また、腎臓病があったり、腎臓が弱いという場合も、海苔に含まれているカリウムが悪さをすることがあり得ますので、そういうときは、海苔をあげる前に必ず獣医さんに相談してからあげるようにしてください。
犬に市販のおにぎりはあげないで!
私たちは、市販のおにぎりを買って食べることがありますよね。
旅行先でお腹が空いたから買って食べ用としたとき、気になる愛犬の視線。
少しあげてもいいかな〜と思いがちですが、あげてはいけません。
海苔自体に味が付いている場合もありますし、海苔以外に、ご飯には必ず塩が使われていたりします。
結果、犬にとって人の食べるおにぎりは味が濃すぎるものですので、体に負担がかかるのであげてはいけないのです。
犬に海苔をあげすぎたら病気に…
健康にいいはずの海苔ですが、あげすぎてしまうと病気の原因になってしまうことがあります。
海苔には多くのカルシウムやマグネシウムが含まれています。
海苔を大量に摂取することで、それらの栄養素がマイナスに働き始め、尿路結石症を引き起こしたりします。
尿路結石症になると、おしっこが出にくくなることから始まり、トイレの失敗が増え、症状が悪化すると痛みが増し、最悪おしっこが出なくなり、尿毒症になることもゼロではありません。
海苔をあげすぎないということを意識し、万が一、犬のおしっこに変化があったときには、早いうちに獣医さんの診察を受けるようにしましょう。
犬に海苔アレルギーがないか注意
犬に海苔をあげるときに心配しなければいけないことが、海苔アレルギーがないかどうかです。
どんなに少量でも海苔アレルギーがある場合、何かしらの反応がありますので、初めて海苔をあげる場合はほんの少しから始め、食後の様子をしっかり観察するようにします。
海苔アレルギーの症状は、
- 体を痒がる
- 湿疹
- 耳の中が赤くなる
- 目が充血している
- 下痢
- 嘔吐
などがあります。
また、最初は何ともないようにみえて、食べさせていく中である日突然、海苔アレルギーになるということもあります。
ずっと何ともなかったからと安心せず、犬の食後は何もなく大丈夫かどうか、チェックするようにしましょう。
さいごに
海苔は犬の食生活の中で、必ず取り入れなければならない食材ではありませんが、犬が好んで食べ、アレルギー反応もないようであれば、時々少量あげることで、犬の食事に変化をつけることができ、犬の食生活もバリエーションが増え、豊かな楽しい食事になるのではないでしょうか。