紀州犬の基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

それでも、暑さや寒さを感じないというわけではありませんので、気温に適した快適な環境を整えてあげましょう。

また、危険犬種に指定されているため、自治体によっては飼育方法を指定されることもあるので、確認しておきましょう。

外飼いで気を付けておくこと
  • 季節に応じた環境を整えること
    夏場には日陰が多い場所へ、冬場には毛布などで暑さ寒さ対策を。
  • 犬にとって有毒となる植物がないかをチェックしておくこと
    (例えばアサガオやツツジ、パンジー、チューリップは犬にとって有毒です。)
  • 他人や来客者に届かない場所に繋ぐこと
  • コミュニケーションを怠らないこと
  • 水たまりや池は無くすこと
    蚊の発生でフィラリアのリスクを高めてしまいます。
  • フィラリアやノミ・ダニの予防対策も忘れずに行うこと

紀州犬の飼い方② ~散歩~

紀州犬は、非常に体力があり多くの運動が必要です。
運動不足でストレスが溜まることにより、紀州犬の攻撃性を高くしてしまいかねません。

1日2回、1回につき30分~1時間の散歩を行いましょう。

ボール遊びなどの遊びよりも、元気に走って運動することを好むことが多いようです。

休日には、ドッグランなどに連れて行って、思い切り走らせてあげるようにすると良いでしょう。

ラフコリー,サッカー

初めてのドッグラン!犬を安全に遊ばせるために注意しておくことは?

2月 8th 2018

紀州犬のしつけ

飼い主に対してとても忠実で賢い紀州犬のしつけは難しくはありません。

しかし、日本犬らしい警戒心の強さや頑固さを持ち合わせている上、力も強い犬種ですので、甘やかし過ぎず正しくしつけていきましょう。

紀州犬のしつけポイン①「信頼関係を築く」

紀州犬は信頼する飼い主に対してはとても忠実で、絶対的な忠誠を誓いますが、一方で信頼していない相手には従わない面があります。

飼い主と飼い主家族全員で一貫性のある対応をして、紀州犬から信頼される存在になりましょう。

紀州犬から信頼されるリーダーになるために
  • 紀州犬に愛情を持って褒めたり優しく接すること。

愛情を持って接しましょう。
頼れる存在であると同時に慕われる紀州犬のリーダーになりましょう。

  • 愛情と甘やかすことの違いを理解すること。

紀州犬を甘やかし過ぎることで、自分がリーダーだと勘違いをして危険な犬になってしまう可能性があります。

  • 紀州犬のことを理解すること。

紀州犬の体質や性質を理解しましょう。
そうすることで、なぜこんな行動に出るのかを理解することができ、適切な対応対処ができるようになります。

  • 紀州犬を仰向けにさせる・マズルコントロール

犬の服従しているというサインです。
一緒に遊びながら仰向けにさせたり、さりげなくマズルを触ることから初めましょう。
こうすることで、爪切りや歯磨きなどのケアにも慣れさせていくことができるようになります。

紀州犬のしつけポイント②「社会性を身に付けさせる」

紀州犬の警戒心の強い性質を和らげるためには、社会性を身に付けさせて人や他の犬・動物に慣れさせる「馴致」が最も大切です。

一般的に犬は、生後4週齢~12カ月齢までの期間に外の世界に興味を示し、環境に適応していくことを学んでいきます。
この時期に積極的に外に連れ出して、家族以外の知らない人や他の犬や動物、車の音や生活音など様々な経験をさせて慣れさせておきましょう。

紀州犬にとって「知らない事が少なくなる」ということは「警戒することがなくなる」ということに繋がります。
猟犬気質から飼い主以外の人に心を開かない気質を持ち合わせていますが、子犬の頃から様々な経験をさせてあげることで、家族以外の人間にも懐きやすい性格にもなり得るでしょう。

柴犬

愛される柴犬になろう!~社会化の時期と不足した場合の今後について~

2月 8th 2018

紀州犬のお手入れ

短毛の紀州犬のお手入れは比較的簡単ではありますが、換毛期の抜け毛は多いので少し大変になるでしょう。

紀州犬のお手入れ① ブラッシング

ブラッシングは抜け毛やフケを取り除ける他、マッサージ効果によって血行促進にも繋がります。
コミュニケーション手段の1つにもなります

毎日の散歩から帰った後に、ブラッシングを習慣化することをおすすめします。

少なくても週2・3回の頻度で行うようにしましょう。
さらに、換毛期にはダブルコートの下毛が大量に抜け落ちるため、ブラッシングの頻度を増やして、できれば毎日ブラッシングしてあげると良いでしょう。

使うブラシは、スリッカーブラシとコーム、獣毛ブラシを使うと良いでしょう。

ラブラドールレトリバー,秋田犬,柴犬

ダブルコートの柴犬。半端ない抜け毛のブラッシング法

2月 8th 2018

紀州犬のお手入れ② シャンプー

外で飼われることの多い紀州犬は汚れやすく、白の被毛の場合は特に汚れが目立ってしまいます。

月1回程度のシャンプーで汚れを落としてあげましょう。

紀州犬のお手入れ③ グルーミング

紀州犬は飼い主や家族以外の人に触られるのを極端に嫌う場合があります。

そうなると、必要な全身ケアをプロのトリマーさんにお願いすることもできなってしまいます。

そうならないためには、子犬の頃から飼い主以外の人に触られるのを慣れさせておきましょう。

もちろんお手入れ自体は簡単なので、自宅でのセルフケアも十分できます。

肛門周りバリカン、肛門絞り、耳掃除と爪切りなども定期的に処理してあげましょう。

紀州犬のお手入れ④ 歯磨き

丈夫な歯を持った紀州犬でも、歯磨きは必要です。
できれば毎日、少なくても週1回以上の歯磨きとデンタルケアグッズを併用して歯の健康を守ってあげましょう。

紀州犬の注意する病気

紀州犬の平均寿命13歳と言われています。
比較的体が丈夫で、後発疾患が少ない犬種だと言われていますが、先天的な病気や日本犬に多い病気などに注意しておきたい病気があります。

紀州犬の注意する病気①「心室中隔欠損」

先天的な心臓の病気のことで、心室中隔と呼ばれる左心室と右心室の間にある壁に欠損孔(穴)がある状態のことです。

元気がない、咳をする、呼吸が苦しそう、発育不良などの症状が現れます。

欠損孔(穴)が小さい場合には、特に治療はしません。
ただし、心不全の症状がある場合には投薬治療により進行を抑えながら病気とうまく付き合っていかなければなりません。

欠損孔(穴)が大きい場合には、外科手術が必要となります。

予防することはできない病気のため、早期発見・早期治療が重要となってきます。

紀州犬の注意する病気② 「アレルギー性皮膚炎」

ハウスダストや花粉、食べ物などのアレルゲンに反応し、皮膚炎を発症する病気です。

強いかゆみを伴うため、しきりに掻いたり噛んだりするようになります。
そうすることによって皮膚が傷つき脱毛や膿みの原因ともなります。

投薬治療によって治療することができますが、アレルゲンとなる物質から遠ざける事や体を清潔に保つことで発症を防ぐことができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です