Contents
ただし、チワワの垂れ耳矯正には3つ注意があります。
1.耳の中に貼ったテープは剥がれやすい
チワワの耳の内側は、触ってみるとわかりますが、結構湿っているというか、脂っぽいのです。
そのため、サージカルテープを貼っても長時間は持たず、気づくと剥がれていることがあります。
まめにチェックをし、剥がれていたら頻繁に貼り直すようにします。
2.チワワが大変嫌がる場合がある
耳周りに何かを貼られて、ほとんどのチワワは嫌がります。
それでも次第に慣れて、何ともなく過ごせるチワワもいますが、そうではなく、とにかくストレスで取りたがるチワワもいます。
後者の場合、貼る度にストレスが溜まってしまっては、本来の目的を達成する前に、チワワが精神的に参ってしまいます。
特に、矯正をする時期である子犬期は、人との信頼関係構築にも大変重要な時期でもあります。
万が一、慣れることなく嫌がり続けるのであれば、継続は難しいかもしれません。
3.皮膚が敏感な個体だとかぶれることがある
サージカルテープを使用する際には、テープを使わない日を設け、皮膚に負担がかからないように実践しますが、やはり、皮膚が弱いチワワの場合、テープ負けを起こし、皮膚が赤くなったり、最悪、かぶれてしまったりすることがあります。
どんなに矯正を嫌がらないチワワだったとしても、毎日皮膚の状態をチェックして行う必要があります。
チワワの片耳は立ったのに、片耳は垂れたまま。大丈夫?
答えは「問題ありません。大丈夫です」
たまに、片方の耳は立ってきたのに、片方の耳は垂れ耳のままと心配になることがあります。
これは、病気でも何でもない場合が多く、単純に片方の耳の軟骨が弱かったりすることが多いようです。
片方だけが垂れ耳である時期が、まだ成長期であるのなら、時間をズラして立つ可能性もあります。
または、片方だけ矯正を試みてみるのも方法ですね。
いずれにしろ、心配であれば1度獣医さんに診てもらうといいでしょう。
片方だけの垂れ耳チワワも可愛い個性の1つで、気になるのは最初だけ。
実際は両耳立ち耳や垂れ耳のチワワより可愛く見えることが多いのも事実ですよ!
垂れ耳チワワの耳掃除はどうする?
さて、立ち耳のチワワであれば、耳の中は通気性が良く、さほど耳の状態を心配することはありません。
垂れ耳の場合、どうしても耳が塞がれるので、特に湿度が上がる季節などでは、耳の中の状態を気にする必要があります。
とはいえ、チワワは耳の中に被毛が密集して生えるということがないので、耳の毛を抜く必要もなく、面倒なケアは必要ありません。
耳掃除も普段のブラッシングの時に状態をチェックし、だいたい1ヶ月に2回くらいケアする程度で問題ありません。
垂れ耳チワワの耳の中☆健康チェック
◆耳の中の臭い
耳の中がいつもと違い、発酵したような臭いがある時は、炎症を起こしている可能性があります。
◆耳垢の色や質感
通常、犬の耳垢は健康な場合それほど多くなく、粘り気もありません。
耳垢が赤茶色や黒っぽく、粘りがある耳垢の場合、細菌やマラセチアの感染を疑います。
◆耳の内側の皮膚の色
耳の中だけではなく、耳の内側の皮膚が赤くなっている場合、チワワが耳の炎症で痒くて掻いてしまい、炎症を起こしている可能性があります。
☆犬の耳の中の炎症は、早期の段階であれば比較的簡単に完治しますが、慢性化してしまうと完治に時間がかかります。
少しの変化ですぐ対応してあげるようにしましょう。
垂れ耳チワワの耳掃除方法
◆準備するもの
- コットン
- イヤークリーナー(必要に応じて)
◆基本の耳掃除方法
コットンにイヤークリーナーを含ませ、拭ける範囲の深さを綺麗にします。
◆汚れがひどい時の耳掃除方法
- イヤークリーナーを耳の中に数滴垂らします。
- 耳の付け根部分を優しく、何度か押してマッサージし、クリーナーをなじませるようにします。
- 軽く犬の耳に息を吹きかけ、犬にブルブルと耳を振ってもらいます。
- ブルブルすることで、外に出てきた汚れをコットンで拭き取ります。
◆注意事項
イヤークリーナーを直に耳に垂らす場合、全てのクリーナーが完全に外に出てくれない場合、クリーナーが耳の中に残り、逆にそれが原因で炎症を起こすこともあるので、綺麗に拭き取る自信がない場合は、コットンに含ませて拭く方法以外は、獣医さんやトリマーさんにお願いするようにしましょう。
この記事のまとめ
- 体重:1.5〜3kgの超小型犬
- 体に似合わず勇敢で献身的。賢く感受性が強い。怖がりで警戒心が強いのも特徴。
- シングルコートとダブルコートがあり。毛色は「ホワイト」「ブラック」「クリーム」「フォーン」「レッド」「チョコレート」「ブラック&タン」「パーティーからー」「トライカラー」「ブリンドル」など多数あり
- チワワの子犬時期はほとんどが垂れ耳
- 生後6ヶ月あたりに立ち耳になることが多い
- チワワが垂れ耳のままでも健康上の問題はなし
- チワワの垂れ耳は生後2〜3ヶ月成長期に、サージカルテープを用いて矯正できることもある
- チワワの垂れ耳矯正の注意:「テープが剥がれやすい」「チワワにとってストレスになることがある」「皮膚がかぶれることがある」
チワワの耳が立たない!垂れ耳のチワワに健康上問題はある? さいごに
チワワの子犬時代は、ほとんどの犬が垂れ耳です。
生後6ヶ月頃から立ち耳になる犬がほとんどですが、中には垂れ耳のままのチワワもいます。
しかし健康上は何も問題はありません。
矯正しようとしてストレスを与えてしまうよりは、そのままで過ごすのもいいのではないでしょうか。
垂れ耳だと蒸れやすくなるので、耳のお手入れだけは気をつけて行うようにしたいですね。
垂れ耳のチワワも可愛いものです。
コメントを残す