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子犬の価格は、毛色や毛質、性別や顔つき、大きさ、血統などから考慮されて決まります。
一般的に、オスよりもメス、血統が良い子犬ほど高く設定され、月齢が経っている程安くというような傾向があります。
飼いやすい犬種?
ヨークシャ―テリアはお散歩も少しで良く、超小型犬で魅力的な犬種ではあります。
ただし、甘えん坊で繊細な面があったり、しっかりとしつけをする必要があったりもします。
そのため、初心者にはあまりおすすめできない犬種となるかもしれません。
愛犬と向き合える時間を十分に取ることができ、愛情と甘やかすことの違いを理解して接していける人にとっては飼いやすい犬種となるでしょう。
ヨークシャーテリアが注意したい病気
ヨークシャーテリアの平均寿命は13~16歳と言われています。
健康な毎日を送り、寿命を全うするためにもヨークシャーテリアがかかりやすい病気をあらかじめ知り、気を付けてあげましょう。
そうすることで病気の予防や早期発見・早期治療につながるでしょう。
病気① 膝蓋骨脱臼 (しつがいこつだっきゅう)
後ろ足の膝蓋骨(ひざのお皿)がずれたり外れてしまったりすることです。
ヨークシャーテリアに限らず小型犬に多く、生まれつき膝蓋骨がはまっている溝の部分が浅い犬や、膝蓋骨を支える靭帯が弱い犬で発症しやすいとされており、フローリングや段差など足への負担が重なることで発症しやすくなります。
症状が軽い場合には、必要によって痛み止めを投薬しながら自然に治るのを待ちますが、症状が重い場合には手術が必要となります。
病気② 水頭症
水頭症とは脳の病気のことです。
頭蓋骨の中の脳室には、脳脊髄液(透明な水のような液体)で満たされた空間があり、何らかの原因により脳脊髄液が増加し脳が圧迫されて起こる病気です。
原因としては、先天性のものと後天性のものがありますがヨークシャーテリアは遺伝的に発症することが多いと言われています。
増加した脳脊髄液がどこを圧迫しているかにより症状が変わってきますが、食欲の低下・増加、麻痺、攻撃的になる、ボーっとしているなどの症状がみられ、内科的治療で症状を抑えられる場合もありますが、外科的治療が必要となるケースもあります。
病気③ 気管虚脱
気管虚脱とは、気管が本来の強度を失って押しつぶされたような形に変形し、呼吸に障害を起こす病気です。
咳が出たり、チアノーゼを起こし最悪の場合呼吸困難に至ることもあります。
小型犬に多く特に中高齢の犬に多くみられますが、若齢で発症することもあります。
内科治療によって症状を抑える対症療法がメインとなります。
病気④ 尿石症
尿石症とは、膀胱・腎臓・尿管や尿道に結石ができてしまう病気のことで、結石ができると粘膜を刺激して、血尿や痛みを引き起こしたり、治りにくい膀胱炎などの原因にもなります。
尿の通り道が結石で塞がれてしまうことで尿が出なくなることもあり、命に関わる危険性もあります。
ヨークシャーテリアは遺伝的にシュウ酸カルシウムや尿酸塩という種類の結石ができやすい傾向にあります。
尿石症は療法食や薬などの内科治療で結石を溶かすことのできる場合もありますが、溶かせないものは外科手術で結石を取り出す必要があります。
病気⑤ レッグ・カルベ・ペルテス病
大腿骨(太ももの骨)の付け根部分に血液がうまく供給されず、骨頭が壊死してしまう病気のことで「虚血性大腿骨頭壊死」とも呼ばれています。
1歳未満の子犬に見られる病気で、この病気にかかる犬の約半数が、ヨークシャーテリアだとも言われている病気です。
初期段階では歩き方の変化に気がつきにくいですが、痛みが増す事に足をかばって歩くようになり、痛みから元気がなくなったり、震えがみられる場合もあります。
治療では大腿骨頭を切除する外科手術が必要となり、早期に手術をすることができれば術後のリハビリ次第で正常に歩くことができるようになります。
この記事のまとめ
- 子犬期から甘やかし過ぎずしつけをすることでわがまま犬にしないように。
- 寂しがりやで繊細な一面があり、長い時間の留守番は苦手。
- 暑さにも寒さにも弱いため、暑さ対策・寒さ対策がそれぞれ必要に。
- 骨折・膝や股関節の脱臼に注意。足腰に負担がかからないよう飼育環境を整えよう。
- 狩猟犬の名残から小さな子どもさんに反応してしまう可能も。スキンシップの際は目を離さないように
- お散歩は必要!!できるだけ毎日を心掛けよう。
ヨークシャーテリアが欲しい!どんなことに注意すればいいの? さいごに
注意点を並べてみると飼うのが大変そうだと感じる方も多いかもしれませんね。
それでも、明るく甘えん坊で愛らしいヨークシャーテリアは人気も高く、多くの人に愛されている犬種でもあります。
飼ってみないと分からない大変さがある反面、魅力も多い犬種だとも言えるでしょう。
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