パピヨンの運動量は1日どのくらい必要?

小型犬に多いとされる、膝蓋骨脱臼ですが、これは後肢(後ろ足)の膝蓋骨(膝の関節のお皿)が、正常な位置の場所から外れてしまう(脱臼)状態のことをいいます。

ジャンプをした瞬間などにも起こり、膝蓋骨脱臼になると、脱臼した方の足をびっこを引くようになります。

軽度の場合、自然と元に戻りますが、進行してしまうと常に外れた状態になってしまい、症状により手術が必要になることがあります。

また、元気や食欲もなくなることも起こり得ます。

一度脱臼をすると、またなりやすくなりますので、注意するようにしましょう。

ライフステージ別にみるパピヨンの適正運動量

一言にパピヨンの運動量といっても、各成長の過程で、必要な運動量や運動の質は違ってきます。

具体的にライフステージ別に見ていきましょう。

それぞれの年齢に合う運動をすることで、より効果的な質のいい運動をさせてあげることができます。

パピヨンの子犬期の運動

子犬期は1番大事な成長期になります。

完全に成長しきれていない子犬期では、まだまだ骨や関節も未熟です。

その時期に、猛ダッシュや急な方向転換をする運動をさせてしまうと、足腰や関節に負担をかけてしまい、成長の妨げになってしまう可能性があります。

子犬期での運動は、あまり無理させることなくいろいろなものに触れさせたり、散歩することに慣れさせるようにしましょう。

パピヨンの成犬期の運動

成長が止まり、体がしっかり出来上がった成長期では、さまざまな運動をさせてみましょう。

なにが得意で不得意なのかを見定め、ご自身のパピヨンが好きたがるものを伸ばしてあげるのもいいですよね。

いろいろな運動に挑戦してみたい成長期ではありますが、どんなに丈夫なパピヨンでも四肢が細く弱いことには違いありませんので、脱臼やケガなどさせないよう注意するようにしましょう。

成長期に質のいい運動をさせ、足腰をしっかり強くしてあげると、シニア期に入っても元気に散歩で歩けることが多くあります。

足腰の健康は健康寿命につながりますので、成長期の運動を大切にしましょう。

パピヨンのシニア期の運動

シニアといっても、いくつからシニアになるかは個体差があり、はっきりと何才からという数字はありません。

ご自身のパピヨンを日々観察していく中で、明らかに活動量が減ってきた様子を見せたときは、運動の質も少しずつ変えていきましょう。

具体的には、パピヨン自身が自ら動きたくて運動している分には、運動させてあげましょう。

ただ、私たち飼い主が命令をかけて、ボールを追いかけさせたり、アジリティをさせたりというのは、シニア期に入ると体力的にキツくなってくるので、無理をさせないようにしましょう。

ドッグランを活用しよう

普段の運動としては毎日の散歩と、室内での遊びで十分になります。

ただ、パピヨンは運動することが大好きな犬種で、それなりに体力もあります。

運動不足解消や、思い切り好きなように走らせてあげるという意味で、月に何回かドッグランに連れて行き、リードフリーで遊ばせてあげることをおすすめします。

普段の散歩とは違うフリーな状態での運動になるので、いつもと違う筋肉を使いながらストレス解消にもなるでしょう。

夏の日にはプールで運動もGOOD

夏のお楽しみといえば、犬用のプールではないでしょうか。

夏になると、ドッグランパークなどで夏限定で犬用プールがオープンすることがあります。

ご自身のパピヨンが水嫌いでなければ、そういったプールに連れて行ってはいかがでしょうか?

水の中での運動は、関節などに負担をかけることがなく、全身運動をすることができます。

暑い夏は、思うような散歩ができないことが多い中、水遊びをしながらの運動ができるのであれば、ぜひ取り入れたい運動になります。

また、ご自宅で子供用のビニールプールを活用することでも、涼しく楽しい運動をさせてあげることができます。

季節によって工夫が必要なパピヨンの散歩

散歩は、パピヨンにとって大切なことだということをご紹介してきました。

飼い主さんの都合もあり、散歩に連れて行ける時間帯というのもあると思いますが、季節によってはいつもと同じ時間では不安があることがあります。

そんな季節によって、注意したい散歩について解説いたします。

暑い日の散歩で注意したいこと

暑い日のアスファルトを触ったことがありますか?

夏の暑い日の地面は、パピヨンの肉球が火傷してしまうほど熱く危険です。

さらに、私たちよりも地面に低いところで歩くパピヨンは、外の暑い気温だけでなく、地面からの反射熱をもろに受けてしまいます。

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