アメリカンコッカースパニエルの子犬が噛む時の理由と対処法

なぜそんなことをするの?

理由として、

  • 飼い主さんを好きすぎて、飼い主さんの匂いがするものを噛むことで安心する
  • 一度噛んでみたら噛みごたえがあり楽しかったから
  • 構ってもらえず寂しくて破壊行為に走る

などがあります。

対策として、飼い主さんが履かなくなった靴下や靴を、思い切ってプレゼントしてあげることもいいでしょう。

ただ1番いいのは靴下や靴を、アメリカンコッカースパニエルの手の届くところに置かないということがベストです。

また、寂しくて破壊行為をしてしまう場合には、1日のうち最低1回は思い切り遊んであげるなど、もっとスキンシップの時間を大事にすることで解決することがあります。

アメリカンコッカースパニエルの正しい叱り方

アメリカンコッカースパニエルを叱るには、ちゃんとルールがあります。

ただひたすら叱っても効果はありません。

4つのルールをご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。

1. 叱るワードは1つに統一

アメリカンコッカースパニエルを叱るとき、「だめ」「ノー」「いけない」など制止させるワードはたくさんありますが、家族内で統一させましょう。

みんなバラバラの叱り方をしてしまうと、犬は言葉を話さないぶんバラバラなワードが耳に入り、それがいいことなのか悪いことなのか、理解するのに時間がかかってしまいます。

また、叱るときのワードはできるだけ短いものにしましょう。

長い文章になってしまうと、言葉がわからない犬にとっては、ちんぷんかんぷんになってしまいます。

2. 叱っていいのは、現行犯で捕まえた犯行直後のみ

アメリカンコッカースパニエルのを叱るときは、噛まれたときやなにかを今噛んでいるというときだけにします。

ことが過ぎた後に思い出したかのように叱っても、アメリカンコッカースパニエルのにはなぜ叱られているのか見当もつきません。

叱るときはちゃんと目を見て叱る

目は口ほどにものをいいます。

飼い主さんの怒った目は、アメリカンコッカースパニエルにもちゃんと伝わります。

「だめ」や「ノー」といった短いワードと共に、きちんとアイコンタクトを取って怒っている意思を伝えます。

3. 無視するときは、中途半端ではなく徹底する

遊びの最中に噛まれ、遊びを中断するときには、プラスしばらくアメリカンコッカースパニエルを無視することで、噛んだら嫌なことが起きると学習する効果があります。

ただそのとき、中途半端にアメリカンコッカースパニエルをチラ見しながらの無視だと効果がありません。

無視をするときには背中を向けるなどして、徹底した無視をします。

ただこの場合、長時間の無視ではなく長くても5分くらいの無視に留めます。

4. 声のトーンは極力低くする

叱るときの声のトーンも重要になります。

特に女性や子供の場合、声のトーンが高くなりがちです。

私たちにそのつもりはなくても、キーの高い声で叱られると、アメリカンコッカースパニエルのは叱られているというより、トーンの高さから楽しそうと読み、遊んでくれていると勘違いすることがあります。

叱るときはできるだけ低いトーンで叱るようにしましょう。

噛まなくなるトレーニングは根気が必要

ご紹介してきたように、基本的に犬は噛むものです。

プラス、子犬は甘噛みを始め、いろんなものを噛むことで学習していくという面もあります。

それらをしてはいけないと教えるのには、1回や2回で学習できるものではありません。

何度も同じトレーニングをする中で、噛まなかったらいいことがあると教えていきます。

大事なのは焦らず、叱り方を毎回同じにするということです。

飼い主さんの気分で叱り方が違うと、アメリカンコッカースパニエルはどれが正解なのかわからなくなってしまうので、注意するようにしましょう。

愛犬が狂暴に・・・それって病気かも!?

「噛む」という症状で、アメリカンコッカースパニエルを含むスパニエル系の犬種に発症が見られる病気があります。

先天性の「突発性激怒症候群」という脳の病気です。

今まではいい子だったのに、性格が変わったかのように前触れもなく怒り出したり、なりふり構わず攻撃をするようになった時は「突発性激怒症候群」の可能性があります。

もし愛犬にこのような症状が見られたら動物病院での受診をお薦めします。

この記事のまとめ

アメリカンコッカースパニエルの子犬が噛む時の理由と対処法
  • 体重11〜13kgの中型犬。ダブルコートの長毛種
  • 毛色:単色、パーティーカラー、トライカラーなど 20種類以上の毛色の組み合わせあり
  • 性格:陽気で好奇心旺盛、社交的で温厚、ほぼ警戒心がない、寂しがり屋で甘えん坊、賢く従順
  • 犬が噛むということは、攻撃・防御以外にコミュニケーションの一環でもある
  • 噛む理由:歯の生え変わりでの痒み、遊びの一環、ストレス、怒りや興奮から、恐怖心
  • 歯の生え変わりで痒い:噛んでもいいおもちゃなどを与える
    コミュニケーションとしての甘噛み:甘噛みをしてきたら、すぐに遊びをやめて無視
  • ストレス:生活を見直す
  • 攻撃・防御:お犬様にしない
  • 興奮:知育玩具を与える
  • 執着:引き換えの取引
  • 靴下や靴を噛む:使わなくなった靴下や靴をあげる、手の届くところに置かない、1日1回は思い切り遊んであげる
  • 家具を噛む:噛める代用品をあげる、毎日の散歩、スキンシップ
  • アメリカンコッカースパニエルの正しい叱り方:叱るワードは1つに統一、目を見て叱る、無視するときは徹底する、声のトーンは極力低く

アメリカンコッカースパニエルの子犬が噛む時の理由と対処法 さいごに

噛む行為をやめさせるには、基本的には信頼関係が大事なのではないでしょうか。

感受性豊かな性格のアメリカンコッカースパニエルのしつけは、叱ってしつける方法は向いていません。

信頼関係が築けていれば、感受性豊かだからこそ飼い主さんの反応を見て学習していける子は多いはずです。

その為には、飼い主さんがいい事と悪い事を上手に示してあげることが大切です。

みなさんとアメリカンコッカースパニエルが強い絆を築き、笑顔な毎日になりますように。

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