犬の気持ちとは?
感情には喜怒哀楽があります。
犬は楽しいとき尻尾を振ったり、ぴょんぴょん跳ねたりして喜びを表し、唸ったり歯を剥いたりして怒りを表現すことはよく知られていますが、犬が悲しいときにどのようなしぐさや行動をするのかはあまり知られていません。
そもそも犬はどんなときに悲しいと感じるのでしょうか。
犬が悲しむのは・・喪失感から
飼い主が出かける用意をしていて、お散歩だと思って喜んでいたら自分だけお留守番だったとか、飼い主が袋を持っていたので、おやつがもらえると喜んでいたらゴミ袋だった、など期待していたのにがっかりすると小さな喪失感を味わいます。
散歩もおやつも人間にとっては些細なことですが、犬にとっては大きな喜びです。
喜びに対する期待はずれが何度も続くとあきらめという喪失感でいっぱいになります。
犬にとっての悲しみとは喪失感という感情だといえるでしょう。
特に群れ社会で生きる性質を持った犬にとって、一人になることや、飼い主がいなくなることにはとても耐えられないほどの不安と大きな喪失感を覚えます。
多くの野生動物は仲間の死を理解しているといわれています。
犬も同じように家族の誰かが亡くなったりした時にはその事実を察知し、周りの家族が悲しんでいるのを見て、傍にきて涙を舐めてくれたり寄り添ってくれたりすることがあります。
これは群れの仲間として喪失感を共に感じていることからくる行動だといえるでしょう。
犬に悲しみの涙はない
人間は悲しいと涙を流しますが、犬には悲しみの涙はありません。
犬の悲しみは喪失感からくるため、食欲がなくなったり、元気がなくしょんぼりしたり、外に出たがらなくなったりする行動として現れます。
可愛がってもらいたいのに無視されたり、邪険にされたりする時に感じる寂しさも喪失感につながります。
寂しい気持ちにさせないように愛情を込めて触れ合い、常に安心できる環境を作ってあげましょう。
行動やしぐさから見る犬の気持ち
犬のさまざまな行動やしぐさから読み取れる気持ちをまとめてみました。
犬の気持ちがわかるようになると、愛犬と今よりずっと密度の濃い繋がりを持つことができるようになります。
犬の気持ちがわかるしぐさその① 目をそらす
犬の目をじっと見ていたら目をそらされてしまった・・嫌われているのかな?と思ったことはありませんか。
いえいえ、その心配はありません。
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