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紀州犬の注意する病気③ 「白内障」
眼の水晶体の一部や全体が白く混濁する病気です。
老化によって起こりやすく、視力が低下し最悪の場合は失明する可能性もあります。
投薬治療によって進行を抑える方法や、人口の眼内レンズを目に入れる手術を行います。
予防することはできない病気ですが、進行を抑えることができる病気です。
早期発見・早期治療に努めましょう。
紀州犬の注意する病気④「緑内障」
眼の中の圧が上がってしまう病気です。
視力の低下や失明など視野に関する障害が出る他、痛みを伴うこともあります。
紀州犬を含む日本犬は、目の中の水分を外に出すための出口が狭いため緑内障になりやすい傾向があります。
眼が飛び出している、緑色に見える、壁や家具にぶつかる、顔を触られるのを嫌がるなどの症状が見られるようになります。
治療法は、症状によって点眼薬による内科的療法と、手術による治療法があります。
予防することができない病気ではありますが、早期発見・早期治療により進行を遅らせることができます。
紀州犬とのミックス犬
ミックス犬① 「紀州犬×柴犬」
日本を代表する犬種「柴犬」とのミックス犬です。
日本犬同士の掛け合わせなので、飼い主に忠実で賢い犬種を両親に持ちますので、信頼できる飼い主によってしつけを行うことでとても優秀なミックス犬となるでしょう。
ミックス犬① 「紀州犬×ハスキー」
クールな見た目とやんちゃな性格のギャップに人気のある「シベリアンハスキー」とのミックス犬です。
どちらに似るかによって全く異なる印象となるでしょう。
紀州犬 飼うのに向いている飼い主は?
紀州犬は、イノシシを倒すこともできる強さを持ち、日本犬の中でも特に強い性質を持っている犬種のため、初心者での飼育はおすすめできません。
犬の扱いに慣れている方、しっかりとしつけが行える方に向いている犬種です。
また、国の天然記念物にも指定されている犬種なので、紀州犬の未来を担って最後まで責任を持って飼育できる飼い主が理想的だと言えるでしょう。
マンションでも飼育できる?
紀州犬は外で飼われることも多いですが、近年ではやや小さめサイズの個体も増えているようです。
無駄吠えも少ない犬種なので、マンションで飼育することも可能でしょう。
ただし、危険犬種に指定されている犬種なので、必ずお住まいの自治体に確認し飼育規制を確認するようにしましょう。
一人暮らしでも飼育できる?
留守番が多くなりがちな一人暮らしですが、紀州犬は独立心を持ち合わせているため、比較的留守番も苦手としません。
それでも、散歩やしつけが欠かせない犬種のため、紀州犬のために時間をかけられることが必要です。
その点から考えると一人暮らしでの飼育は難しいかもしれません。
小さな子どもさんや高齢者のいる家庭でも飼育できる?
紀州犬は危険犬種と言われている犬種ですが、信頼をおける飼い主の元であれば忠実で愛情深い犬種です。
飼い主次第では小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭でも飼育することはできるでしょう。
それでも、強い気質を持っていることも事実ですので慣れるまで注意は必要です。
また、高齢者でもしつけが行えれば飼育することは可能でしょう。
活発というよりは落ち着いて過ごすことが多い犬種ですので、穏やかで忠実な良きパートナーとなってくれるでしょう。
紀州犬は危険犬種なのか?
紀州犬をインターネットで検索すると、「危険」「狂暴」といったマイナスなイメージを抱かせるキーワードが多く出てきます。
確かに紀州犬は、一部自治体により人に危害を加える恐れがある犬種として「特定犬(危険犬種)」に指定されています。
また、2015年に千葉県で起こった事件の影響も大きいようです。
事件の内容は、飼い犬だった紀州犬が家から抜け出し、近隣住民を襲ったという事件です。
飼い主でも捕獲することができず、通報を受けた警察官に襲い掛かろうとしたため、警察官によって射殺されるという痛ましい結末となりました。
しかし、実際のところ紀州犬は本当に危険なのでしょうか。
2015年に起きた事件には、粗悪な環境下で育てられたという背景があったようです。
散歩もされずベランダに閉じ込められ、まともに世話もされずに育てられていたのです。
そんな紀州犬が家を抜け出して、知らない環境で知らない人に会ったらどんな反応をするでしょうか。
恐怖心から攻撃に出るのは、犬にとっては当たり前のことで本能です。
特に紀州犬は、日本犬特有の警戒心の強さや頑固さを持ち合わせており、本能の強い犬種ではあります。
実際に日本犬の中でも最も攻撃的な性格を持っているとも言われています。
さらに体も大きく力が強いため、飼い方を誤ると危険な犬種にもなり得るでしょう。
しかし、本来は大人しく飼い主に忠実な性格をした魅力的な犬種です。
その魅力を最大限引き出せるのは飼い主自しかいません。
そのためにも愛情を持って紀州犬との信頼関係を築き、社会性を身に付けさせてあげましょう。
紀州犬 まとめ
- 大きめの中型犬
- 国の天然記念物に指定
- 性格:落ち着きがあって飼い主に忠実。強い気質もあり危険犬種とされている。
- 被毛:硬めの短毛
- 毛色:定番カラーは「白」。他にも「赤毛」や「虎毛」「胡麻色」などもあり
- しつけ:紀州犬のリーダーとなること。社会性「馴致」に重点をおいてしつけていくこと。
- 注意したい病気:比較的頑健な犬種だが、「心室中隔欠損」「アレルギー性皮膚炎」「白内障」「緑内障」などに注意
- 子犬の相場価格:だいたい10~15万円
- 平均寿命:13歳
- 「危険犬種」に指定されているため、飼育するには自治体に確認を。
紀州犬についてさいごに
紀州犬は日本を代表する犬種の1つで、とても魅力ある犬種です。
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