愛犬が普段生活をしている高さに温度計を取り付け、室温をチェックしたり、愛犬のベッド付近で、愛犬がすきま風や下からの冷気にさらされていないかを確認してみるとよいでしょう。
寒さ対策しないとどうなるの?
パピヨンが寒さを感じているのに寒さ対策を行わないでいるとどうなるのでしょうか。
パピヨンが寒い時に見せる仕草
人であれば寒い時、「寒い」と訴えることや自分で暖房器具を使用したりすることができますよね。
しかし、そのどちらもパピヨンにはできません。
そこで、パピヨンが寒がっているのかを見極めてあげる必要があります。
パピヨンを含め犬が寒がる時に見せる仕草や行動には以下のようなものがあります。
・ブルブルと小刻みに震える
・日向やヒーター前など温かい場所に移動する
・体を丸めて寝ている
・散歩に行きたがらない
・水を飲む量が減る
・寝る時間が増える・朝起きられない
これらの仕草をしていたら愛犬が寒さを感じている可能性があります。
防寒対策をとってあげるようにしましょう。
冷えは万病のもと
寒い環境の中でいるとまず「冷え」の状態になります。
その冷えは、震えを起こしエネルギーが消費され、寝ていることが増えてきます。
同時に血液の巡りも悪くなってしまうため、免疫力が低下することとなり感染症へのリスクを上げることになるでしょう。
特に、体力が劣っている子犬や高齢犬にとっては寒さが命取りにもなることだってあります。
◆風邪や感染症
犬も寒さで風邪をひくことがあります。
特にパピヨンのような小型犬は風邪をひきやすいようです。
また、寒い冬の季節はウイルスの活動が活発になるため、ジステンパーやパルボウイルス、ケンネルコフなどの感染症にかかりやすい季節でもあります。
予防接種できる種類もありますが、予防接種を受けたからと言って100%予防できるわけではありません。
冷えによって免疫力が低下してしまうことで、風邪や感染症のリスクを高めてしまうことにつながります。
特にシニア犬や子犬の場合には注意が必要となります。
◆下痢
人もお腹が冷えると下痢になってしまうように、犬も寒さが原因で下痢をしてしまうことがあります。
下痢をしやすい子の場合、腹巻などが役立つでしょう。
◆関節疾患
元々関節にトラブルを抱えている場合には、冷えによって関節の痛みが強くなります。
お散歩前にマッサージやウォーミングアップなどをして関節を柔軟にしたりして対策をとってあげましょう。
◆泌尿器系疾患
寒さによって水を飲む量が減ることで起こります。
脱水状態となり尿路に結晶や結石ができやすくなってしまうのです。
また、寒さからトイレに行くことを我慢してしまい膀胱炎になってしまうこともあります。
飲水量に注意してあげること、またトイレを我慢しなくても良いよう温かい場所にトイレを設置するなど工夫してあげましょう。
◆心臓病
身体が冷えると体中の血管が収縮して血圧が上がってしまいます。
そうなると心臓は普段よりも強く・速く動く必要がでてきますので、負担がかかってしまいます。
パピヨンの寒さ対策方法
対策① 寒さに強い体づくりをしよう
犬のための寒さ対策グッズは数多くありますが、それらを使用する前にまずは寒さに強い体作りを心掛けることが大切です。
◆運動
運動によって筋肉量が増えることで、体温を上げやすくなるため寒さ対策につながります。
◆食事
良質なたんぱく質を摂取させることで運動をサポートすることとなるでしょう。
さらに寒さによってカロリー消費も増えてしまうため、ご飯の量を増やしてあげる事も必要です。
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