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しつけの入りにくいアフガンハウンドのトイレや歯磨きはプロのトレーナーに相談しながら根気よく始めましょう。
アフガンハウンドの注意する病気
アウガンハウンド特有の罹りやすい病気というのは特にありませんが、他の大型犬と同様に気をつけなければならないいくつかの病気があります。
決して素人判断はせず、気になる症状が見られた場合はすぐに動物病院の診察を受けるようにしましょう。
アフガンハウンドが気をつけたい病気その①股関節形成不全
股関節が不安定になり、脚腰がふらついてきます。
重症になると後肢に跛行が見られます。
通常は生後7~9ヶ月で発症しますが、成犬にも多くみられます。
アフガンハウンドが気をつけたい病気その②若年性白内障
白内障は老犬に多く見られる老化現象ですが、遺伝的に2才以下で発症するものをいいます。
水晶体が白く濁り進行すると失明の恐れがありますので、早期発見・早期治療で進行を遅らせることができます。
アフガンハウンドが気をつけたい病気その③外耳炎
垂れ耳のため汚れやすく、細菌や寄生虫、アレルギーなどから炎症をおこします。
痒みがあり、耳の中が赤くなったりします。
動物病院での耳洗浄や点耳薬の投与などで治療していきます。
アフガンハウンドのミックス犬
最近では純血犬種同士の交配によるミックス犬に人気が出ています。
ミックス犬も一般に雑種といわれている犬と同じ混血種なので血統書は付きませんが、ミックス犬は両親が血統書のついた純血種であるため、それなりの価格で売られています。
珍しい犬種同士のミックス犬の場合には高値で売買されることもあるようです。
アフガンハウンドのミックス犬はそんなに多くはありません。
アフガンハウンドそのものが希少犬種なので、わざわざ他犬種とのミックス犬を販売用として繁殖させているブリーダーはいないようです。
アフガンハウンドの愛犬家が、個人的に他犬種と交配させて生まれたミックス犬は何種かいるようです。
アフガンハウンドのミックス犬には、ボルゾイ✕アフガンハウンド・秋田犬✕アフガンハウンド・シェパード✕アフガンハウンドなどが見られました。
アフガンハウンドを飼うのに向いている人は?
街を歩いているだけで人目を惹く優雅な姿をしたアフガンハウンド。
その独特な容姿からも、犬飼いの初心者にはなかなか手がでない犬種です。
アフガンハウンドを飼うのに向いているのはどんな人なのでしょうか。
体力がある
狩猟犬であったアフガンハウンドは多くの運動量を必要とします。
毎日朝晩1時間以上の散歩と全力疾走するくらいの並走を30分できる体力が必要です。
シニアや女性では体力的に無理があります。
大型犬の飼育に慣れた体力のある男性に向いています。
飼育環境が整っている
大型犬ですが室内飼いが基本です。
マンションなどでは一室を犬専用の部屋にできるくらいの広さが必要です。
出来れば自由に遊べる広い庭があるところが望ましいでしょう。
経済的、時間的余裕がある
アフガンハウンドの絹のような長毛を美しく保つためには、月1回のトリミングが必要です。
大型犬のためフード代や医療費なども高額になります。
室内環境を整えるために夏冬のエアコンは欠かせません。
自己主張が強く自己判断力に長けたアフガンハウンドのしつけや訓練は素人にはなかなか難しく、仔犬のころからプロのトレーナーによるトレーニングが必要とされています。
このようなことから、アフガンハウンドを飼うのは、大型犬を飼うことに馴れていて、時間的にも経済的にも余裕のある人が望ましいでしょう。
この記事のまとめ
・大型犬: 原産地アフガニスタン・用途 サイトハウンド(優れた視力を使って獲物を追いかける獣猟犬)・体高:オス69cm メス64cm 体重:オス27kg メス23kg
・性格:独立心が強く、自己判断力に優れている。頑固でマイペース
・毛色・毛の長さ;毛色 クリーム、ブリンドル、ブルードミノ、レッド、ブラックマスクなど多種 絹のように美しい長毛
・気を付けたいしつけ: プロのトレーナーでも手を焼くといわれるほど、しつけの入りにくい犬種。学習能力が低いわけではない。自己判断能力が高いので仔犬のころから専用トレーナーを付け、飼い主と二人三脚でしつけるのが最良。
・注意したい病気: 股関節形成不全・若年性白内障・外耳炎等
・記事の重要箇所(2.3個):アフガンハウンドは全ての犬の中で最も古い歴史を持つ犬種・優雅なだけではなく、山岳狩猟犬だったため脚力があり走る速度は時速60km・
1キロ先の獲物を見つける視力の持ち主・日本ではブリーダーも少ない希少犬種
最後に・・・
側を通るだけで誰もが振り返る、まさにスーパーモデルのように優雅な姿をしたアフガンハウンド。
アレクサンダー王妃がひと目会いたいとバッキンガム宮殿に連れてこさせたという逸話があるほどです。
アフガンハウンドはその気高い容姿そのままに性質もまた気位高く悠然としています。
容易には人間の指示に従わないことから低評価を受けたこともありますが、それは人間側の都合から見た評価でしかありません。
犬という生物からみれば、アフガンハウンドの自己状況判断能力はずば抜けて高いのです。
飼育が難しいといわれるドーベルマンやシェパードが上級者向けの犬種ならば、アフガンハウンドは超熟練者向きの犬種といえるでしょう。
この気高く誇り高いアフガンハウンドを唯の犬としてではなく、人と同じ目線で紳士的に扱うことができたなら、きっと最高に素晴らしい家族になってくれることでしょう。
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