③ おやつを持った手を犬の前足の前(※犬が手を上げやすい高さ)に差し出す。
④ 最初は、匂いを嗅いだり舐めたりすると思いますが手を出してくるまで我慢しましょう。
犬がグーの手に前足を乗せたらその瞬間「お手」「ハンド」などの指示言葉をかけ、おやつを与えて褒める。
⑤ ①~④を繰り返し、スムーズにできるようになれば、今度はおやつを片手に、おやつを持っていない手を犬の前足の前にパーで差し出し、「お手」「ハンド」などの指示を出す。
⑥ お手ができたらおやつを与えて褒める。
⑦ 徐々に褒めるタイミングを伸ばし、お手の状態が長くできるよう時間を伸ばしていく。
⑧ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
芸の種類② 「ハイタッチ」
お手ができるようになれば、「ハイタッチ」を教えるのも簡単です。
ただし、犬が「お手」と「ハイタッチ」を混同してしまいがちです。
ハイタッチは、犬の顔の前など高い位置でタッチすることだとしっかりと教えていきましょう。
【教え方】
① おすわりの状態にさせる。
② ご褒美のおやつを持ちグーに握っておく。
③ おやつを持った手を、犬の前(お手の時より上)に出し、犬が手で触れてきたらおやつを与えて褒める。
④ おやつを持った手を徐々に高くしていきながら①~③を繰り返し、高い位置でできるようにしていく。
⑤ ④が上手にできるようになれば「ハイタッチ」などの指示語を加え、できれば褒めるを繰り返す。
⑥ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
芸の種類③ 「バック」
バックとは、言葉通り犬を後ずさり(後退)させる芸です。
「バック」や「下がれ」などの指示語があります。
ドッグダンスなどでは必須の芸となります。
【教え方】
① おやつを持ち犬の鼻先に近づけ気を引く。
② そのまま手を置くに動かし、犬がバックするよう誘導する。
③ 犬が1~2歩下がることができればおやつを与え褒める。
④ 次に下がるときに「バック」などの指示語を出し、言葉と動作を関連付けさせる。
⑤ 徐々におやつを与えるタイミングを伸ばし、バックできる歩数を伸ばす。
⑥ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
※犬がUターンするなどスムーズにバックできない場合には、壁に沿って椅子などの障害物を置いて狭い通路を作って行うとうまくいくでしょう。
芸の種類④ ゴロン
ゴロンは、「バーン・バキューン」などと銃で撃たれて倒れたかのような指示語を使っている方も多いですね。
ゴロンもできるようになると、歯磨きやお手入れなどで役立つでしょう。
ただし、犬にとってお腹を見せることは弱みを見せるようなもの。
信頼関係がないと自分からは見せてくれません。
普段からお腹を見せれることが前提で教えられる芸(トリック)となるでしょう。
【教え方】
① 犬を伏せの状態にさせる。
② 片方の手におやつを持ち、その手を伏せている犬の鼻先に近づける。
③ おやつに気を引くことができたら、手を犬の背中の方に移動させゴロンを誘導する。
④ 犬がお腹を見せた状態になったらおやつを与えて褒める。
⑤ ④までを繰り返し行い上手にできるようになれば、お腹を見せる瞬間に「ゴロン」などの指示語をかけて言葉と動作を関連付けさせる。
⑥ 褒めるタイミングを伸ばしながらゴロンの状態で長くいられるよう引き延ばしていく。
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