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⑦ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
芸の種類⑤ スピン
スピンとは、その場で1回転する芸です。
「回れ」「ターン」「くるーん」などの指示語がありますね。
本来は、「ターン」は時計回り、「スピン」が反時計回りという決まりがあるそうですが、愛犬の芸を競う競技会などに出ない限りはこだわらなくても良いでしょう。
【教え方】
① 犬をおすわりの状態にしておく。
② おやつを片手に持ち犬の気を引く。
③ おやつを持った手を犬の鼻先に当てておやつの匂いを嗅がせながら大きく腕を回す。
④ 犬がおやつに誘導され回ったらおやつを与え褒める。
⑤ おやつを犬に近づける距離を少しずつ離して回れを誘導する。
⑥ できるようになれば、「スピン」などの指示語をかけながら動作と関連付けさせる。
⑦ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
芸の種類⑥ フェイス
フェイスとは顔隠しのことで、犬が前足を使って顔を隠す動作のことです。
「顔隠し」「フェイス」などの指示語の他にも、「あちゃ~」「恥ずかしい」などと言ったら顔を隠すような指示語もおもしろいですよね。
お手やハイタッチができるようであればスムーズに覚えることができるでしょう。
【教え方】
① おやつを片手に持っておく。
② 犬にお座りからお手をさせ、その状態のままを維持させる。
③ おやつを持った手を、お手をしている前足の下に持っていき気を引く。
④ 犬の顔が前足より下に来たら、その瞬間におやつを与えて褒める。
⑤ 次に犬の顔が前足の下にきた瞬間に「フェイス」などの指示語を出し、動作と関連付けさせる。
⑥ おやつの位置を徐々に高めにしていき、犬がお座りの状態でしゃがまなくても良い場所で繰り返し練習していく。
⑦ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
芸の種類⑥ ジャンプ
ジャンプは、散歩で溝を跨ぐときなど日常的に犬が行っている動作なので簡単に教えることができるでしょう。
そういった散歩中に溝を跨ぐときにジャンプと指示語をかけ、上手に出来たら褒めることを繰り返していくことで自然とできるようになることもあります。
今回は室内などで教える方法をご紹介しますが、フローリングなどの上では滑りやすく足腰に負担がかかりやすいですので注意しましょう。
【教え方】
① 椅子に座った状態で飼い主さんの足を使います。
② 犬をおやつで気を引き、犬の前に足を持っていき跨ぐように誘導する。
③ 犬が飼い主さんの足を跨いだ瞬間「ジャンプ」と声をかける。
④ 上手にできたらおやつを与え褒める。
⑤ ④までを繰り返し練習しできるようになれば、足の高さを徐々に上げていく。
⑥ 最終的にはおやつなしでもできるよう繰り返し練習しましょう。
この記事のまとめ
- 犬のしつけは人と犬が安全・快適に過ごすための必要不可欠なもの
- 芸(トリック)は、コミュニケーションの1つに
- 芸(トリック)を教えることで認知症予防にもなる
- 犬の集中力は10~15分程度。短時間で集中的トレーニングを
- 芸(トリック)の前に基本コマンドを習得しておくことをおすすめ
- 飼い主も犬も楽しみながら習得しよう
- 早く習得させるためには褒めるタイミングが大切!!
- 指示語は分かりやすい単語で、統一すること
犬に「芸」トリックを教えることはイイコトがいっぱい!!さいごに
犬は本当に賢いので、教えればいろんなことをやってのけます。
自分の指示に従ってくれる喜びを感じる瞬間にもなるでしょう。
ただ1つ注意しておいてほしいのは、その芸がとても難しいことだったり珍しいことだったりすると、人はおもしろがって注目する傾向があります。
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