犬のしゃっくりから考えられる病気
喘息や肺炎、心臓肥大や心内膜炎、寄生虫、脳卒中、逆くしゃみ、てんかん、低体温、胃捻転、誤飲・誤食などが考えられます。
ここで、あまり聞かない病気についての解説を!!
※逆くしゃみとは?・・・鼻をフガフガ鳴らしたり、グァッなどあまり普段聞いたことがないような声をだしたりすることです。
原因は、何か刺激になるものを鼻、口それぞれ一気に吸い込んだときに起きます。
逆くしゃみはほとんど、すぐに止まります。
また、病気ではありませんのですぐに動物病院に行くなどの対応はしなくてもよいです。
※胃捻転とは?・・・何らかの原因で胃の中にガスが溜まり、胃がまわってしまい他の臓器を圧迫してしまうことです。
臓器が圧迫されるとその部位が壊死してしまったり、重篤化すると死に至ることもある病気です。
大量のよだれ、腹部の膨れ、吐きたいが吐けないなどの症状がみられたら直ちに動物病院へ連れて行ってください。
この病気は特に大型犬がなりやすいとされています。
※心臓肥大とは?・・・心筋症や僧合弁閉鎖不全症などにより、心臓がボールの様に肥大することです。
トイ・プードル、チワワ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどの犬種がかかりやすい病気とされています。
※心内膜炎とは?・・・細菌が血液中に侵入し、心臓内にある弁膜という部分が炎症が起きることです。
症状は、呼吸困難や血尿、食欲の低下などがみられます。
また、血栓や血液不良によって、脳に酸素が上手く運ばれなくなり、麻痺が起こったりもする怖い病気です。
ボクサーや、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーなどがかかりやすい病気とされています。
また、誤飲・誤食については室内で飼われている場合は常に気を付けなければいけません。
つまようじやヘアゴム、ビニール袋や人薬(人間が飲んでいる薬)など、床に落ちているものは口に入れてしまうことがあります。
これらを飲み込むと、胃や腸を傷つけたりしますし、場合によっては腸閉塞などの外科手術をしなければいけない場合もありますので注意してください。
このように、しゃっくりでも病気が隠れている場合がありますので、油断をしてはいけません。
長時間しゃっくりが続いているなどの場合は、早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。
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