犬にとって足に付けられた靴下は異物でしかありません。
すぐに慣れる犬もいれば、何度練習しても履くのを嫌がる犬もいます。
怪我の保護や災害時などのときに、始めて靴下を無理に履かせるのは犬にとっては大きなストレスになります。
犬が靴下に慣れるまでにはそれなりの時間と練習が必要であることを知っておきましょう。
犬の靴下の長時間使用は禁止!
また、犬の汗腺は鼻先と肉球にしかないため、犬にとって肉球の汗腺は体温調節や肉球の乾燥を防ぐ大切な役割をしています。
犬に靴下を長時間履かせていると、汗腺が覆われ体温調節が上手くできなくなったり、肉球が蒸れて雑菌が繁殖したりすることがあります。
室内でゆっくりしているときは靴下を脱がせてあげましょう。
犬の靴下を選ぶときのポイント
犬に靴下を履かせたいと思ったときには、まず犬が靴に慣れてくれるかどうかをチェックしてみましょう。
◎足を握ってみる。
まず犬の前足を握ってみます。
10秒以上握ることができれば合格です。
握らせてくれてもすぐに足を引っ込めたり、嫌がったりするときは、靴を買う前にまず足を握っても嫌がらないようおやつを使ったりして慣らすことから始めましょう。
◎足拭きができるか。
嫌がらずに足拭きができれば靴下への抵抗も少ないと思われます。
足拭きが全くできないときは靴下を履かせるまでには至りません。
足を触ることから始める必要があります。
◎服やリードを嫌がらないか。
服やリードを嫌がらずに着けることができれば、靴下を履くことにも比較的早く慣れることができます。
服やリードを着けると嫌がったり、噛んだりする時は靴下を履かせるのは難しいでしょう。
靴下を嫌がって脱ごうとして噛みちぎってしまう恐れもあります。
このような犬にとっては何かを身に着けることがストレスになる可能性があります。
獣医師の指示があるなど、特別に必要がなければ靴下を履かせないほうがいいでしょう。
犬の靴下の種類は?
犬の靴下には室内用・室外用(靴・レインシューズ)・医療保護用・シニア用など
用途によってさまざまな種類があります。
用途にあわせていくつか用意しておくといいでしょう。
足のサイズの測り方
・足のサイズを測るために用意するもの
白い紙(方眼紙があれは尚良し)・ペン・メジャー(定規)
・前足と後ろ足でサイズが違うので前後両足を測ります。
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