Contents
犬の靴下とは?
犬に靴下を履かせることには賛否両論あるようですが、犬が外飼いされていた頃とは犬の生活環境や飼育意識も大きく違ってきています。
今では番犬という位置付けではなく、同じ室内で共に寝起きする家族であるという認識が高くなっています。
犬の靴下も、家族の一員としてより快適に過ごさせてやりたいという気持ちから生まれたものです。
では、どんなときに犬に靴下を履かせるのでしょうか。
犬に靴下を履かせる理由その① 室外での犬の肉球を保護する
今では犬も家族と一緒に、トレッキングや海・山へのレジャーなどさまざまな場所に出かけるようになりました。
レジャー場面では切り株や尖った枝、足場の悪い岩場や貝殻、釣り針やバーベキューのゴミなど、犬の肉球を痛めるものがたくさんあります。
毎日の散歩道でも草道や土だけではなく、アスファルトやコンクリートが多くなり、人通りの多い道では犬の肉球を傷つける危険なゴミもたくさん捨てられています。
犬の室外用靴下(靴)を履かせることで、下記のようなトラブルから肉球を保護することができます。
・落ちているガラス辺や尖ったゴミなどによる肉球の擦傷・切り傷。
・夏の高温になったアスファルトや砂浜での肉球の火傷。
・芝生の除草剤や雪道の凍結防止剤などによる肉球のアレルギーや炎症。
・雨の日の水溜まりや濡れた地面を長時間歩くことでおこる、肉球のふやけによる傷からの細菌感染。
・険しい山道や雪道のトレッキングでの肉球の怪我や凍傷。
犬に靴下を履かせる理由その② 肉球の傷の保護
犬が肉球を切ってしまったり、擦りむいたりして傷があるときは、傷を舐めて化膿したりしないように、靴下を履かせて傷口を保護することができます。
また足裏、爪や指、足首などの手術をした後のテーピングや傷口の処置の固定や保護にも靴下が役に立ちます。
犬に靴下を履かせる理由その③ 室内での滑り防止
ほとんどの犬が室内で飼われるようになりましたが、最近の住宅はフローリングの床が多く、走ったり飛び跳ねたりするときに滑り、足や腰、股関節などを痛めることがあります。
滑り止めのついた犬の靴下を履かせることで足の滑りを止めることができ、室内でも安心して思いっきり遊ばせることができます。
特に、椎間板ヘルニアを発症しやすい胴長短足のミニチュアダックスや、膝蓋骨内方脱臼、股関節形成不全などの慢性疾患を持っている犬などは、犬の靴下履かせることで足の滑りがなくなり、発病のリスク防止や慢性疾患の悪化防止に役立てることができます。
また、犬の靴下は足腰が弱くなった老犬にもおすすめです。
老犬になると踏ん張りが効かなくなりうまく立ったり歩いたりできなくなります。
犬の靴下を履かせると足の滑りがなくなり、足にかかる負担が少なくなることで立ち上がりや歩行が楽になります。
また、老犬になると体力が低下するため体温調節が上手くできなくなります。
冬の寒い時期などは靴下を履かせて防寒対策をすることができます。
犬の靴下のデメリットとは?
犬の靴下はさまざまなシーンで活躍してくれそうですが、犬に靴下を履かせるデメリットはないのでしょうか。
犬は裸足が好き!
犬の靴下を買ってきて、犬がすぐにその場で機嫌よく履いてくれるなんてことはまずありません。
犬はもともと裸足で歩くのが一番自然なことなのです。
コメントを残す