軽く触れただけでくっついてしまうので注意が必要です。
チカラシバ
漢字で「力芝」と呼ばれるくらい草は丈夫で強く、引き抜くのに力が入ります。
穂はブラシのようにふさふさに伸び、ポロポロと種が落ちやすく愛犬の被毛に簡単に付きます。
手で簡単にはらえるので、厄介度は低いひっつき虫になります。
ひっつき虫の取り方
取るのが厄介なものから簡単なものまであるひっつき虫ですが、具体的なひっつき虫の取り方をご紹介いたします。
1つ1つ、手で取ろうとするには労力を要します。
簡単に取れる方法で、秋のひっつき虫を攻略してしまいましょう。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは普段の愛犬のブラッシングで馴染みがありますよね。
愛犬の被毛にできた毛玉を取ったり、もつれた毛をほぐすのにスリッカーブラシは大変優秀です。
また、換毛期には抜け毛をごっそり取ることができ重宝します。
実はこのスリッカーブラシがひっつき虫を取るのに有効なんです。
スリッカーブラシにも様々な種類がありますが、おすすめなのは、ピン先に玉がついたハードタイプのスリッカーブラシがいいでしょう。
ピン先の玉が効果を発揮し、ひっつき虫を取ってくれます。
ブラッシングするだけで、吸い寄せる感じでひっつき虫が取れていきます。
あまりに夢中になってしまい、強くブラッシングしてしまうと、愛犬の皮膚を痛めてしまうので注意して優しくしてあげましょう。
犬用コーム
犬用コームは短毛種やシングルコートの愛犬にも使えるので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。
特徴としては、スリッカーブラシと比べて皮膚への当たりが優しいところになります。
そのため、スリッカーブラシが苦手な愛犬には、犬用コームを使ってあげるのがいいでしょう。
効果はスリッカーブラシよりソフトになりますが、スリッカーブラシは使い方次第で愛犬が痛がってしまいますが、犬用コームでは安心して使えます。
愛犬の様子を観察して、使い分けましょう。
お使いの際は、人間用コームでなく、やはり犬用コームを使ってあげてくださいね。
シャンプー
ひっつき虫は水をかけると落ちやすくなります。
大量にひっつき虫がついてしまった場合、シャンプーをしてあげたほうが早いということもあります。
ポイントは、シャンプー前に十分被毛を濡らし、ひっつき虫を落としてからシャンプーをしていきます。
ひっつき虫がついた状態でシャンプーをして、被毛をマッサージしてしまうと、被毛の中にひっつき虫が絡み付いてしまったり、ひっつき虫が皮膚を傷つけてしまうこともあり得ます。
ひっつき虫は水で流し、仕上げとしてシャンプーをすると考えましょう。
また、ひっつき虫の中には粘液による粘りけで、被毛がベタベタしてしまうことがあるので、そういった時にシャンプーは有効です。
ひっつき虫の予防には洋服を着せるのが1番!!
ひっつき虫が大発生する時期のお散歩では、愛犬に草むらをクンクンされるのは恐怖ですよね。
でも、愛犬にとってはクンクン、いろんな匂いを嗅ぐことが至福の時間。
愛犬には楽しんで欲しい。
でも、飼い主としてはひっつき虫を取るのは大変……
対策として間違いないのは、犬用の洋服を着せることなのです。
ブラッシングをしとたり、シャンプーをしたりする必要がないので、愛犬にも負担がかかりません。