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「犬がうるさい!」よくあるトラブルとは?
犬を飼っていると、誰にでも起こり得るトラブルが、「犬がうるさい」という問題です。
愛犬家にとっては、少しくらい犬が吠えても、微笑ましく思えるかもしれませんが、近所には犬が嫌いな人もいれば、犬の鳴き声を聞くだけで怖いと感じる人もいます。
まず、どんなトラブルが多いのかをみていきましょう。
家族みんな不在時、犬が留守番中吠え続けている
普段はあまり吠えることもなく、利口に思える犬でも、犬だけでお留守番してもらっているときは、どういう状態かわかりません。
犬によっては、お留守番が寂しくて鳴き続ける犬もいますし、些細な物音に敏感になり、ちょっとした音に反応して、吠え続けてしまう犬もいます。
近所の犬の鳴き声に釣られ、大合唱が始まる
近所で犬を飼っている家は、1軒や2軒ではありません。
近所で1匹の犬が吠え始めると、それに釣られて近所の犬が一斉に吠えたり、鳴いたりする事態になると、その音量は相当です。
外飼いの犬が、人や車が通るたび狂ったように吠える
室内飼いの犬だと、チャイムに反応して吠えるということはありますが、四六時中、何かに吠えるということは少ないようです。
しかし、外飼いをしている犬の場合、外の音が常に近いところにあるので、神経質な犬や、ストレスが溜まっていたり、しつけが全くされていない犬の場合、人や車が通り過ぎるたび、狂ったように騒ぎ立ててしまうことがあります。
痴呆になり、特に夜中に吠え出して止まらない
日中はいろんな音に紛れて、あまり目立たない犬の鳴き声も、夜中は一気に気になる騒音になることがあります。
夜は静かなので、基本的に犬も静かに過ごすことが多いですが、シニア犬で、認知症になっている場合など、夜に徘徊を始め、心細く鳴き始めることがあります。
そんな犬の心は近所の人には届きません。
残念ながら、騒音なのです。
近所の犬がうるさいとき、苦情の出し方
犬好きの人でも、そうでなくても、度を越した犬の鳴き声は、どうしても我慢できません。
犬に罪はなくても、平和な生活を壊されては困ってしまいます。
でも、直接苦情を言いに行って、トラブルになるのも心配です。
今回は3つの苦情の出し方をご紹介しまので、ぜひ参考になさってください。
1. 犬がうるさいとき、苦情は自治会や賃貸の管理会社へ苦情を!
1軒家にお住いの方なら、自治体(町内)へ、アパートやマンションにお住いの方なら、それぞれの管理会社へ、それぞれ苦情を言うようにします。
直接言いに行く場合、飼い主が、常識ある人ならいいのですが、逆ギレをされてしまうと、その後の近所付き合いが難しくなってしまうと困ります。
第三者が間に入ることで、余計なトラブルを回避することができます。
2. 犬がうるさいとき、苦情は保健所に匿名希望で伝えてもらう
続いては、自治体や管理会社でも解決に至らなかった場合や、少しでも、身分を明かさず苦情を言いたい場合、保健所へ連絡しましょう。
事情を説明し、相談に乗ってもらいます。
このとき必ず、相手方には匿名で、連絡を入れてもらうように伝えるのを忘れないようにしてください。
3. 犬がうるさいとき、最終手段として警察へ相談
通常、保健所から連絡が入れば、ある程度は改善されるものですが、苦情を言ったあとも全く改善が見られない場合や、苦情が気に食わなかったのか、さらに犬がうるさくなったなどの場合は、トラブルが事件に発展しないために、ご自身で対処しようとせず、警察へ相談に行くようにしましょう。
犬がうるさく、苦情を言いたい!注意することはなに?
残念ですが、犬の飼い主みんなが良い人とは限りません。
直接、誠意を持って苦情を言いにいった結果、いわれのない嫌がらせをされるようになったなど、様々な危険があります。
思わぬトラブルを避けるため、注意が必要です。
例えば、
- 直接苦情を言いに行く場合… 1人で言いに行くことは避けましょう。
必ず、近所で同じようにうるさいと思っている人を集い、言いに行くようにします。 - 手紙で苦情は要注意…苦情を言う方法には手紙で伝えるという方法もあります。
ただこの場合、あまりにもキツイ文面で書き綴ってしまうとトラブルの元になるということと、実名で送っても角が立つ場合があり、匿名だと、ただの嫌がらせと思われることも。
どれくらい、冷静に丁寧な手紙を書けるかで結果は変わります。
苦情を言う際には、以上のような事柄に気をつけるようにしましょう。
トラブル回避!犬がうるさいとき、飼い主さんが注意すること
近所迷惑になるかならないかは、犬の飼い主さんの心がけがとても大切になります。
飼い主がきちんと愛犬の管理をすることは、犬を飼うことの責任の1つです。
では、どんなことに注意すればいいのでしょうか。
まずは、対策法を4つご紹介します。
1. 運動不足でストレスを溜めさせない
犬は運動不足や、普段遊んでもらえていないなどの環境からストレスを溜め、結果、問題行動として吠えまくることがあります。
わざわざ吠えて人に訴えなくても、きちんと運動量や愛情が満たされていれば、理由なく吠え続ける問題行動はほぼ起こりません。
2. 外飼いで鳴き続ける犬には、場合によっては室内に
外飼いの犬が永遠鳴き続けるのは、かなりの騒音になり、さらに他の犬が吠える原因にもなります。
しつけし直すことも大事ですが、まず、犬を玄関先に入れることや、室内飼いに変更するなど環境を変えることを考えましょう。
犬は寂しさから吠えることもあるので、家族が見えることで、吠えなくなることは多々あります。
3. 留守番中、鳴き続ける犬には、夢中になれるおもちゃと監視カメラ
犬だけで留守番をさせると鳴き続けるという場合、寂しくて怖くて、暇でといった理由で鳴くようです。
知育玩具を与えるなど、夢中になれるおもちゃを与えるのも方法です。
また、監視カメラを付け、飼い主さんの声を聞かせたり、そこから定期的におやつが出るようなものを選び、飽きさせないようにします。
4. 認知症で鳴き続ける犬には、獣医さんに相談を
同じ犬の鳴き声でも、夜になると余計目立ちます。
認知症になった犬は特に、夜、鳴き出すことがあります。
認知症の症状ともいえるので、これはしつけでは治りません。
こういった場合は、犬も家族も十分な睡眠が取れず問題です。
獣医さんに相談し、夜鳴きがひどいときには睡眠薬を処方してもらうなど、対応してもらいます。
犬のうるさい無駄吠え。
しつけ直す方法
犬がうるさいときには、ご紹介したような対策を試しながら、やはり、犬のしつけをし直す必要があります。
まず、
- 犬が運動不足にならないように、きちんと毎日散歩に行き、運動させる。
- 犬とのコミュニケーションをちゃんと取り、孤独にさせない。
など、飼い主さんができることをした上でも、吠えグセが治らない場合、以下の方法をお試しください。
お座り・伏せ・待てのコマンドの徹底
これらのコマンドを完璧にできるようにしつけ直します。
基本的に伏せをしているとき、犬は吠えません。
また、待てのコマンドは、犬が飼い主さんとアイコンタクトを取り、興奮を抑えるのに役立ちます。
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