Contents
例え毎日ブラッシングをしていたとしても、耳の毛が毛玉になってしまうこともあります。
ブラシや櫛でほぐすことができれば良いのですが、なかなかほぐれないことがあります。
そんな場合は、やはりカットするしか方法がなくなってしまうという状況になることもあるでしょう。
特に耳の後ろの根元などに毛玉ができている場合には、自分でカットしようとしても難しい場合があります。
そして片側だけが毛玉になっている場合、左右のバランス良く両方の耳の毛をカットすることは、素人では難しいかもしれません。
ご自身でカットするのが難しい場合にはトリマーさんなどプロの手に任せると良いでしょう。
耳の中の毛の処理は?
一般的に、ペットサロンや動物病院で耳掃除をしてもらうと耳の中の毛も一緒に抜く処理が施されています。
チワワは、耳の中の毛がそれほど多い犬種ではありませんが、同様の処理が施されていることもあります。
これは、耳の中を清潔に保つ健康的観点や美容的観点から行われることです。
しかし、近年では「抜く」という処理によって逆に、菌が入ってしまい外耳炎を悪化させる可能性があることから獣医師の間でも賛否両論があるようです。
そこで、その問題の解決策として耳の中の毛を「カット」することが最も無難な選択となるでしょう。
「抜く」よりは効果が弱くなりますが、皮膚への刺激は少なく、清潔に保つことができるでしょう。
ただし、チワワの耳の中の毛量は個体によっても異なり、毛量の少ない子の場合には「抜く」「カットする」のいずれの処理も必要がないケースもあります。
そういった判断は、獣医師やトリマーさんから助言を得る方が安心できるでしょう。
自宅でできるチワワの耳のお手入れ方法
それでは、自宅でできるチワワの耳周りのお手入れ方法をご紹介します。
耳掃除から耳周りの毛のカット方法まで見ていきましょう。
耳の中の毛の処理方法
耳の中の毛がたくさん生えていると、蒸れやすくなり耳垢の原因になります。
耳の中の毛量には個体差もありますが、毛量が多いチワワの場合には、外耳炎などの疾患を予防するためにも、先が丸く短めのはさみでカットするか、鉗子で抜いて通気性を良くしてあげましょう。
耳掃除
チワワの耳は立ち耳なので、垂れ耳の犬種ほど汚れやすいということはありません。
しかし、決して全く汚れないというわけではないので、定期的に耳の中をのぞいて、耳垢が溜まっていないか、悪臭はないかなどをチェックしてあげましょう。
耳掃除の頻度は、多すぎても少なすぎても良くありません。
1週間に1回を目安に耳の中をチェックし、汚れていれば耳掃除をしてあげると良いでしょう。
だいたい月1回が目安となります。
ちなみに、耳掃除はスムースコート・ロングコートいずれのチワワにも必要なお手入れです。
◆耳掃除のやり方
チワワの耳掃除に必要なものは犬用の洗浄液(イヤークリーナー)とコットンです。
② 耳の根元のコリコリとした部分を親指と人差し指で軽く揉んで「クチュクチュ」音を立てながら2~3分マッサージする。
③ 手を離して、犬に体をブルブルさせることで、汚れと一緒に耳の中のクリーナーが出てきます。自分でブルブルしない場合には耳に息を吹きかけるとブルブルしてくれるでしょう。
④ 残りの汚れと耳の中に残っているイヤークリーナーをコットンで拭き取ってあげる。
耳周りの毛のカット
飾り毛が豊富なロングコートチワワの耳周りの毛は、トリミングバサミを使います。
カットするときのポイントは、きれいな三角形になるようカットするとチワワの立ち耳が整います。
おしゃれを楽しむなら耳周りの毛のカットは欠かせない!?
チワワのチャームポイントの1つでもある大きめの立ち耳は、カットスタイル次第でガラリと印象を変えることができます。
チワワの耳の毛を活かしたカットスタイルには以下のようなスタイルがあります。
◆サマーカット
全身を短く整え、耳の毛も耳成りに切りそろえる三角耳のカットスタイルです。
ロングコートチワワをスムースコートチワワのように短くカットする定番のカットスタイルとなります。
豆しば風カットと言われることもあり、豆しばのようなあどけなさと凛々しさを合わせ持った印象を作り出すことができます。
◆ミッキーマウス風カット
顔や胸元の毛、さらに耳の毛を丸く切りそろえることで、ミッキーマウスのように見せるカットスタイルです。
大きな立ち耳だからこそできるカットスタイルとなります。
◆耳の毛を活かしたカットスタイルも
耳の飾り毛を活かしたカットもロングコートチワワならではの人気スタイルです。
耳周りをふわふわさせることで、ゆるふわな印象に。
同じく飾り毛が豊富で大きな立ち耳が特徴的なパピヨン風カットと呼ばれることもあるようです。
この記事のまとめ
- スムースもロングコートチワワもトリミング犬種ではない。
- ロングコートチワワは、衛生面や暑さ対策、見た目を可愛く整えてもらうためなどを目的にトリミングすることも
- カットすることによって元の毛質・長さに戻らないこともあるため注意
- チワワの耳の毛をカットすべき理由は、「耳の毛は毛玉になりやすい」「耳の病気の予防として」
- 耳の中の毛量が多いチワワは、耳の中の毛も処理しましょう
- チワワは耳の毛はおしゃれポイントにも
チワワの耳の毛はカットするべき? さいごに
スムースコートチワワはさておき、ロングコートチワワの耳の毛はカットした方が良いと紹介してきました。
ただしチワワの毛をカットする上で注意したいのは、毛が伸びなくなったり毛質が変わってしまう可能性があるということです。
時には、自分で無理に判断せず、獣医師やトリマーさんに相談しながら、耳周りの毛を衛生的に、そして可愛くカットしてあげましょう。
コメントを残す