【シリーズ犬の服】～犬服ってどんな種類があるの？～

また、皮膚トラブルを抱えている犬用としては、皮膚に優しい素材で、手足も全部隠すことができる犬服があるので、用途別で探してみて、1番合うものを選ぶことができます。

お出かけのマナーとしての犬服

普段自宅にいるときは、犬に洋服を着せる必要はありません。

ただし、ドッグカフェやどなたかのお宅を訪問するときには、少し配慮が必要になります。

特に長毛種の犬や換毛期の犬は抜け毛が相当あります。

お出かけ先で犬の抜け毛を撒き散らさないために、マナーとして犬用の洋服は役に立ちます。

イベントでのお楽しみ写真撮影用としての犬服

おしゃれ犬服とも機能重視の犬服とも少し異質なのが、イベント用の犬服になります。

例えば、

• ハロウィンコスチューム
• クリスマスコスチューム
• お正月コスチューム

など、イベントに合わせたコスチュームがそれに当たります。

ほとんどは写真撮影用に愛犬に着せ、それらを使ってカレンダーを作ったり、年賀状に加工したりします。

また最近では犬のオフ会で、コスチュームパーティーなどをすることもあります。

飼い主さんたちの笑顔を見て、犬たちもまた幸せを感じるのではないでしょうか。

性別によって違うの？

犬服ですが、人の洋服と同じように、オス用・メス用があります。

ただし、犬用に関しては雄雌どちらでも着用できる、いわゆるユニセックスタイプがほとんどです。

ですので、Tシャツタイプのように上着だけの場合はオス用・メス用という違いはありません。

飼い主さんの好みで着せて頂ければ良いと思います。

ただし、オスとメスでは生殖器・排泄部分の場所が変わって来ますので、あきらかに男の子用のデザインの場合は、お腹のくりぬき部分がかなりあって、排泄時に邪魔にならないようになっているデザインが多く見られます。

最近では、飼い主さんが好んで女の子用の服を雄犬に着せている場合もありますし、逆にメス犬にボーイッシュな格好をさせて楽しんでいらっしゃる飼い主さんも見かけます。

汚れ対策さえしておけば、どちらを着ても良いのではないでしょうか？

人の世界も犬の世界もファッションは個性であると言えるのかもしれませんね。

犬服にも季節があるの？

犬服にも当然季節感があります。

特に冬用ではダウンジャケットなども販売されていますし、ボア生地やその他暖か素材で作られている洋服もあります。

春夏の場合は、薄手の生地で作られた洋服で、デザインも花柄やマリンルックが多く販売されます。
日本には四季がありますよね。

それゆえおしゃれでも四季を楽しむことができますが、犬服も同様に季節感を楽しめるグッズのひとつでもあります。

また、北海道と沖縄では季節の変化や時期も大きく変わります。

雪国などでは早くから冬用の洋服を着て身体を保護している犬、特に小型犬が多くみられます。

地域によってもそれぞれに差があるので、見ているとなかなか興味深いですよ。

犬服は季節に合わせて選ぶことが大事

さまざまなデザイン、用途に溢れる犬服ではありますが、犬服には人間同様、服の生地にもさまざまあります。

どんなにかわいいデザインでも、暑い日にモコモコなボアのベストなんかを着せた日には、犬が熱中症になりかねません。

逆に寒い日に薄い生地のTシャツでは、何の寒さ対策にもなっていません。

人間同様、外の気温に合わせ犬服を選ぶことは、犬の健康を守るためにも必要なことになります。

目的別犬服

犬服はおしゃれ目的で着せる場合が一般的ですが、大切な役割を担ってくれている犬服達もあります。
例えば術後服と言われるものです。

犬は手術をした後、どうしても傷が気になって、縫合部を舐めようとしてしまいます。

しかし、これが傷の治癒を遅らせる原因ともなりかねません。

エリザベスカラーなどが病院から支給されることもありますが、嫌がって外してしまう子も多く、飼い主さんを悩ませます。

そんなとき、洋服でがっちりガードしてしまえば安心です。

術後服はウエットスーツのようにぴったりと密着するタイプですので自分ではなかなか脱ぐことができません。

さらに、皮膚病で悩んでいる犬も洋服を着ることで掻きむしりを防いだり、毛が抜けてしまった部分を保護するのにも非常に役立ちます。

また、最近増えて来た「クール素材」で作られた洋服は、犬を熱中症から救ってくれる優れものです。

生地そのものがひんやり効果がありますので、着るだけでかなり体温を下げてくれます。

夏用の洋服には、防虫効果のある生地を使っている洋服もあり、虫よけにもなってくれますよ。

逆に冬用には人と同様にヒートテック素材でつくられた洋服も販売されるようになりました。

あとは、犬服というより衣装と言った方がいいでしょうか？いわゆる写真撮影用の洋服で、機能性は着せやすさは特に重視されていないものです。

最近では、犬の専門カメラマンもおられますし、飼い主さんご自身がカメラマンとしてご愛犬を可愛く撮影している方も増えました。

SNSでも素晴らしい写真の数々が観れますよね。

このような撮影する際に着せる衣装や、イベントなどで着用させる犬のコスプレ用の服といったものも、ペットショップやネット通販で普通に販売されています。