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その他にも、血流改善や高血圧や動脈硬化の改善・予防に効果的だと言われています。
犬に梅干しを与えるときの適量
犬に梅干しを与える時の適量は、これと言ってありません。
しかし、どんなに健康に良い食材とは言っても、与え過ぎないことが大切です。
犬の体の大きさにもよりますが、人でも1日1~2個程度しか食べない位なので、体の小さな犬には1日1/4~1個までとしておいた方が良いでしょう。
犬への梅干しの与え方
犬に梅干しを与える際には、まず塩分控えめや不使用のものを選ぶようにしましょう。
通常の梅干しでは犬にとって塩分が高すぎます。
また、犬が梅干しの種を食べてしまうと消化することができない上、中毒成分が含まれています。
そのため梅干しの種は必ず取り除いてから与えるようにしましょう。
梅干しを使った犬用レシピ
梅干しが苦手な人がいるように、犬でも好き嫌いがあるようです。
梅干しが嫌いな犬に無理やり食べさせる必要はありませんが、酸っぱさを和らげる食材と合わせることで食べやすくさせてあげられます。
◆チキンと野菜の梅煮
☆材料
- 鶏肉・じゃがいも・にんじん・梅干し・ごま油・だし汁
☆作り方
- 鶏肉と野菜を犬の一口サイズに切り、梅干しはみじん切りにしておく。
- 鍋にごま油少量を入れて熱したら、鶏肉を炒める。
- 鶏肉の表面に焼き色が付いたら、野菜と梅干しを加えて馴染ませる。
- だし汁を加えて中火で野菜が柔らかくなるまで煮る。 ⇒ できあがり!!
梅干しを与えるときの注意点
生の梅は与えないこと
生の梅には、犬にとって中毒となる「アミグダリン」という成分が含まれています。
この「アミグダリン」という成分を摂ってしまうと、分解される過程で青酸を作り出し、青酸中毒を起こしてしまいます。
青酸中毒を起こすと、下痢や嘔吐、めまい、血圧低下、呼吸困難、発熱などの症状が見られ、最悪の場合、死亡してしまうこともあります。
生の梅は犬にとって大変危険ですので、与えないよう注意しましょう。
梅干しの種に注意
犬には、梅干しの種も絶対に与えないようにしましょう。
梅の種は、消化することができない上、生の梅と同様「アミグダリン」という中毒成分が含まれています。
また、梅の種を誤ってそのまま飲み込んでしまった場合には、喉に詰まらせてしまうことや腸閉塞になる可能性もあります。
いずれの場合も梅の種を食べさせることは犬にとって危険です。
犬が誤って食べないためにも、梅の種は必ず取り除いてあげるようにしてください。
与え過ぎない
梅干しがどんなに健康によい食材とは言っても、与え過ぎては逆効果となることもあります。
どんなものでも適量が大切です。
例え愛犬の好物だとしても、与え過ぎないよう注意しましょう。
アレルギーの注意
生梅や種でなければ、犬にとって危険な成分は含まれてない梅干しですが、個体によってはアレルギーを起こす可能性があります。
初めて梅干しを与えるときには、アレルギー反応が出ないか少量だけを与えて、少しずつ量を増やしていくようにしましょう。
一般的に犬の食物アレルギーの症状には、
- 下痢や嘔吐
- 皮膚の赤みや痒み
- 充血
- 毛が抜ける
などの症状が見られます。
犬に梅干しを与えた時にこのような症状が見られたら、梅干しを与えることはすぐに中止して、動物病院で診察してもらうようにしましょう。
さいごに
日本の伝統的な梅干しは犬の健康にも役立つ食材です。
しかし、与え方を間違ってしまうと危険な食材にもなり得ますので、十分に注意して与えてあげるようにしましょう。
万が一自信がないという場合には、梅を使ったおやつなども販売されていますので、そちらを活用してみても良いでしょう。