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ペットショップの場合、血統が確認できたとしても、直近の両親犬までのことが多いので、隔世遺伝などを考えると予測が外れてしまう可能性があります。
ヨークシャーテリア体重に惑わされてはいけない
これはどの犬種にも言えるのですが、体重に惑わされないように注意すべきです。
体重はあくまでも目安です。
骨格のしっかりした大きめの体格の子が、2kgしかない場合はやはり問題ですし、逆に小さなヨークシャーテリアが3kgある場合、見た目は完全に肥満ですよね。
一番重要なことは、その子その子の適正体重を知っておくことです。
ボディチェックをして、背骨が出過ぎていないか、腰にくびれはあるかなど、日々チェックを行うなかで、自分のヨークシャーテリアがどれくらいの体重であればベストなのか、認識しておきましょう。
数字だけに惑わされないように！
ヨークシャーテリアの大きさも個性
日本では、特に小型犬の場合、小さければ小さいほど良いとされる傾向が否めません。
しかし、大きかろうが小さかろうがそれも個性だと思います。
大きく育ったので、あまりご飯を与えないまま小さくしようなんて絶対に考えてはいけません。
大きくあるべき子をダイエットなどの無理な管理で小さくしておく、幼犬時代にあまりご飯を食べさせないで大きくしないというような飼育をしてしまうと、成犬になった時に必ず弊害が出ます。
大切なのは、見た目ではなく命そのものです。
ヨークシャーテリアの痩せすぎ・太りすぎの見極め
ヨークシャーテリアは美しい毛におおわれているため、見ただけではなかなか判断がつきにくいかもしれませんが、体格のチェックは毎日行った方が良いですね。
痩せすぎ・太りすぎのチェックだけでなく、でき物ができているか、抜け毛は無いかなど健康チェックにもなります。
体格チェックポイントは３つ。
背骨が感じられるか、腰のくびれはあるか、あばら骨が感じられるかです。
ごつごつと骨が出っ張ってしまっている場合は痩せすぎですし、骨がわからなければ肥満です。
毎日の食事管理と運動で、適正な体格を保つよう心がけましょう。
ヨークシャーテリアの適正体重チェック方法
ヨークシャーテリアは個体差が大きいことをご紹介してきました。
では実際、自分のヨークシャーテリアが適正体重にあるのか肥満なのか、どうしたらチェックできるでしょうか。
正確に知るためには獣医さんに診てもらうのが間違いない方法になりますが、今回はご自宅でできる適正体重チェック方法をご紹介します。
判定方法として使うのは、BCS（ボディ コンディション スコア）という指標を使います。
まずBCSのタイプには5タイプあります。
1.BCS1…やせすぎ
体脂肪5%以下で明らかに栄養不足
◆見た目
- 被毛に艶がない
- 触らなくても、犬の背骨や肋骨を見ることができる
- 上から見たとき、ウェスト部分が極度にくびれている
2.BCS2…やせている
体脂肪5〜15%
◆見た目
- 被毛に艶がない
- 触った時、若干の皮下脂肪に触れることはできるが、簡単に骨に触れることができる
- BCS1ほどじゃないが、背骨や肋骨の形を目で見ることができる
- 上から見たとき、ウェスト部分が極度にくびれている
3.BCS3…理想
体脂肪15〜25%
◆見た目
- 被毛に艶がある
- 触ると薄い皮下脂肪に触れることができる
- 触った時骨格を触れることができる
- 横から見た時、腹部にへこみがあることが見れる
- 上から見た時、ウェスト部分は適度にくびれがある
4.BCS4…太り気味
体脂肪25〜35%
◆見た目
- 見ただけでは骨格を確認することができない
- 触った時皮下脂肪の厚みを感じる
- 強く触らないと背骨や肋骨に触れない
- 横から見た時、お腹がたるんでいるのがわかる
- 上から見た時、くびれがなくウェストがやや横に広がっている
5.BCS5…肥満
体脂肪35%以上
◆見た目
- 見るからに体全体が丸いのがわかる
- 触ると分厚い皮下脂肪を容易に掴める
- 探してもなかなか背骨や肋骨に触れられない
- 首回り、お腹にも過剰な皮下脂肪がある
- 横から見ると、脂肪でお腹が垂れているのがわかる
以上の5タイプのどれに当てはまるか、ご自身のヨークシャーテリアをくまなく触り、チェックしてみましょう。
犬は一度太ってしまうと、人間以上に痩せることに大変苦労します。
まずは適正な量の食事を与えることを守り、太らせないようにしましょう。
ヨークシャーテリアの肥満・やせすぎで起こる弊害
ヨークシャーテリアは、スタンダードな大きさから外れて育つことも多いため、食事量が適量かどうかわからず、多くなったり少なくなったりしがちです。
ただ実際、間違った量の食事で肥満・やせすぎとなった場合、それぞれ健康に問題を抱えてしまうことがあるので注意が必要になります。
まず、それぞれどういった弊害が起こるか見ていきましょう。
ヨークシャーテリアの肥満で起こる病気
◆膝蓋骨脱臼
肥満だけが原因ではありませんが、肥満の場合、足腰に負担がかかるので、膝蓋骨脱臼が悪化してしまうことがあります。
◆急性膵炎
膵炎になる原因は不明とされていますが、肥満が引き金となることがあります。
ヨークシャーテリアのやせすぎで起こる病気
やせすぎの場合、基本的に免疫力が低くなっていることが多いため、あらゆる伝染病にかかりやすくなり、万が一何かの病気になったりケガをしてしまったりした場合、治りにくくなります。
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