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代表的な犬種を挙げると「プードル」が当てはまります。
レッドの毛色は明るい性格、ブラックは知能が高い、アプリコットは臆病などという性格的傾向があるのです。
しかし、アメリカンコッカースパニエルの場合には、ブラックバラエティ・単色(アスコブ)・パーティカラーのいずれも毛色による性格の違いはないとされています。
ただし、イギリスの大学の研究では、アメリカンコッカースパニエルの原型ともいえる「イングリッシュコッカースパニエル」は、単色(アスコブ)の方がパーティーカラーの犬よりもアグレッシブだという結果が出ています。
また、アメリカンコッカースパニエルの基礎となった犬種「イングリッシュコッカースパニエル」の飼い主同士の話題では、単色のイングリッシュコッカースパニエルの方が、パーティーカラーよりも「活発で運動神経がいい」などとも言われているそうです。
これがアメリカンコッカースパニエルにも当てはまるかどうかをはっきり言い切ることはできませんが、イングリッシュコッカースパニエルを改良して生まれたアメリカンコッカースパニエルなので、限りなく近い犬種であることは確かです。
イングリッシュコッカースパニエルに言われている毛色による性格の傾向を無視することはできないかもしれません。
どの毛色も明るく陽気な性格が魅力的
アメリカンコッカースパニエルの性格は、基本的に毛色によって性格が違うことはないとされています。
いつも陽気でまわりにいる人たちを明るくさせてくれるような魅力的な犬種です。
日本では、茶色系の単色(アメコブ)が一般的なカラーとなりますが、それ以外の毛色であても基本的な性格は変わらず、とても明るく陽気な愛玩犬らしい性格の持ち主だと言えるでしょう。
毛色によって注意したい病気がある!?
アメリカンコッカースパニエルは毛色による性格の違いはないと説明してきましたが、犬の病気の中には、性格に影響を与えてしまうものがあることをご存知でしょうか。
その病気の名を「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」と言います。
アメリカンコッカースパニエルがかかりやすい病気の1つとなります。
「キレやすい」突発性激怒症候群とは?
アメリカンコッカースパニエルだけに限った疾患というわけではありませんが、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」という先天性の脳の問題で起きる疾患があります。
本来、犬が怒って吠えたり、噛むなどの行為が見られる場合には、必ずそうなる理由があるものです。
しかし、この疾患があると理由もなく突然怒り出して凶暴化するといった症状が見られるようになります。
飼い主や他の犬に対して、突然激しく攻撃的になって噛みついたりするようなことがあるのです。
癇癪を起こしたかのように怒りだしたかと思ったあら突然治って元通りの良い子に戻るのが特徴的です。
これは、しつけ云々の問題ではなく起こり得ることです。
そして統計上、アメリカンコッカースパニエルは、単色(アスコブ)の個体の方がそうでない毛色より「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」にかかりやすい傾向があると言われています。
この「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」は遺伝で発症する疾患のようなので、子犬を迎える時には、親犬の病歴がわかると安心できるかもしれません。
この「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」に関しては、まだまだわからない事が多く、未だ根本的な治療法はなく、対処療法としての薬物療法しかありません。
本来は明るく穏やかな性格をしたアメリカンコッカースパニエルが、突然キレてすぐに元通りになるような様子が見られる場合には、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」を疑った方が良いでしょう。
動物病院で1度相談してみることをおすすめします。
この記事のまとめ

- アメリカンコッカースパニエルの毛色には、大きく分けて3つ「ブラックバラエティ」「単色(アスコブ)」「パーティーカラー」がある。
さらに、ブラック、タン、シルバー、レッド、ブラウン、バフ、トライカラー、パーティーカラーなど豊富なカラーバリエーションがあり - アメリカンコッカースパニエルの基本的な性格は、明るく陽気で活発!!飼いやすい犬種
- 毛色による性格の違いは「ない」
- ただし、基礎犬「イングリッシュコッカースパニエル」は単色(アスコブ)の方が
アグレッシブとも言われている。 - アメリカンコッカースパニエルの性格がキレやすい場合には、「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」かも!?
- 「突発性激怒症候群(レイジ・シンドローム)」は単色(アスコブ)に多い傾向がある
アメリカンコッカースパニエルの毛色による性格の違い
さいごに
様々な毛色を持つアメリカンコッカースパニエルですが、性格に関しては、育った環境が1番影響するのではないでしょうか。
まだまだ研究段階で、証明するところにも至っていませんが、いろんな犬種で囁かれる毛の色での性格の違い話は、後を絶たず様々あります。
これは単なる噂の域なのかそうではないのか。
ただそういう話を聞きつつ、自分の愛犬の性格を振り返ってみるのも面白いかもしれませんね
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