あなたとチワワ、主従関係は上手に築けてる?

■犬のことを理解しよう
チワワの体質や性質、その子の個性を理解しておきましょう。
そうすることで適切な対応対処が行えるようになるでしょう。

■愛情と甘やかすことの違いを理解しよう
愛情を与えることと甘やかすことは同じではありません。
甘やかしすぎると、チワワが自分をリーダーだと勘違いをしてしまう結果になるでしょう。
おやつをおねだりされたからあげる、いつもベタベタ誉めるなどの行為は甘やかしです。
メリハリを持って接することが必要です。

■一貫性のある対応をしよう
その時の態度で接し方を変えないよう、いつも一貫性のある態度で接するようにしましょう。
例えば愛犬がスリッパにイタズラをしているとします。
「ちょっとぐらいなら良いか」と今日は見逃し、次の日には「ダメ」と叱るようなことです。
その先ずっとイタズラするようになるでしょう。
さらに家族で言うことが違うとチワワも混乱してしまいます。
家族全員で同じように接することも大切です。

主従関係は日々の積み重ねから

犬との主従関係は、正そうと1日心掛けてみたところで、すぐに正せるようなものではありません。
前述で紹介した心構えを持って日々接し、積み重ねていくことが大切なのです。
それでも、逆に正しく構築された主従関係を覆されるのは意外と簡単で、犬は隙あればリーダーになろうとするかもしれません。
だからこそ毎日1日1日を大切に一貫性を持ってチワワと接していくことが必要なのです。

主従関係を築くためのトレーニング方法

前述で紹介したリーダーになるための心構えと共にトレーニングも行っていきましょう。

トレーニング① アイコンタクト

アイコンタクトとは言葉通り、犬と飼い主でアイコンタクトをとる事ですね。
これは犬と飼い主の信頼関係を強める意味でとても重要な事で、主従関係を築くための基盤ともなります。

呼んでも反応してくれないなどの子の場合にはアイコンタクトからトレーニングしなおしていきましょう。

方法はとっても簡単です。
最初はおやつなどのご褒美を使って、名前を呼び目があったらご褒美を与えて褒めます。

次の段階では指先でおやつを持ちわざと目線をおやつに向けます。
その状態で名前を呼んでみて、目があったらご褒美です。

さらに次の段階では少しずつ犬との距離を広げながら名前を呼んでみましょう。
そして最終的にはおやつ・ご褒美なしでも目が合わせられるようにしていくことが目標です。

トレーニング② リーダーウォーク

リーダーウォークとは、リードを引っ張らず飼い主のペースで歩くことです。

犬がリードを引っ張りながら歩くことは交通事故の危険性があるだけでなく首輪で圧迫されて気管にダメージを与える危険性もあります。
それでも超小型犬のチワワにリーダーウォークは必要ないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
散歩は主従関係が最も築きやすい機会になります。

リーダーウォークを修得することで正しい主従関係が築けるほかにも、チワワが飼い主を信頼し安心して楽しい散歩ができるようになるでしょう。

教え方は、まず飼い主の左側につかせることから習得させましょう。
おやつで誘導して左側につけたら褒めてあげましょう。

次の段階では、リードで飼い主の方を見るように誘導し、リードが緩んだらおやつを与えます。
はじめのうちはリードが緩んだ瞬間におやつをあげるようにし、できるようになれば徐々におやつをあげるまでの時間を長くしていきます。

次第に犬はリードが緩んだ状態で歩いているといいことがあると認識するようになり、自然とリードが緩んだ状態で歩く癖がついていくはずです。

リーダー=支配者ではない

ところで、主従関係と言うと相手を虐げると勘違いする人もいます。
犬に対して虐待に近い行いをしてしまうのです。
躾と言う名目の暴力や、意地悪です。
飼い主がリーダーになる役割は、ただ犬の上位に立って服従させることではありません。
犬の心や行動をコントロールできるよう犬を導くことなのです。
例えば、吠える犬に対してただ頭ごなしに叱るのではなく、「吠える必要はないよ」と教えてあげることが大切なのです。

この記事のまとめ

ロングコートチワワ
  • チワワのリーダーになることが大切
  • 主従関係を築くことは人間社会のルールを守らせること、愛犬の安全を守ることにつながる
  • 主従関係のチェックポイント
    ①名前を呼ぶとすぐに来るか
    ②全身どこでも触ることができるか
    ③飼い主の指示に1度で従うか
    ④飼い主がチワワを仰向けにすることができるか
    ⑤問題行動の有無
  • チワワに信頼されるリーダーになるには日々の積み重ね
  • 散歩(リーダーウォーク)は主従関係を築くための大切な時間

あなたとチワワ、主従関係は上手に築けてる? さいごに

人と犬の主従関係で、まず思うことは、地球上で人間が一番偉いのだとおごり高ぶるのではなく、互いに高め合うために一緒に生活するのだと意識すれば、理想的な主従関係、共存が可能になるのかもしれませんね。
このような理想的な関係を築くことができれば、きっとあなたと愛犬の生活は豊かなものになってくれるでしょう。

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