【動物看護士が解説!】犬が咳をする原因とは?対処法と考えられる病気

犬のインフルエンザは、咳の他に熱、くしゃみ、食欲の低下などです。
人間の風邪のような症状に似ています。

※予防方法はケンネルコフと同じでワクチンです。

犬の咳から考えられる病気 その④ 呼吸器疾患

気管虚脱、肺炎、気管支炎などがあります。
気管虚脱の場合は、「ガーガー」といった独特の咳です。
気管が何らかの理由により潰れてしまい、上手く呼吸ができなくなる病気です。
重篤化すると呼吸困難などの症状がでますので、「ガーガー」といった咳をしていた場合、早めに動物病院で診てもらいましょう。
この病気になりやすいとされる犬種は、チワワやトイ・プードルなどの小型犬、また、パグやフレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種です。

気管支炎は、気管支が炎症することによるもの、肺炎は、感染症やそのほかの疾患によるものなどさまざまな理由があり、主な治療方法は、気管支拡張剤や抗生物質などの内服薬です。

犬の咳から考えられる病気 その④ アレルギー

アレルギーとは、免疫機能に関係しています。
あるものに対して過敏に反応し咳などの症状がでてしまうことです。
アレルギーはさまざまあり、身近なアレルギーですと花粉やホコリ、ハウスダストの原因となっているノミやダニです。
アレルギー内容については、血液検査で調べることができますので、アレルギーが原因でなかなか咳が治まらない場合は、動物病院でアレルギー検査をしてもらうことをおすすめします。
(アレルギー検査の費用は項目や病院によって異なりますが、だいたい平均15,000~20,000円)

犬の咳から考えられる病気 その⑤ その他の病気

病気ではありませんが、水を一気に飲んだり、姿勢が悪い状態で飲むと咳がでることもあります。
水を飲む器を変えたり、器を置いている高さを調節してみてください。

※また、老犬に多い、咳がでる病気は僧合弁閉鎖不全症などの心臓疾患です。
理由は年齢とともに心臓の機能も低下していくためです。

犬の咳 他の症状がある場合は?

上記にも記載しましたが、咳の他にも病気によって、症状が現れます。
例えば、ケンネルコフやウイルス感染症の症状でもある発熱やくしゃみ、寄生虫による食欲の低下や腹水・・・などです。
咳以外の他の症状にも気づき、早めの対処をしていく事によって、早期の治療などにもつながります。

まとめ

犬の咳の原因でも症状など、さまざまあります。
場合によっては重い病気の場合もあります。
咳は、何らかの異常がないと普段はでません。
ですので、様子を見ずに気づいたら動物病院で診てもらいましょう。
早期発見・治療が大切です。
また、ウイルス感染症の場合は、ワクチンで予防ができますので、動物病院の獣医師と相談の上、定期接種をおすすめします。

 

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