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ネズミなどの糞尿で汚染された土などから感染する人畜共通の感染症です。
沖縄や九州などの暖かい地方に多く見られます。
犬パラインフルエンザウイルス感染症
咳や鼻水、発熱などの風邪の症状があり犬かぜと呼ばれています。
単独ウイルスでは軽症ですみますが、ウイルスに重複感染すると重症化します。
ボルデテラ・ブロンセキプチカ感染症
犬の気管支敗血症菌による感染症で、犬パラインフルエンザウイルスと同時に感染することが多く犬伝染性気管支炎(ケンネルコフ)の原因となります。
混合ワクチンの種類と料金について
2種混合ワクチン: 犬ジステンバー、犬バルボウィルス
3種混合ワクチン: 犬ジステンバー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス感染症
4種混合ワクチン: 上記3種+犬バラインフルエンザ感染症
5種混合ワクチン: 上記4種+犬バルボウィルス感染症
7種混合ワクチン: 上記5種+犬レプトスピラ感染症2種
8種混合ワクチン: 7種+犬コロナウィルス
9種混合ワクチン: 8種+対応するレプトスピラ
多種ワクチン接種のメリットとデメリット
種類が多いワクチン接種のメリットは多くの感染症に対して十分な免疫がつき予防することができます。
反面、料金が高くなることや過剰接種によるアレルギー(アナフラシーショック)を起こす危険性が高くなるデメリットもあります。
混合ワクチンの選び方
生活環境や犬種、年齢、室内飼いか外飼いか、海や山などのアウトドアに行く機会が多いか、住んでいる地域の特殊性、アレルギーの有無などを十分に考慮して、かかりつけの獣医師とよく相談して決めましょう。
混合ワクチンの料金
混合ワクチンの料金は動物病院によって違ってきますが、おおよその目安は次のとおりです。
2~5種混合ワクチン 3500円~6000円
6~8種混合ワクチン 6500円~7000円
9種混合ワクチン 7000円~9000円
10種混合ワクチン 8000円~10000円
混合ワクチンの摂取時期
生後1年目まで
1回目 生後42~60日後(母体の抗体が切れる生後42日後が望ましい)
2回目 63日後~90日後
3回目 84日後~112日後
生後1年以降
2年目に1回、その後は1年~3年に1回のペースで接種するのがいいでしょう。
今までは1年に1回の摂取が望ましいとされていましたが、海外では副作用やアレルギーも出やすいことから3年に1度でいいという獣医師が増えているようです。
しかし、抗体ができていなかったり、弱まっているときは毎年接種が必要になります。
どの抗体が弱いか、できていないかは抗体原検査をして調べるとわかります。
かかりつけの獣医師によっても判断が違ってきますので、十分に話し合いをして愛犬にあったワクチン接種を受けさせてあげましょう