最近は犬のお洋服だけでなく、靴下など小物も身に着けている犬たちが増えてきましたね。
おしゃれアイテムとしてだけではなく、その実用性も注目されています。
地震など災害時の移動を考えて、避難グッズとして犬用の靴を準備し、普段から履き慣らしておくことを推奨するメーカーもあります。
しかし、
- もともと肉球で守られている犬に靴下は必要なの?
- 種類もサイズもさまざまで、どんな靴下を選んだらいいの?
- いつどこで、どうやって使うの?
- 嫌がる愛犬にどうやって履かせたらいいの?
など、さまざまな悩みを持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は、犬に靴下を履かせるメリットや靴下をどう活用したらいいかなどについてご紹介します。
靴下を履かせるメリット
「犬に靴や靴下を履かせる必要なんてない」と考える飼い主さんもいらっしゃいますが、犬に靴や靴下を履かせることには、ちゃんとした理由があるんです。
決して単純な過保護ではありません。
大きくわけて3つのメリットがあるのでご紹介いたします。
【肉球を守る】
犬には肉球があり、それがクッションとなり犬の歩行を助け、犬の靴のような役目を果たしています。
しかしこの肉球は、人間の靴のように足全体を保護するものではありません。
歩くという行動のサポートはしてくれても、真夏の熱い地面や凍った冷たい地面からは守りきれません。
年々異常気象で暑さが増す日本では、犬用の靴下はそんな暑さや寒さから犬の足を守ってくれます。
さらに、昔ほど土の道というものは多くなく、犬の肉球には優しくない道が多く存在します。
また、ガラスの破片や小さな小石など、踏んでしまうことで肉球や指の間をケガしてしまうことからも守ることができます。
足のケガは日々動かす箇所でもあり、治りにくいことがあります。
痛い思いをさせないためにも靴下は有効なのです。
【ケガの防止】
室内で飼っている場合や足腰が弱ったシニア犬は、フローリングで滑ってケガをしてしまわないか心配になります。
フローリングでは力が入りにくく、床の上で踏ん張りにくいのです。
その際の滑り止めになってくれるのが、「靴下」になります。
滑り止め加工が施された靴下を室内で履くことによって、踏ん張って歩くことができ、関節への負担を減らすことができます。
またシニア犬に限らず、散歩のときに靴を履かせることで、砂利道や凍った雪道などにより、傷つきやすい肉球の保護や怪我の防止にも役立ちます。
室内のみならず、屋外でも足腰の弱いシニア犬は靴下を履くだけで、歩くのが楽になる効果が期待できます。
シニア犬になってしまって、歩くのが辛そう…、外を歩かせるのにケガが心配という場合は靴下の購入を考えてみてはいかがですか?
【寒さを防ぐ】
犬用の靴下の役割は、人間が靴下を履く理由と基本的に同じ効果があります。
それは、靴下を履くことで寒さから足を守るということです。
ほとんどのお宅の床はフローロングであることが多く、フローリングは寒さが伝わりやすく、犬も同様、足先から冷えていきます。