これだけは子犬の時期に直しておこう!パピヨンの気になる癖とは?

犬は本来巣穴で過ごしていた動物です。
そのため広い部屋よりも狭く薄暗い場所の方が安心することができます。

寝床にするのに1番良いのは「クレート」です。
全体的に囲われているので穴のような安心感が得られます
サークルやゲージなどでもハウスに入れて上から布をかけるなどすれば、安心感が得られるでしょう。

また、ハウスを設置する場所にも配慮してあげましょう。
飼い主さんの気配を感じられる部屋が良いですが、廊下や扉付近など人の行き来が多い場所、音や光を受けやすいテレビの近くは避けた方が良いでしょう。

それでも夜泣きをする場合には、構ったりハウスから出すのではなく、慣れるまでは不安を和らげるため気配を感じさせる程度に側で一緒に過ごしてあげると良いでしょう。

楽しくて興奮から吠える

遊んでいる時に楽しくなって興奮から吠えてしまうことがあります。
楽しい気持ちを抑えきれない状態のときによく見られます。

この状態を無視して遊び続けていると、子犬の興奮をエスカレートさせてしまうことになるでしょう。

◆対処法

「わんわん!!」と興奮吠えをする前に「ウー」とうなって遊んではいないでしょうか。
このうなり声が興奮のサインです。
このサインが表れた時点で、一旦遊びを中断するようにしましょう。

遊びに使っていたおもちゃを一時的に隠したり、子犬をケージへ入れるなどの方法で、とにかくクールダウンさせるようにしましょう。

子犬が落ち着くまで遊びは再開せず、落ち着いたら再開する、「落ち着いていれば遊んでもらえる」と覚えさせていくと良いでしょう。

パピヨンのしつけと注意点

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パピヨンのしつけやすさは?

パピヨンは知能が高く、しつけも意欲的に覚えていけるため、しつけやすいと言われている犬種です。

ただし、賢い犬種ゆえに、間違ったやり方でしつけてしまうと、そのまま覚えていくので気をつけなくてはなりません。

元々パピヨンは愛玩犬としても魅力多い性質を持った犬種ですので、その性質を引き出すためにも、子犬期から甘やかし過ぎずしっかりとしつけを行っていくようにしましょう。

しつけでやってはいけないこと

どんなにしつけやすいと言われるパピヨンであっても、しつけをする中で、「何度やっても言う事を聞いてくれない」「うまくいかない」と悩まれることもあるかもしれません。
それでも、決して「叩く」「感情任せに叱る」「長い言葉で叱る」などのしつけは絶対にやってはいけません。

「叩く」という行為は子犬に恐怖心と反抗心を感じさせるだけです。

「感情任せに叱る」も、子犬の信頼を損なってしまうことになり、「長い言葉で叱る」は子犬は理解出来ない他、叱られてるのではなく構ってもらえていると勘違いさせてしまう可能性があります。

叱る時は、「あ!!」「め!!」などの端的な言葉を統一して使って叱るようにしましょう。

また、しつけでクールダウンをさせるために「抱き上げる」という行為もやりがちなですがNGです。
例えば、人に吠え続けるので抱き上げる、遊びに興奮して止まないので抱き上げてハウスさせる、などで取ってしまいがちな抱き上げるという行動。
それでも子犬は自分の意思で泣き止んだりハウスしたわけではないので改善にはつながらないでしょう。

「自ら学習させる」ということを意識して取り組むことを心掛けましょう。

この記事のまとめ

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これだけは子犬の時期に直しておこう!パピヨンの気になる癖とは?
  • パピヨンに多い癖「噛み癖」「吠え癖」
  • 問題行動は子犬のうちに、できるだけ早く対処していこう
  • かまってほしい時や遊びの延長で噛むとき
    →「基本的に手を噛ませて遊ばない」「噛まれたら遊びを中断する」
  • ブラッシングなどを嫌がって噛む
    →「普段から体の隅々に触れるようにしておく」「無理やり強行せず、おやつやおもちゃを使ってブラッシングに良いイメージを持たせる」
  • 歯のむずがゆさ・いたずらで噛む
    →「噛んでも良いものを与え、噛まれて困るものは届かない場所へ」
  • 要求(遊んで・おやつちょうだい)のために吠える
    →「要求には応じない」
  • 異常を察し威嚇や恐怖心から吠える
    →「早い段階で社会化を」
  • 夜泣き
    →「落ち着いて過ごせる環境・寝床を与える」
  • 遊びに興奮して吠える
    →「ウーと唸り始めた時点で遊びを中断する」
  • やってはいけないしつけ方法
    「叩く」「感情任せに叱る」「長い言葉で叱る」「抱き上げる」

これだけは子犬の時期に直しておこう!パピヨンの気になる癖とは? さいごに

噛み癖も吠え癖も、成犬になってからでは直すのに相当な根気と時間がかかるため、子犬の早い段階から治しておくようにしましょう。

しつけの際は、飼い主が毅然とした態度で接することが大切です。

しかし、なかなか直らなくても、パピヨンのほうも、人間との生活のために順応しようとしている、ということを忘れないでくださいね。

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