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また、首がきついとかわいそうだからと、緩めに装着してしまった場合も抜けやすくなります。
夢中で歩いている最中に首輪が抜けてしまうと、愛犬が走り出してしまうこ可能性もあり、事故の原因になってしまいます。
*首輪を装着するときの目安…首の間の空間に指2本分入る隙間を作る
首輪の種類
一言に首輪といっても5種類あります。
それぞれに個性がありますので、ご紹介いたします。
ベルト
スタンダードな首輪になります。
人が使うベルトと同じで、革製であることが多く、穴に挿してサイズを調整することができ、革製の場合、耐久性に大変優れています。
バックル
さまざまな素材でできている首輪になります。
ベルトと違い、首のところでカチッとワンタッチで留める形式です。
安価でさまざまなデザインがあるのが特徴ですが、ややベルトに比べて劣化しやすいデメリットもあります。
フルチョーク
引っ張ると首が絞まるのが特徴の首輪になります。
これは完全にトレーニング用の首輪となり、普段使いには向きません。
また、扱い方が難しいため、誰でも扱える首輪ではありません。
ハーフチョーク
フルチョークと違い、半分がチェーンで半分が布になります。
フルチョークより首や皮膚への負担が少なく、トレーニング向きの首輪として使うことが多い首輪です。
マーチンゲール
丈夫なナイロンや布で作られた首輪になります。
引っ張ると首が絞まるのは、フルチョークやハーフチョークと同じですが、愛犬の首の太さ以上に締まらないので、扱いやすいトレーニング用の首輪でしょう。
ハーネスのメリット・デメリット
ハーネスは胴部分に装着するので、首輪に比べ力が分散されて犬に負担がかからないというのが特徴になります。
最近では首輪同様、さまざまなデザインのハーネスがあり、洋服のように装着できるものや、クッション性に優れていて、装着していても痛くないというものもあります。
ハーネスのメリット
ハーネスには首輪とは違うメリットがあります。
その違いをぜひ参考になさってください。
◆気管支や呼吸器官に負担がかからない
ハーネスは首輪のように首を絞めず胴部分に装着するので、首輪に比べ力が分散されて犬に負担がかかりません。
シニアドッグ、フレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種(鼻ペチャ犬)、特に首周りが華奢な小型犬や気管支の弱い個体の場合は、首輪を着けて引っ張ると気管支や呼吸器官に負担をかけてしまうので、負担のかかりにくいハーネスがおすすめです。
◆抜けにくい
ハーネスの多くは前足から上半身を包み込む形状なので、犬の体から抜けにくくなります。
そのため、犬が脱走してしまう危険性が低くなるというメリットがあります。
◆歩行サポートできるハーネスもある
シニア犬で足腰が弱くなったり、なにかの原因で手足に問題があり、上手に歩けない愛犬には、取手の付いたハーネスというものがあり、そういうハーネスを使うことで、問題を抱える愛犬の歩行サポートをし、少しでも快適に散歩を楽しむことができます。
ハーネスのデメリット
いいことがたくさんあるように見えるハーネスですが、デメリットもあるので見ていきましょう。
◆引っ張り癖が直らない
ハーネスは、首輪と違い体の自由が効くためストレスが少ない反面、飼い主さんの指示が伝わりにくく、引っ張っても痛くないことが多く、トレーニングを目的とした場合は、ハーネスはあまり向かないかもしれません。
散歩トレーニングや、引っ張り癖トレーニングをするような場合には、首輪を利用する方が効果があるでしょう。
◆慣れるのに時間がかかる場合も
ハーネスは胴部分に装着するため、首輪と違い、体に違和感を感じる愛犬がいます。
なにかが付いていることが嫌で、取ろうと頑張ることもあるでしょう。
慣れてしまえば問題はありませんが、個体によっては多少慣れるのに時間がかかることがあります。
◆犬種により、ハーネスが抜けやすい
通常ハーネスは、付け方さえ間違わなければ、体から抜けてしまうということは早々ありません。