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飼い主が帰る度に大きくリアクションを取ってしまうと、犬にとって留守番が「特別な事」になってしまいます。
帰ってきても駆け寄って抱きしめたい気持ちを少し抑え、ちょっとトイレに行っていたよという程度に自然にしていましょう。
また、もしかすると留守中にいたずらをしていることがあるかもしれませんが、そんな時は決して怒ったりせずに淡々と片付けをしましょう。
犬にとっては現行犯で叱らないと一体何に怒られているのか理解できませんから、“留守番の後は怒られる”“いたずらすればかまってもらえる”などの間違った知識を覚えてしまわないように対応に気を付けていきましょう。
ポメラニアンのお留守番トレーニング
常に誰かが家にいる環境というのは、ポメラニアンにとって理想の形ではありますが、実際それは大変難しいことですよね。
仕事で不在、買い物で不在、時間の長さは違いますが、多かれ少なかれお留守番をしてもらうことは必ず起ります。
それではいきなり、長時間の留守番をさせていいか?と、前述したようにさまざまな心理的ストレスがかかってしまい、いいこととはいえません。
まずは、順を追ってトレーニングすることで、苦手で合っても、安心して留守番をできるようになります。
お留守番の環境を整える
家族といるときのポメラニアンは、室内を自由にさせていますか?
誰かがいる中での室内自由は問題ないでしょう。
ただ、お留守番のときは違います。
誰もいない広い室内にいるポメラニアンは、そこ全体を自分のテリトリーと考えます。
そのため、守るべき範囲が広すぎてしまうと、不安、恐怖などから警戒心がより高まってしまいます。
そのため、お留守番のときにはケージを用意するか、室内を少し区切るようにサークルで囲いを作りましょう。
そうすることで、狭い範囲だけをま守ればいいという安心感に繋がります。
お留守番のポジションに慣れさせる
お留守番の環境を作ったら、そこに慣れさせる必要があります。
お留守番以外の時間帯にその中で遊ばせたり、おやつをあげたりすることで、その中にいれば楽しくて安全と思わせてあげましょう。
また、飼い主さんの着なくなった洋服を置いてあげるのもおすすめします。
短時間の留守番から始める
お留守番のポジションに慣れてきたら、実際、ポメラニアンだけにしてみるトレーニングを始めます。
最初は数分、別の部屋に行く
続いて実際家族が家を離れ、30~1時間程度で帰宅する
次第にその時間を長くしていく
という方法になります。
一気に長時間のお留守番をさせるというのは、ポメラニアンにとって不安と恐怖でしかないので、少しずつ時間を長めにし、絶対飼い主さんは帰ってくるということを理解させましょう。
ポメラニアンのお留守番は何時間までならOK?
家族がみんな働いている場合など、ポメラニアンだけで過ごす時間がありますよね。
実際、ポメラニアンがお留守番できる時間はどれくらいなのでしょうか?
これは、ポメラニアンの年齢によっても変わってきます。
子犬の場合
子犬期には排泄が3~5時間置きにあります。
また、トイレトレーニングが完了していない時点で、長時間のお留守番をさせてしまうと、トイレが認識できていないので、あちこちに排泄をしてしまう結果になります。
そういったことから、子犬の時期は留守番の限界は3時間くらいになります。
だいたい生後5ヶ月くらいにまで成長し、トイレトレーニングも済んでいる場合は5時間くらいのお留守番に耐えられるといわれています。
成犬の場合
成犬になってくると食事の間隔も開き、排泄も自分でトイレに行ってできるようになり、精神的にも落ち着きを見せてきます。
この頃になると、お留守番トレーニングを経て6~8時間のお留守番に耐えることができるでしょう。
ただし、毎日毎日長時間のお留守番は、ポメラニアンのメンタルに良くありませんので、飼い主さんのお休みの日には、留守番を控え少し長めに遊んであげたり、長めのお散歩をしたりしてスキンシップを取るようにしましょう。
シニアの場合
シニアになっても、基本的には成犬のときと変わりません。
ただ、ポメラニアンの体調のコンディションによっては、突然ポメラニアンが不安になるなどし、今まで鳴いたことがないのに「クンクン」鳴くようになることがあります。
体の衰えからくる場合もありますので、お留守番中は監視TVなどで遠隔でチェックできるものを設置すると安心です。
ポメラニアンのお留守番でおすすめするグッズ
私たちにとってのたった1時間でも、ポメラニアンのような犬にとっては、永遠とも感じる長い時間になります。
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