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注意が必要な耳垢について
パピヨンの耳は基本的に臭いません。
耳垢も通常はないか、あったとしても茶色というのが正常な状態です。
それが、赤茶色~茶色の大量の耳垢が出てくる場合、マラセチアなどが原因で炎症を起こしている可能性があります。
またその場合、耳の臭いがきつくなるのが特徴です。
そして、耳垢が黒いという場合、耳ダニが寄生している可能性があります。
いずれにしろ、耳垢や耳の臭いは耳の健康のバロメーターになるので、定期的にチェックするようにしましょう。
口内と腸内環境を整える
パピヨンに顔を近づけたら口臭がひどい…、と思わず顔を背けたくなることも。
これは、歯垢や歯石が溜まって口内環境が悪いことが原因の場合と、腸内環境の乱れからきている場合とが考えられます。
歯垢はこまめに歯みがきをすれば、ある程度取り除けますが、歯石がこびりついている場合は、さすがに飼い主では取りきれないので、動物病院で取ってもらうのがよいでしょう。
口内環境が改善されれば、口臭はおさまっていくはずです。
もし、それでもまだ臭う場合は、普段食べているドッグフードを見直してみるのも、よいかもしれません。
というのも、ドッグフードに含まれている防腐剤や香料などの添加物は、胃腸に負担をかけるため、腸内環境が乱れる原因になります。
腸内環境がよくない場合も、口臭や体臭が臭くなったりします。
そのため、無添加のドッグフードに変えてみるのも、ひとつの解決策です。
パピヨンの歯磨きを習慣づけよう
子犬の頃から、歯磨きをすることに慣れさせましょう。
犬は滅多に虫歯になることはありませんが、口内環境を整えてあげないと、年齢とともに歯周病になってしまいます。
それは口臭の問題だけではなく、口内の菌が内臓疾患の原因になってしまうといわれています。
健康な口内をキープするためには、歯磨きガムなどだけで済ませることなく、きちんと歯磨きをすることが大切です。
◆歯磨きトレーニングの方法◆
歯磨きは子犬の頃から始めることをおすすめします。
子犬時期はさまざまな新しいことを、抵抗なく吸収する時期でもありますので、歯磨きに慣れさせるのには、早くから始めるようにしましょう。
それでは歯磨きトレーニング方法をご紹介いたします。
1. 口周り、口の中を触られることに慣らす
まずは口周り、口の中を触られることに慣らしましょう。
いきなり歯ブラシを使おうとしても、パピヨンはびっくりしてしまいます。
1度嫌な思いをしてしまうと、1度と口を開いてくれなくなるということがありますので、ゆっくり慣れさせるようにします。
口を触らせてくれたら思い切り褒めてあげたり、ご褒美をあげるようにし、口の中を触ることに抵抗感をなくしてあげましょう。
2. 指に歯磨きペーストを塗り、歯をなぞる
口の中を触れるようになったら、指に犬用の歯磨きペーストを塗り、パピヨンの歯を指でなぞってみましょう。
嫌がってしまうときは、一気に全部の歯をやろうとせず、少しできたら褒めてその日は終了というふうに、少しずつ慣らしていきます。
3. 歯ブラシを与え遊ばせる
上記のトレーニングに並行して、歯ブラシにも慣れさせます。
まずは歯ブラシをパピヨンに預けてみます。
匂いを嗅いだり噛んだりすることで、歯ブラシというものに慣れさせ、怖いものではないことを覚えてもらいます。
4. 歯ブラシで歯磨きしてみる
最終ステップでは、実際歯ブラシに歯磨きペーストをつけ、歯磨きをしてみます。
この場合も、一気に全部の歯を磨こうとせず、少しできたら褒めて終了し、数回に分けて磨いていきましょう。
パピヨンのペースに合わせ、歯磨きは嫌なものというイメージを持たせないようにすることがポイントになります。
トイレや家の中を清潔に保つ
排泄後のペットシーツは、そのまま放置しておくと、部屋に臭いがこもってしまいますので、すぐに新しいものに取り替えるようにしましょう。
また、トイレトレーもこまめに洗い、日光に当てて乾かすなどしておくとより一層、臭いが軽減させます。
また、トイレだけではなく、家の中もこまめに掃除し、窓を開けて空気を入れ替えるなどして臭いがつかないようにしておくことも大切です。
それに加え、空気清浄機を使用したり、消臭効果の高いカーペットやカーテンにしたりするのも、さらに臭いの軽減になります。
トイレトレーのお手入れ方法
みなさん、トイレトレーはどのようにお手入れしていますでしょうか。
トイレシートさえ頻繁に取り替えていたら、トイレトレーはそんなに掃除しなくても?など思ってしまいますよね。
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