【動物看護士が解説】実はあまり知らない?犬の歯についての基礎知識

犬,歯

犬の歯の構造

 

歯の本数

犬の歯は、永久歯で基本的には全部で42本あります。
人の歯の数が全部で28~32本あるのに対して、犬は人よりも歯の本数は多いです。

子犬の時期には、乳歯として上下14本ずつで合わせて28本生えます。
この乳歯は、永久歯に生え変わります。

 

歯の種類

歯の種類は、切歯、犬歯、前臼歯、後臼歯の4種類あります。

切歯は、別名門歯とも呼ばれ、前歯に当たります。
切歯の役割は、食べ物を噛み切ります。

犬歯は、犬の牙の部分です。
歯の種類の中で1番長く鋭い歯になります。
犬歯の役割は、食べ物を固定したり獲物を捉えたりします。

前臼歯は、犬歯のすぐ奥にあり、犬歯より短く小さいです。
前臼歯と前臼歯の間には少しの隙間があることが多いです。
前臼歯の役割は、食べ物や獲物を固定したり、噛み切ったりすることです。

後臼歯は、1番奥にある奥歯です。
後臼歯は1番大きな歯で、食べ物をすり潰す役割を持ちます。

場所とそれぞれの数は、上顎の奥から後臼歯が左右2本ずつ、前臼歯が左右4本ずつ、犬歯が左右1本ずつ、切歯が6本あります。

下顎の奥から後臼歯が左右3本ずつ、前臼歯が左右4本ずつ、犬歯が左右1本ずつ、切歯が6本あります。

歯の構造

歯の構造は、表面から歯冠、歯根、エナメル質、象牙質、歯髄で成り立ちます。

歯冠とは、歯肉から外に出ている歯の一部分です。
見えている歯の部分のことをいいます。
食べ物などの口に入ってくる物に直接接触し、噛んだり切ったりする役割があります。

歯根は、歯根の中に埋まっている歯の一部分で、見えていない部分のことをいいます。

エナメル質とは、歯冠の表面を覆い、象牙質を保護する役割があります。
とても硬く、体の中で最も硬い組織とも言われています。

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