすさもメスの方が飼い主の気持ちに応えようとする性格をしているため、しつけやすいようです。

ニューファンドランドの飼い方・しつけ

ニューファンドランド

ニューファンドランドの飼い方①
~飼育は温度管理ができる室内飼いで~

ニューファンドランドは厳寒に耐えられる保温性の高い被毛を持っているため、日本の高温多湿な環境下では体調を崩してしまいます。

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